フジミ模型より発売されています、シャークマウスのスツーカを作っていきましょう。
前回は箱なし中古品の袋を開けた。
今回は組み立て開始。
主翼に手を加えつつ、胴体を組んでいこう。
久々のJu87スツーカ。
筆者の在庫には結構あるんだよね。
ズベズダにイタレリ、エアフィックスと各メーカー揃っていますな。
筆者のお気に入り航空機だけど、細い部品とスプリッター迷彩がちょっと手間なんだ。
とりあえずそんな在庫を少しずつ切り崩していこう。
それでは作戦を開始する。
主翼の穴あけ
まずは主翼から。
このキットは装備の違いから、3パターンが選択できます。
それぞれ
- 500kg爆弾×1
- 250kg爆弾×1、50kg爆弾×4
- 250kg爆弾×1、増槽×2
ですな。
それとダイブブレーキやピトー管の穴が3種類共通です。
増槽はこのキットにはマークが収録されていないR型で使うので候補からは除外。
今回は標準的な250kg爆弾×1、50kg爆弾×4の組み合わせにする。
主翼自体はD型やG型と共通で、それら用の装備の凹みもある。
間違えて穴を開けないように注意しよう。
基本的に凹みの通り穴あけをすればいいんだけど……
50kg爆弾のものはラック部分の取り付けピン幅が狭い。
なので気持ち小さめに穴を開けて、現物合わせにするといいだろう。
四角い穴は小さめのピンバイスで穴だらけにしてから、デザインナイフ類で整えているよ。
50kg爆弾の穴用に0.5mm径。
ダイブブレーキとか用には1.0mm径がいいかな。
穴あけが済みましたら上下を貼り合わせ。
合わせ目消しの準備です。
ついでに真っ二つな250kg爆弾も接着ですな。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
主脚の接着
スツーカの特徴でもある固定脚。
タイヤ部分が別パーツになっているので、これを先に整形してから挟み込みましょう。
今回の機体では飛び出たサイレン用プロペラ台座を削る必要がある。
ただこれは現時点では残しておく。
というか、このパーツは今回使わない可能性が高いね。
なんかあったのかな?
諸事情で在庫品と交換予定だ。
これは後に詳しく話すことになるだろう。
コクピットの組み立て
続いてコクピット。
スツーカは2人乗りなので、座席は2つです。
大元のキットが80年代発売の一昔前のものなので、シンプルな内容ですな。
比較的目立つ位置に深い押し出しピン跡が多数ある。
時間が惜しいので今回は
「タミヤのイージーサンディング+ウェーブの瞬間接着剤硬化促進スプレー」
を使う。
これで瞬間接着剤類が一瞬で硬化する。
そんな便利なものがあるなら普段から使えばいいのに。
確かにすぐ硬化するんだけど
- パリパリした質感になりやや切削しにくい
- 発砲して気泡だらけになり、1回ではうまく埋まらない
といった難点があってね。
筆者は基本的に急いでいるとき以外はあまり使わないんだ。
筆者のやり方が悪いだけなんじゃないの?
とりあえず大まかに凹みを埋めた後は溶きパテを塗って埋めておきましょう。
コクピットの塗装
組み終わったらコクピット内の塗装だね。
指示だとRLM66ブラックグレーで塗るみたいだけど……
筆者は水性アクリジョンのRLM02グレーで塗っているという。
スツーカの機内色は同じ形式でも、キットによって02グレーと66ブラックグレーのものがごっちゃですな。
筆者は昔はすべて66ブラックグレーで塗っていたのですが……
現在はBf109と同じで
「前期生産のものは02グレーだったのでは?」
と勝手に解釈しているようです。
基本的には隠ぺい力を考えると66ブラックグレーのほうが塗りやすいんだけどね。
ちなみに今回のキットで指定されている水性ホビーカラーに当該色がないからか、説明書では混色指示が出ている。
RLM75グレーバイオレットとつや消しブラックを80%+20%で混ぜるとできるようだ。
その後は操縦桿周りを塗り分けたり、計器のデカールを貼り付け。
デカールが崩れかかったので、本体のマーキング前にデカール台紙をクリアーコートしておきたいところですな。
内部は適当にスミ入れやドライブラシ。
ディティールが少なくて平坦だから、効果は微妙だけど。
今回の戦果
とりあえずコクピットを組み込み、胴体左右を貼り合わせ。
そのまま主翼も取り付けてしまおう。
一旦乾燥待ちですな。
今回はここで中断。
もうひとつ合わせ目処理が必要なパーツとして機首がある。
加工箇所が多くなるので、これは次回以降紹介予定だ。
続きは次回!