プラッツより発売されています、黒森峰のIII号戦車を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを行い、ようやく黒森峰所属車らしい感じになってきた。
今回はウェザリングをして完成に持ち込もう。
7月最初の完成品。
……と思いきや、先月時点で完成していたんだよね。
そうなりますな。
今月はどのくらい完成するのか。
とりあえず、III号の行く末を確かめよう。
エナメル塗料を使ったウェザリング
手始めにエナメル塗料を使ったウェザリング。
- スミ入れ兼ウォッシング
- ドライブラシ
- オイル染み
などなど。
過去記事で語ったものを施していますな。
スミ入れ兼ウォッシングは
- モールド部分→タミヤエナメルのフラットブラウン
- 平面→ガイアノーツの埃色
だね。
それ以外は過去記事と同じ塗料を使っているよ。
クレオス製品でのウェザリング
続いてクレオス製品を使ったウェザリング
- チッピング
- 雨だれ
- 錆び汚れ
などなど。
基本的にはこまめに整備されているイメージがあるので控えめ。
ただマフラーの錆びはいつもどおりオーバーに表現している。
ここは整備してもすぐ錆びが浮きそうな印象があったのでね。
足周りのウェザリング
続いて足周り。
まずはウェザリングカラーのサンディウォッシュでウォッシングですな。
乾いた砂感といいますか。
ここも基本的には過去記事と同じ方法でウェザリング。
整地を走っていたイメージがあるので、履帯はクロームシルバーのドライブラシを強めに施している。
可動履帯は極小パーツの塊です。
あまり溶剤成分に浸さないほうがいいですな。
濃い目のウェザリングカラーを叩くようにして塗り、薄い塗料は極力染みこませないようにします。
最終仕上げ
控えめのウェザリングにするので、この辺りで切り上げ。
つや消しクリアーを吹き付けて仕上げに入ってしまいましょう。
つや消し後は最終組み立て。
まずは接着していなかった戦闘室を一度取り外し、内部から操縦手バイザーに防弾ガラスパーツをはめ込んでしまう。
結構はめ込みがきつめなので、流し込み式接着剤などを浸透させないように。
ただはめ込むだけでも十分かも。
筆者はいつものセメダインハイグレード模型用を使っているよ。
履帯は向きを確認し巻きつけた後、最後のピンを接着して装着。
ゲート跡で無塗装地が出てきますが、これは上からシルバーでドライブラシしてしまいましょう。
とにかくここは向きを間違えないように……。
これでIII号戦車は完成だ。
作業を中断して3年経過していたが、無事履帯を確保・組み立てすることで完結した。
以下、ギャラリーだよ。
プラッツ III号戦車J型(黒森峰女学院Ver.) 完成!
……完成してから筆者が調べてみたいだけど、まだ細部には違いがあるみたいだね。
見なかったことにしよう。
あんまり細部を突っつきすぎると完成しなくなる。
以前組んだサイバーホビーのIII号戦車M型と。
あちらはDSトラックですな。
やはり上部の弛みで差が出ていますな。
M型のDSトラックは問題なく組め、完成から2~3年経過した現在も硬化していない。
DSトラックの劣化……
やっぱり生産時期の問題かな?
ある時期のものだけ極端に劣化が早いというか。
あくまで推測ですが。
以前ここで作ったガルパンキット、アンツィオ高校のP40と。
P40って重戦車だけど、III号とあまり変わらない大きさだね。
- III号戦車→20tちょい
- P40→26tぐらい
となっている。
P40は正式にはカーロ・アルマートP26/40という名前だけど、これは
「40年式26t級重戦車」
という意味だ。
作ってみた感想のコーナー
どちらかといえば急遽投入した可動履帯がメインだったような……。
これを組んだ筆者の感想は……
- 元のキットの出来が非常によく、精巧なディティールのIII号戦車が手に入る
- 内部パーツなどは余剰品扱いされており、極力細かい部品は取り付ける必要がなく初心者向けに配慮されている
- その内部パーツやスペースドアーマーなど元のキットに付属したものが余剰品に混ざっており、上級者は好みに応じて追加したりできる。
- 一部フェンダー上の余計な穴を埋める部分があるが、滑り止め表現のある場所なのでディティールを直すのが難しい
- 複数ステップある説明書を3つ折の紙にまとめたからか、全体的に取り付け図や細かいパーツの向きがわかりにくい
- 劣化していたDSトラック。今回もっとも気になった場所。今回は別売りのモデルカステン製品で対抗
といったところ。
初期のガルパンキットは劇中車と異なる仕様が多数あったようだけど、これはまだ劇中車に近い感じだ。
とにかくDSトラック。DSトラックさえ生きていれば……。
手持ちにはまだDSトラックのガルパンキットがいくつかありますな。
3年前に購入した青師団高校のII号戦車なんかもその1つですが……
先ほど確認したところ、これはまだ無事でしたな。
早く作りなよ。
作るかは筆者の気分次第です。
2023年7月現在までに、黒森峰のIII号は何回か箱が変わっています。
今回のGP-13番のキットよりも、現在はそれらのほうが入手難易度は低いかと。
ただそれらの後発キットは収録デカールの内容が少し異なっているようだ。
いずれにしろ黒森峰所属車にはなるようだけどね。
長くなったけど今回はここまで。
次回は……どうやら航空機になりそうだ。
続きは次回!
この記事で作っているキット