フジミ模型より発売されています、シャークマウスマークの入ったスツーカを作っていきましょう。
前回は胴体や主翼を組んだ。
今回は少し加工の必要な機首を中心に組んでみよう。
なんか説明書にいろいろ書いてあったやつだね。
筆者はここの開設以前に一度組んだことがあるので、大丈夫だとは思いますが。
かなり前だから全然覚えていないみたいだけどね。
それでは作戦を再開する。
プロペラを削って幅狭にする
さてさて、早速面倒そうな指示が。
このキットに付属するのは幅の広いプロペラ。
ただそれはB-2型以降のものです。
B-1型以前は幅の狭いプロペラを使用していました。
そちらを再現する場合、自分で削って加工する必要があります。
原寸大……とはいっても実際にパーツと比較するとだいぶ大きさが異なるような。
とにかく左右から削り込めばいいんだよね?
幸い今の筆者の手元にはもっといい資料がある。
今回はこちらを参考にしよう。
これは……。
筆者の積みにあるエアフィックス製のJu87B-1型ですな。
筆者の手持ちは初版の2015年辺りに発売されたもの。
これを元にデカール換えを行った2021年版には、フジミのものと同じシャークマウスのマークがセットされているようです。
エアフィックスは随分昔にも古い金型でスツーカを発売していたみたいだけど、2015年頃に新金型でB-1型を発売。
更にそれを元にB-2型も発売した。
なのでB-1型の部品が無加工で付属するんだ。
フジミ製品はD型やG型と金型共用をしたからか、幅の狭いプロペラが用意できなかったのだろう。
筆者はどちらも積んでいますな。
フジミ製品に続いて紹介したいところですが……。
というか先ほど軽く触れたエアフィックス旧版も作りかけで放置している。
いつになったら復活するのか……。
在庫の話は置いといて……
筆者の削ったプロペラを、エアフィックスのB-1型プロペラと比較してみよう。
それらしくなったかな?
先端部分が少し細くなりすぎたようにも感じますが、まあ良しとしましょう。
説明書の原寸図と比較するとこんな感じ。
原寸図自体が少し大きめに描かれているので、あまり参考にならないが……。
3枚全てのプロペラを加工するとこんな感じに。
この状態だと日本機のパーツっぽいですな。
1枚だけ加工したときは心配だったけど、3枚揃うとなんかそれらしく見えてきたね。
機首の組み立て
ここから機首全体の組み立てになります。
B型特有の無骨な外装が特徴的ですな。
もちろん、D型やG型とは異なるパーツです。
とりあえず真っ二つな機首下部を接着して合わせ目消し準備。
ここで加工するポイントは機首の後方下部にあるカウルフラップ。
キットでは細かいモールドになっているけど、B-1型ではこれが装備されていない。
なので説明書の指示通り埋めてしまおう。
今回はタミヤのイージーサンディングを使用している。
どうも全てのB-1型がカウルフラップ未装備でなかったという説もあるようですが……
それと排気管ですな。
B-1型は横を向いた単排気管。
B-2型は後ろを向いた推進式排気管です。
この部分はそれぞれのパーツが付属するので、B-1型用の部品を使いましょう。
合わせ目を消し、カウルフラップのモールドも埋めた状態がこんな感じに。
フラップ部分はイージーサンディングのほか、溶きパテも使っています。
排気管はなんか単なるポチポチで実感がないね。
0.5mmのピンバイスで凹みをつけておくよ。
機首を胴体と合わせる
機首が組み立て完了したので、胴体&主翼と合わせてしまいましょう。
前回の合わせ目接着箇所を削って整えつつ……。
……このキット、全体は凹モールドなのに主翼の先端部分だけ凸モールドだね。
フジミのJu87は
- B/R型
- B型(シャークマウス。今作っているのはこれ)
- D-1/D-3/D-7型
- D-5/D-8型
- G-1型
- G-2型
が発売されている。
このうちD-5/D-8型とG-2型は、延長された主翼を持った機体なんだ。
もちろんキットでも形状が異なるんだけど、ランナーのパーツ配置なんかは変わらない。
丸ごと別パーツじゃなくて、先端の形が違う部分だけそれぞれ継ぎ足しているのかな?
筆者は基本的に凸モールドの彫り直しはしないのですが……
今回のものは非常に単純な部分なので、サクッと彫り直ししてしまいましょう。
とりあえず整形を済ませてこんな感じに。
これで後は合わせるだけだね。
機首と胴体の間に、画像中央に写っている15番パーツを取り付けます。
この段階で一緒に接着してしまいましょう。
今回の戦果
機首が合わさってようやく飛行機らしくなってきたね。
プロペラの加工などで時間を食ったため、今回はここまで。
次回は残りの部品を取り付けていこう。
続きは次回!