
筆者が組み掛けで放置していたフジミの彗星艦爆を作っていきましょう。

前回は部品の確認を行った。
今回は作業開始だ。
コクピット内部を組み立てていこう。

しかし筆者は変な状態でよく放置するような。

- 同じ色をついで塗りするため複数個の模型を同時に塗装
- 途中で気が変わって後続のキットは塗っただけで放置
- そのまま数年単位で放置して現在に至る
というものが多数。

筆者の部屋を掘り返せばこういうのがいくらでも出てくるんだ。
それでは完成を目指して作戦を開始しよう。
最初に合わせ目部分を貼り合わせ

筆者はすでに接着済みですが、念のため紹介。
先に乾燥時間が欲しいので合わせ目部分を貼り合わせてしまいましょう。
- 主翼
- 増槽
- 機首
ですな。

主翼は下に増槽と爆弾を装備するための穴あけが必要だ。
貼り合わせる前にピンバイスで開口しておこう。
とりあえず1.0mm径で開けておけば大丈夫だろう。
コクピットの組み立て

筆者が組みにしていたコクピット。
座席は床板と一体成型。
計器板部分と操縦桿が別パーツ。
合計3パーツで構成されていますな。

人によっては少し物足りないように感じるかもしれない。
塗装は計器板がシルバー。
それ以外の内部は青竹色の指示が出ている。
ここは指示とは別の色で塗りなおす予定だ。

過去の筆者は何故か中島系のコクピット色で塗っていたみたいだけど。

コクピット側壁部分は押し出しピン跡が見えます。
浅いものなので、彫刻刀の平刃や紙ヤスリで削ってしまいましょう。

一昔前の製品だけあって、ここもかなり簡素な出来だね。
コクピット内を塗る

ここで塗装を行う。
先ほども述べた通り、キットの指定は青竹色。
ただ最近のものを調べたところ暗緑色塗装の例があったので……
今回は暗緑色(中島系)で塗ってしまう。

なんか新鮮。
この色は基本的に外装の色のイメージだから……。

単に青竹色が塗りにくいので、筆者はなるべくその色の塗装を避けたがっているようですな。

塗料の青竹色はシルバーにクリアーの青緑が混ざったような感じの製品だ。
先にシルバーを塗っておくと塗りやすい気がする。

というか以前の天山も内部が青竹色指定だったよね。


どうも一昔前の製品はコクピット色を青竹色指定にするものが多いようだ。

その後は軽くウェザリング。
- タミヤのスミ入れ用ブラックでスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
ですな。

計器のデカールは無いけど、モールドはあるね。
ここは白に近い色でドライブラシするとそれらしく……。


主翼パーツの底部には爆弾投下用の覗き窓がある。
ここは内部からクリアーパーツを接着する。
忘れずにくっつけておこう。
接着にはいつものセメダインだ。

コクピットの人が乗る区画は緑色ですが、この底面とかは青竹色で塗り分けてもよかったかもしれませんね。
タミヤの零戦も、人が乗る区画のみ緑色で、それ以外の場所は青竹色や銀色でしたし。


そういえば彗星って艦爆だけど、胴体下には爆弾がないね。

彗星はこの覗き窓を取り付けた部分付近に爆弾倉を持ち、爆弾はその中に内装されています。
キットでは内部の再現は特にされておらず、爆弾倉の扉は閉じた状態のみとなっています。

ここもガワだけってことかぁ。

爆弾倉があると爆弾を外付けしないので空気抵抗を抑えられるメリットがある。
反対に爆弾倉内に爆弾を収めないといけないので、構造が複雑化したり搭載武装が限られるなどといった欠点もあるね。
今回の戦果

後はコクピットを胴体左右で挟み込んで接着。
ついでに主翼も合わせてしまう。
ズレないように注意だ。

特に複座以上の機体の場合、搭乗員区画の仕切り部分がズレやすいので注意ですな。
筆者は素人自体
- ズレて接着
- 搭乗員区画の仕切り部分に変な段差ができる
- 後の作業で上手く整形できず遺棄
といったことを何度もやったそうなので。

主翼と胴体の合いはあんまり良くないかな。
そのままだと浮きそうになるから、クリップとかで抑えながら……。

場合によっては内部を少し削ったほうがいいかもしれない。
今回は乾燥待ちも兼ねてここで中断。
次回は一気に残りの部分を組み上げてしまう予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているものの改訂版