プラッツから発売されていますイタレリ製品OEM、アンツィオ高校のP40重戦車を作っていきます。
前回は主に合わせ目の貼り合わせや車体の組み立てを行った。
今回は車輪類や履帯等、足回りを組んでいこう。
しかし筆者もずっとプラモ作っていて飽きないねぇ。
脳みそまでプラスチックで出来ているのかな?
脳筋ならぬ脳プラですかな。
脳もプラもシンナーでよく溶けるという点では同じだ。
薬物ダメ。ゼッタイ。
有機溶剤を使用するときは換気に注意ですな。
サスペンションを仕上げる
前回合わせ目消しのために接着したサスペンションを仕上げていきます。
合わせ目が接着剤だけでは消えなさそうだったので、ボギー上部にラッカーパテを塗って均しています。
ただ結局上から板バネパーツを取り付けるから、ほとんど見えなくなるんだよね。
だからパテ盛りはいらなかったかも。
残りの車輪類を仕上げる
続いて起動輪、誘導輪、上部転輪を仕上げていきます。
起動輪は中にパイプ状のプラパーツを組み込みます。
本来なら起動輪を車体に取り付けながらパイプを軸に接着、起動輪パーツが軸から抜けないようにするようですね。
今回は単純に起動輪内に封印、ポリキャップ代わりにします。
起動輪では開発メーカーである「フィアット・アンサルド」の文字が刻印されている。
劇中のアンツィオ高校の車輌ではCG化する都合か、はたまた社名の権利の都合か起動輪には何も刻印されていない。
今回はそのままにして進める。
劇中ではIII号戦車やIII号突撃砲とかもフェンダー上の滑り止め表現がされていなかったけど、これもCGの都合かな?
全ての車輪類をセットするとこんな感じに。
転輪のサスペンションは軸に差し込む都合上ストッパーとかがありません。
地面から浮いた状態にならないよう、平らなところで接着・固定します。
今回はロコ組みとかは特にしない。
そのまま接着してしまおう。
履帯を組み立てる
本キットの履帯は組み立て式となっています。
上下の直線部分は一体成型。
その他曲線部分は1枚ずつ成型されています。
単品はB3~6まで番号が別々だね。
これはなんか違いがあるのかな?
どうやら全部同じらしい。
念のため筆者がタミヤパッケージ版の説明書も掘り出して確認してみたけど、あちらも特に区別していなかったね。
直線部分のB2・7は1枚分長さがそれぞれ違うので注意だ。
起動輪に合わないYO!
これは確かタミヤパッケージ版でもそうでしたな。
やや広めに成型されているのか、起動輪の折り返し部分で距離が詰まった際に互いに干渉するようです。
ここは接合部分を軽く削って幅を狭めよう。
左が削る前。
右が削った後。
接着する面なので多少雑でも構わない。
仮組みするとこんな感じに。
まだ少しガタガタしていますが、多少はマシになったかと。
大丈夫かな?
誘導輪側は歯が無いのでこちらの履帯削る必要は無い。
というか結構手間だから余計なことはしないことにしよう。
筆者は片側10枚分を削って起動輪周辺に来る履帯を用意している。
組み立て式なのでセメント系接着剤を使って各履帯を接着します。
履帯の向きに注意してください。
例によって起動輪の部分で両端が合う感じになっているね。
数が書いていないから説明書ではわかりにくいけど、掲載されていた図を見た限り単品の履帯は片側36枚必要かな?
普通なら乾燥の遅い通常のセメント系履帯を使うけど・・・・・・
接着面積が他車輌のものよりも狭いので、今回は乾燥が短いけど接着強度に優れたクレオスのMr.セメントスーパーパワー君を使っている。
手早く作業をしよう。
今回の戦果
接着剤が半乾きの間に巻き付ける。
誘導輪の折り返し部分では勢いよく曲げると接着部分が折れて外れることがあるので注意。
単品履帯の枚数は大丈夫だったかな?
筆者が数を間違えたのか、左側のは1枚足りなかったですな。
幸い余分に用意されているようなので、足りない分は逐次投入しましょう。
なおキツめですと履帯同士の接着が外れたり、誘導輪の軸が折れたりします。
キツめにするぐらいなら1枚足してしまうのが良さそうです。
本車はこの後フェンダーを取り付けるため、履帯上側はひっくり返さない限り見えなくなる。
どうしても上手くかみ合わない場合はそこで合わせてしまおう。
なんか履帯の上部が浮いているね。
浮いている履帯はこの後、上部転輪に接着してしまっている。
切りがいいので今回はここで作業を中断しよう。
次回はフェンダーなど車体のパーツを取り付けていく予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット