グリーンマックスから発売されています、夜行急行列車セットを進めていきます。
前回はセットの内、ナハ10を組み立てた。
今回は残りの4両中の2両、ナハフ11とオロ11を組んでみよう。
どちらも10系客車だね。
今回のセットはマニ37以外全て10系客車となっていますな。
たくさんつなげられる軽量客車で、往年の夜行急行列車を再現しよう!
平成生まれの筆者は実際乗ったことはありませんが。
ナハフ11を組んでみよう
まずはナハフ11から。
こちらがその部品ですね。
尾灯付きの妻面が特徴だね。
屋根・床パーツのランナーはナハ10同様の丸屋根・キーストンプレートの床下のものを使うよ。
・・・・・・ところでナハ10と名前が似ているけど、なんか関係があるのかな?
まずナハ10の近代化型として、照明を最初から蛍光灯にしたナハ11が存在する。
- ナハ10に対する緩急車としてナハフ10
- ナハ11に対する緩急車としてナハフ11
が存在するんだ。
最初から近代化された緩急車型ということかな?
・・・・・・そういえば前々から思っていたけど、緩急車って何?
緩急車って言うのはブレーキを搭載した車掌室付きの車両のことだね。
昔の機関車は列車全体にブレーキをかける、貫通ブレーキが搭載されていなかったから手ブレーキ付きの車両が連結されていたんだ。
客車の場合は編成の端に連結されていて、車掌と共に乗り込んでいる制動手が操作を担当している。
筆者が幼少期見ていたきかんしゃトーマス。
アレの貨物列車の最後尾にも車掌車がよく連結されていますが、車掌車も緩急車と同じくブレーキ目的の車両なんですな。
こりゃあうまいココアだぜぇ!
・・・・・・でヘンリーが突っ込んだやつだっけ、車掌車って。
日本の国鉄では車掌と共に貨物を搭載できるのが緩急車、出来ないのが車掌車と区別されている模様。
現場ではまとめて緩急車呼ばわりされることもあったみたいだけど。
- 緩急車は「ブレーキ」からフ
- 車掌車は「シャショウ」からヨ
と符号が付く。
イメージとしては、何か他のことと役割を兼ねているのが緩急車かな?
ナハフ11は
- ナ→30t級
- ハ→3等車
- フ→緩急車
ということですな。
30両ほど生産されたようです。
長々と語っていたけど、組み立てていこう。
とはいっても前回、前々回と組んだナハ10とほとんど変わらないんだけどね。
車体を四角く組む→屋根を接着する→ベンチレーターを接着する
・・・・・・みたいな。
床下もほぼ同一。
台車も同じくTR50のようですな。
あっというまに形になったね。
・・・・・・なんかウンチクばかりで肝心のキット内容をほとんど紹介していないような・・・・・・。
ということで次の車両を組み立てましょう。
オロ11を組み立てる
つづいて作るのはこのオロ11ですな。
車体は「ナロ10・オロ11」とタグが付いたもの。
屋根・床下ランナーは平たい低屋根とキーストンプレートの床が入ったものを使用します。
オロ11だから、グリーン車だね。
この車両は元々ナロ10として、1957年から33両製造された。
1967年から冷房化などの工事を受けて低屋根化。
クーラーや発電機の搭載で重量が増したため、名前をオロ11に改名したんだ。
どうりでナロ10の名前がタグにあるわけですな。
車体ランナーの妻面が2種類入っているけど、丸屋根のものがナロ10用。
今回はオロ10だから、妻面の上部が平たいものを使う。
とりあえずロの字に。
先ほどの通り、低屋根の妻面を使います。
その後は屋根を接着。
なんか見覚えのある感じだね。
以前筆者が組んだスロフ62やスロ54と同じような感じですな。
床下が違うので、完全な金型流用品ではないけどね。
T型ベンチレーターを接着して・・・・・・
画像では取り付けていないけど、クーラーもあとで取り付けているよ。
床下はこんな感じです。
台車はまたまたTR50を装備です。
10系客車は大半がこのTR50を履いているようだ。
冷房用の発電機などが搭載されるからか、床下は少しごちゃついている。
オモリもいつも通り装着。
今回の戦果
車体、床を組み合わせたらこんな感じ。
これもあっという間に形になるね。
車体角部分は少し段差が出来ているように見えますが、どうやら側面の裾が絞られているのでそう見えるだけのようですな。
2両が組み立て終わったところで今回は中断。
次回は残りの2両を組むことになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット