プラッツのサイバーホビーOEM、黒森峰のIII号戦車を作っていきましょう。
前回はパーツ紹介をした。
今回は組み立て開始。
砲塔を先に組んでしまおう。
ドラゴン・サイバーホビーのIII号戦車は以前に……。
ここの開設以前にも筆者が作ったことがありますな。
ここでは3年前にM型を作っています。
シュルツェン周りの有無など異なりますが、基本的な部品構成は同じですね。
そちらも参考にしていただければ幸いですな。
それでは作戦を開始する。
キューポラの組み立て
手始めにキューポラ。
大元のドラゴンキット同様、細かく分割されています。
元のキット同様、キューポラ側面のバイザー部分は開閉状態両方が付属する。
ただ劇中車は開いた状態なので、このキットでは閉めた状態は余剰パーツ扱いされている。
とりあえず開いた状態で組んでみよう。
組み立てるとこんな感じ。
粘りのあるプラ質だから、ハッチも無改造で開閉できるね。
バイザーの防弾ガラス部分は余剰パーツとなっています。
キットには付属するので、気になる人は取り付けてもいいでしょう。
とりあえず今回はこのままで。
主砲の組み立て
続いて主砲部分。
筆者がある程度組み立て済みですな。
当初J型は前身のH型同様、42口径の50mm砲を装備していた。
総統閣下の要望で、途中からより砲身の長い60口径の50mm砲に変更されたけどね。
黒森峰のJ型は長砲身の50mm砲を装備している。
余談だけど、実際のドイツ軍では後に長砲身のJ型はL型へと編入する通達が出されたようだ。
砲塔前面パーツは表面に押し出しピン跡が多数存在する。
防盾では隠し切れないので、パテを盛って均しておこう。
ドラゴン系列の製品は押し出しピン跡が少ないと思いきや、目立つところに……。
組み立てるとこんな感じに。
砲塔後部の雑具箱もここで組んでしまおう。
箱組みで各パーツ部分の合わせ目には微妙に隙間ができるので、これもパテ埋めだ。
砲塔外装の組み立て
続いて砲塔外装。
ここもやや細かめな分割となっていますな。
その分シャープな部品なんだけどね。
順番に貼り付けていきます。
この辺りから似たような異なる形のパーツが増えてきます。
筆者は見せるために一度部品をすべて切り出して並べていますが……
これは作業時にごっちゃになるのであまりおススメできませんな。
似たようなパーツは片方を整形・接着してからもう片方のパーツを切り出そう!
砲塔側面のバイザー部分に関して一つ訂正。
キットではG1、G21番パーツを使うように指示されている。
しかしここは余剰品指定されているG22番パーツ2つを使おう。
何だろう?
というのもここのバイザー部分、指定のパーツだとバイザーの溝がなかったり、片側に寄っている。
しかし黒森峰所属車はバイザーの溝が中央に施されている。
なので溝が中央にあるG22番パーツを使うと近くなる。
筆者もたまたまこれを見つけて、慌ててパーツをはずしたようですな。
そういえばバイザーの隣に長方形の謎ディティールがあるけど……
これは後で手を加える。
先に砲塔を形にしてしまおう。
これで外装パーツは大体そろいましたな。
砲塔下部と合わせて形にしてしまいましょう。
下部パーツは押し出しピン跡がたくさん。
見えるわけではないから、とりあえず出っ張っている部分だけでも切り取るよ。
合わせるとこんな感じに。
形になってきましたな。
後は細かいパーツだけ……。
細かいパーツを切り出し。
ここも似たような外見で形の異なる部品がいくつかありますな。
砲塔側面の前方に取り付けられた吊り下げ用のフック。
これは本当に米粒大の大きさだね。
2パーツ構成な分、タミヤ製品みたいに板状の省略形態になっていないのがいいけど。
今回の戦果
細かい部品を取り付けます。
これで砲塔は組み立て完了ですな。
思ったより時間がかからなかったのは気のせいかな?
このキットは初心者向けを意識したのか、砲塔内部など外から見えないところに配置された部品は極力省略するようになっていますな。
ただし内部パーツ自体は組み立て指示が省略されているだけで、部品は付属する。
ガルパンは性質上フィギュアを乗せて楽しむ人もいるので、その辺りこだわる人は自分で取り付けてもいいだろう。
画像の説明書はここの開設以前に筆者が組み立てた、通常版のIII号戦車J型のキットですな。
今回の黒森峰版の元になったキットです。
同じランナーに短砲身の42口径50mm砲も入っているので、オリジナルで短砲身J型の黒森峰所属車として組み立てることも可能だ。
今回はここまで。
次回は車体の組み立てになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット