
フィンランド軍のBf109G-6を作ります。

そのフィンランド軍仕様にするためのマーキングから今回は始めよう。
マーキング


コクピット組み立て時に一度お見せしましたが、付属マーキングはこんな感じです。
実際は下段32番の計器板は使用済みです。

ドイツ軍機の鉤十字と似たような形が原因なのか、休戦以前のフィンランド軍機の国籍マーク、ハカリスティ(青い鉤十字)は端っこに印刷されている。
代替品の青い十字もあるが、筆者は勿論鉤十字を使う。


相変わらずBf109は細かい注意書きが多いですね。
一度に貼ろうとすると半乾きの貼り付け済みマークに触れてぐしゃぐしゃになる事故が発生することがあるので注意です。

アホな筆者が早速国籍マークを破いてしまっている。
ここは後で誤魔化す。

そしてさりげなく写るモンエナが。

甘さ控えめのゼロだね。
アクシデントその1 やっぱり後からつけるべきだったパーツ


主翼下面の国籍マーク、主翼につくフック状のパーツの下に来るように貼り付けるようです。
無理やり貼り付けると間違いなくマークが歪むので、ここは一旦パーツを外してマーク貼り付け後再度接着します。
アクシデントその2 紛失するマーキング

アホな筆者が胴体に貼る476の数字が書かれたマークを切り取った後紛失した。
探してもないのでここはタミヤエナメルのフラットホワイトで手書き。

プロペラ先端の黄色い警告色も貼り付けた後紛失しました。
ここもRLM04イエローで手書きになります。
マーキング終了


そんなこんなでなんとかマーキングは終了です。
一気にフィンランド軍機になりました。
いつものウェザリング


代わり映えのないスミ入れはいつものタミヤ製塗料を使っています。
パーツがバラバラですね。

ガンプラだとエナメル塗料で部品にヒビが入ったりするけど、スケールモデルだと接着面が外れることが多数あるね。
このキット、モールドが薄めでそのままだとスミ入れが入りにくい。
気になる人はあらかじめ掘りなおしたほうがよさそうだね。

ものぐさな筆者は基本的に放置してしまいますが。


お次は剥げチョロ。
先ほどの破れた国籍マークもこれでごまかします。


そして排気管汚れ。
クレオスのウェザリングカラーを使ってこの排気管が……。


こうなります。
消えた尾輪を調達せよ

んでヴァルダ殿。
アホな筆者が紛失した尾輪がまだ出てこないのですが。

こうなったら奥の手だ。


これは……。

筆者の放置品から掘り出してきた。


このコンボキット、筆者が以前製作していて一機は完成したのだけれどももう一機は途中で機首上部を紛失してしまいそれっきりになっていた。
どうせこちらはしばらく進みそうにないので、このBf109から尾輪を移植することにする。

よりによってこの機体はフィンランド軍のトップエース、ユーティライネンの搭乗機じゃないですか。


移植完了。
筆者の放置品にはこのように部品紛失でストップしたキットが多数ある。
一度部屋の片付けを行ったほうが良さそうだね。


最終的にこんな感じに。
このまま最後の工程に入りましょう。
……ここでもエナジーですか。

白い缶はウルトラ。ゼロほどではないけど甘さと炭酸控えめの味が特徴だね。
つやを消して完成へ


つやを消して……

今回は何事もなかったようだね。


何事もなくつや消しが終わりました。
あとは風防のマスキングをはがして完成です。

以下、ギャラリー。

フィンランド軍ではメッサーシュミットをメルスと呼んでいたようです。
メッサーシュミット三部作、せっかくなので先行した他社製品と並べてみましょう。


左からドイツ軍(タミヤ製)
イタリア軍(ファインモールド製)
フィンランド軍(ハセガワ製)

正面から。順にタミヤ、ファインモールド、ハセガワです。
ここからではあまり違いがわかりませんね。

ところがひっくり返してみると違いが出てくる。

やはりハセガワ製はこの中では一番の古株だからか、主脚格納庫などやや物足りないところがありますね。

ただ部品点数が少ないしパーツの合いも悪くない。
さくさく作れる楽しいキットではあるんだ。
定番商品ではないものの、このようにデカールを買えて発売されたり、数年前の製品が中古品店に流れてきたりしている。
この記事を書いている今はこんなご時勢だから難しいけど、機会があったら是非とも手にとってみて欲しい。


これでメッサーシュミット三部作、完結です。
最後に三機で一枚。
余談 つや消しで白くなってしまった部分を修正する


今回つや消しクリアーを吹く機会がありました。
ついでなので最後のつや消しで失敗してしまったファインモールド製メッサーを修正しましょう。

用意するのは艶ありのクリアーとつや消しのクリアー。
筆者は手元にあった上の画像のものを使用。


まずは作業前の白化した部分をお見せしましょう。


工程としてはまずつやありのクリアーを吹き付ける。
この時点で、白化は消えているね。

つや消しの構造は凹凸のある粒子で光を乱反射させているというものです。
つやありの塗料でその凹凸を埋めて平坦にしてやっているということです。

今回水性のつや消しの上からラッカー系のつやありを吹いたから単純に水性が溶けているだけかもしれないけど。


後はつや消しを吹きなおすだけです。
これで完了です。
余談2 筆者の保有するBf109をお披露目

ところでヴァルダ殿、筆者はいままでハセガワ製Bf109を多数組んできたようですが、本当なのでしょうか。

ちょうどいいところに来た。
筆者が珍しく奥底にしまっちゃうおじさんしていた過去作品をみせてくれるようだよ。


なにやらたくさん……


ざっとこんなかんじかな。
筆者が「完成させたはずのエレールのB型が見つからない」とか騒いでいたけど。

G型だけでなくE型も混ざっていますね。


これが今回製作したフィンランド軍使用同様ハセガワ製のG型たちですね。

奥の右から二番目のが先ほど部品取りになったメッサーの片割れだね。


ちなみに筆者が始めて作ったメッサーはタミヤ製のE-3型。
直線的な形状と塗り分けが特徴的だ。
アンテナ線を紛失したらしく、なぜか零戦の余りのアンテナ線を装備しているけど。

こんなにたくさん作るなんて、筆者はそんなにメッサーがすきなんですかね?


いや、一番好きな航空機はユンカースJu-87 スツーカとのこと。
ただこちらは窓枠の多い風防、複雑なスプリッター迷彩が原因でメッサーほどは完成していない。


二機種を合わせると……。

このほかにもMe-262やFw-190がいくつか完成している。
積みを全て完成させれば更に戦力が増強される。

北の将軍様もびっくりの戦力を保有しているんですな。

1/72スケールの航空機は種類が多く、大きさと値段が手ごろなためこのようにコレクションに向いている。
長々と話していたけど、今回はここまでにしよう。