
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回はタミヤから発売されていた、フィンランド軍のBT-42突撃砲が完成しました。
今回は何を作りましょうか。

筆者が作りかけで放置していた、戦闘機を作ろうと思う。


今回のお題 ファインモールド 艦上戦闘機烈風一一型


今回作るのはこちら。
ファインモールド社より
烈風一一型
だ。

試作で終わった零戦の後継機ですな。

ヨドバシの値札がついているね。

今回のキットは新品だ。
ちなみにこのキットの品番はFP18。
現在はマーキングを追加した改訂版FP35として出ている。
アホな筆者がもたもたしているうちに改訂してしまった。
烈風一一型とは?

前述の通り、この飛行機はかの有名なゼロ戦こと零式艦上戦闘機の後継として開発された大日本帝国海軍の戦闘機だ。
当初は十七試艦上戦闘機という名前が付いている。
開発は零戦と同じく三菱。

ゼロ戦はもはや説明不要の戦闘機だね。

烈風は当初誉エンジン(陸軍呼称ハ45)を搭載していた。
このエンジンは小型で軽量、出力2000馬力と申し分ない性能を持っていた。
ところが小型な分精密なため、戦況が悪化すると部品の品質低下の影響をモロにうけてしまい、本来の性能よりも大幅に落ちていた。

品質低下……
鉄が足りないから鍋や釜を溶かして再利用していたってやつだっけ。
工場に女学生を動員したりとか。

誉エンジン(ハ45)の搭載機は
海軍が紫電改、彩雲、流星、銀河など。
陸軍は四式戦疾風ですな。

当初海軍は試製烈風の性能に関して、機体設計に問題があると考えていた。
対する三菱は、エンジンのほうに問題があると考えていた。
んで調べた結果、上記のように誉エンジンに問題があった。
そこで三菱が自社で開発した、MK9Aエンジンに換装して試験を行う。
このMK9Aエンジンを搭載したのが、今回作る烈風一一型だ。

厳密に言うとエンジンのほかにも、垂直尾翼にも変更をくわえているようですね。

昭和19年(1944年)10月13日よりテスト飛行。
昭和20年6月に正式採用される。
ところが昭和19年12月7日の東南海大地震や米軍の空襲の影響で生産作業がなかなか進まず、結局量産機は1機も完成しなかった。

あらら。

事実上、紫電改が零戦の後を継いでいた感じでしたな。
キットの中身を確認しよう


こちらがキットの中身。
筆者が作りかけで放置していたので、一部組み立てと塗装が済んでいる。

途中まで進めたものの、別のキットに夢中になって忘れ去られてしまったようですね。
こういうのを筆者は製作スケジュールのクレバスに転落したと表現しています。
記憶をたどりつつコクピットを組み立てる


とりあえず作業をしていく。
合わせ目は主翼や増槽に出来るが、既に接着済みだ。
塗装途中のコクピットを組み立てていく。

コクピット内部は三菱系のコクピット色だね。


説明書の指示通り、塗り分けていく。
計器部分はデカールを貼り付ける。

ちなみにこのキット、操縦席は胴体の下から取り付けます。
先に胴体の合わせ目接着を行っても問題ないようですね。


後はスミ入れとドライブラシ。
白でドライブラシを行ったけど、内部は緑系だったので明灰緑色辺りでやるべきだったかもね。
今回の戦果

後はコクピットを組み込んで、主翼と胴体を接着して感想待ち。
微妙に出来た隙間はラッカーパテやプラ板で埋める。

途中まで出来ていたので、あっという間ですな。

今回はここまで。
続きは次回にしよう。

次回も、お楽しみに!
この記事で作っているキットの改訂版