
筆者が唐突に始めた戦車プラモ付属の兵士の塗り方。
それの後編となります。

前回は下地を整え、主に顔周りを塗った。
今回は残りの軍服部分を塗っていこう。

まだ前編を見ていない人は以下のリンクから飛んでね。


予想よりも画像枚数が多くなってしまったので、急遽分割したというやつですな。

それでは後編に入っていこう。
前回までのあらすじ

前回はとりあえずこんな感じになった。
顔の塗装はこれで終了。
まだ塗られていない服装部分を塗っていく。
軍服を塗る

まずは一番面積の広い軍服から塗っていこう。
ドイツ軍の戦車兵の場合は専用の黒い軍服だけど……
今回の突撃砲兵の軍服の色はフィールドグレーだ。
形に関しては戦車兵のものとほぼ同様だけどね。

戦車兵の黒い軍服は、エリート意識を持たせるためだっけ。

黒い軍服はプロイセン近衛騎兵連隊の伝統でありますからね。
ただ突撃砲に乗る戦車兵や黒い軍服を着た突撃砲兵もいたらしく、その場合は黒い軍服を着た兵士が突撃砲に乗っている格好に。

とりあえず、今回は通常の突撃砲兵だ。
タミヤアクリルのフィールドグレイを使って、軍服部分を筆塗りしていく。
顔の塗装は主にエナメル塗料を使ったけど、服装類は主にアクリル塗料を使う。

一度に厚塗りせず、薄いのを何度かに分けて……。
というか、前回紹介した丸筆がようやく登場したね。

筆者が変なところで記事を分割した弊害ですな。

塗装後はこんな感じに。
まだ陰影をつけていないので、この段階ではまだのっぺりしている。

これだけでもだいぶ印象が変わったような。
細かい装備を塗り分ける

その後は細かい塗りわけ。
キットの指示だと靴やベルトはセミグロスブラックで、ベルトのバックルはクロームシルバー。
そのほかボックスアートを参考にしながら適当に塗り分けている。

襟章の周りは水性ホビーカラーのモンザレッド。
戦車兵は兵科色がピンクですが、突撃砲兵なので砲兵科の赤になりますな。
この手の細かい部分は面相筆の出番になります。

今回靴類とかの細かい装備はセミグロスブラックで塗りつぶしたけど、筆者は戦車兵の軍服など広い面の黒の場合はタミヤアクリルのジャーマングレイを使っている。
広い面を完全な黒にすると陰の色が入れられなくなるからね。

細かいところでも完全な黒にしたくない場合は、代わりの「黒に近いグレー」系の色を使うといいかな。
水性のタイヤブラックとか。

ちなみにこの画像では写りこんでいないけど、後頭部の髪の毛はタミヤアクリルのバフで塗っている。
これで本体色の塗装は終了だ。
服装に陰影をつける

今度は服に変化をつけていく。
まずはタミヤのスミ入れ用ブラック。
これをスミ入れの要領で流し込み、乾燥後溶剤でふき取り。
奥まった部分の陰色をつける。

緑色系の軍服だから、ダークグリーン系の塗料でも良さそう。

続いてドライブラシ。
タミヤエナメルの明灰緑色を擦りつけて、軍服の凸部分にハイライトを入れる。

筆者がザクとかでよく使う色だね。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。


ハイライトというより、なんか擦れて退色したようにも見えますな……。
いずれの作業もエナメル塗料を使っているので、先に塗った顔部分に付着しないように注意ですな。
最後の仕上げ!

最後にタミヤウェザリングマスターAセットを擦り付けて、靴周辺に軽く砂汚れをつける。
その後はタミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹き付ければ完成だ。
ヘッドフォンもこの辺りで接着してしまう。

つや消しも筆者はエアブラシ吹きしているけど、これも缶スプレーで代用可能だよ。

筆者はたまたま別のものを同時並行して塗っていたので、エアブラシを使っただけですな。
とりあえず、完成した突撃砲兵のお披露目といきましょう。
突撃砲兵 塗装完了!

うーん、もうチョイ目の部分とかはっきり塗ったほうがよかったかな?
白目はもう少し面積狭めでもよかったかも。

いままでいくつか兵士は塗っていますが、筆者は表情的にはこの38(t)の兵士が一番上手く出来たとか。
今確認したところ、こちらは小物類をタイヤブラックで塗っていますな。


この人は顔にグレーのドライブラシがかかっちゃっているんだけど、逆にちょっとやつれた感じだ出ていていいんだよね。

いずれも実際のヘッドフォンはコード類が伸びていますな。
今回は省略していますが。
塗ってみた感想のコーナー

というわけで試しに兵士の塗り方を紹介してみました。

筆者のやり方を簡単にまとめると……
- 組み立て
- サーフェイサーやラッカー系塗料で下地作り
- エナメル塗料で顔を塗りわけ
- アクリル塗料で服装を塗りわけ
- エナメル塗料で服装に変化をつける
- ウェザリングマスターやつや消しで仕上げ
といった感じだ。

顔の下地はアクリル塗料でも問題ないですな。
筆者は時々水性の薄茶色を使ったりもします。

この辺りはお好みだ。
どんな場所で戦っているのか、色々イメージしつつ……。

ところでこの兵士が乗っているのは……。

今回はここまで。
次回はその兵士が乗っているものを紹介する予定だ。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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