フジミ模型の彗星艦爆を進めていきます。
前回は組み立て作業を終えた。
今回は塗装とマーキングをおこなう。
組み立ては少しだけ難しかったけど、ここから先はいつものパターン。
特に問題もなく……。
ところがそういうわけにもいかず……。
詳しくは後述だ。
それでは作業を再開する。
塗装図の確認
塗装図を確認。
本キットに収録されているのは4種類です。
どれもスピナーの塗り分けとマーキングが違うだけで、塗装自体はほぼ同じだね。
筆者は今回3番の第501海軍航空隊所属機で作るようです。
どうも
「プロペラの塗り分けが一番簡単そうだったから」
というのが理由だそうですが。
下地を作る
手始めに下塗りを。
- 風防→Mr.カラーの暗緑色(中島系)
- 全体→Mr.サーフェイサー1000番
と塗っていきます。
艦爆型の彗星は望遠鏡状の照準器を風防前に装備している。
キットではここが穴になっているので、爪楊枝を差し込んで中に塗料が吹き込まないようにしながら作業していく。
照準器が見当たらないけど?
後で取り付ける。
本体色の塗装
続いて下面やその他細かい部分の色を。
- 下面→Mr.カラーの明灰白色(三菱系)
- プロペラ本体・スピナー→Mr.カラーの赤褐色
- 爆弾・主脚→Mr.カラーGXのウイノーブラック
ですな。
あれ、主脚格納庫内は青竹色じゃないの?
キットの指定ではそうですが……
どうも近年の製品では下面色ままのものもあるそうです。
なのでそちらに合わせた形に。
単純に筆者が楽をしたいから、塗り分け不要のパターンを真似したというのもあるけどね。
上面の波模様を塗り分ける
彗星艦爆の特徴ともいえる波模様の塗り分け。
ここは一旦筆を使って塗り分けてみます。
- 鉛筆で下書きをする
- それに合わせて筆で境界線を塗る
といった感じのパターンだ。
以前九六陸攻の迷彩を同じような方法で塗り分けたね。
境界線を引けましたら、ある程度内側まで塗ってしまいます。
使用色はMr.カラーの暗緑色(三菱系)だね。
海軍機ではお馴染みの色だけど、ここではあまり出番がないような。
三菱の海軍機といえば零戦ですが、ここで今まで作ったのは中島製のものでしたからね。
境界線付近を塗ったら、後はエアブラシにバトンタッチ。
広い面をこれで塗ってしまう。
主翼の付け根などは一時的にマスキングテープで土手を作ります。
せっかく塗り分けた部分に吹き込まないよう……。
塗り分け終了後はこんな感じに。
胴体側面は境界線をはみ出て、少しエアブラシの緑色が吹きこぼれている。
今回はこのまま進んでしまおう。
もう少し筆塗りする面積を広くしたほうが良かったかな?
デカールを貼り付ける
付属のデカールはこちら。
「スペシャルマーキング」の商品名通り、豊富なマーキングが特徴的です。
いい感じのデカールだね。
ところがご覧の有様に。
何があったの?
このキット新品で購入したよね。
新品だね。
……購入したのは10年近く前だけど。
長年放置したからでしょうか。
大きいマークが台紙からなかなか剥がれず、剥がそうとしたらこんな形に。
所属番号など、代えが聞かないマークが無事だったのが不幸中の幸いです。
んでどうするの?
主翼の識別帯は塗装で再現します。
黄色系の色をそのまま塗ると上手く発色しないので、先に白で下地を。
ガイアノーツのサーフェイサー、エヴォホワイトを薄く塗りましょう。
今回の識別帯はモールド部分に沿った形となっている。
マスキングなしのフリーハンドでも塗り分けは容易だ。
ここで本命の黄色を。
実際の識別帯は黄橙色ですが……
尾翼の機番の黄色味が強く、黄橙色とは少し色味が違います。
ここは水性ホビーカラーのイエローを使って合わせることに。
黄色はなかなか発色しないのでついつい厚塗りしたくなる。
下地の白同様、薄く塗り重ねていこう。
今回の戦果
日の丸は以前コルセアでも使ったTechmod社の日の丸マークを使用。
こちらは数ヶ月前に購入したばかりのものなので、問題なく使えますな。
何とか切り抜けられたかな?
余計な作業で時間を食ってしまったので今回はここまで。
次回はウェザリングを施し完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキットの改訂版