ブレンガン社より発売されています、スピットファイアMk.Vbの鹵獲&エンジン換装機を作っていきます。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングを行って完成させよう。
飛行機ウェザリング……
どうせいつものパターンでしょ。
基本はいつものパターンですが、研究用の機体なので少し控えめのウェザリングを目指していきます。
スミ入れ作業
まずはスミ入れから。
タミヤのスミ入れ用塗料ブラックをモールドに流し込んでいきます。
モールドに流し込んで、はみ出た箇所は溶剤でふき取る。
このキット、部品の合いにはかなり難有りだったけどモールドは綺麗なんだよね。
銀の剥げチョロ表現
続いて塗装剥がれ表現を。
使う古したバサバサな筆でタミヤエナメルのクロームシルバーをとり、コクピット周辺に置いていきます。
今回はあくまで試験機。
前線で酷使されているわけでもないので、ほんの少しだけにとどめておく。
排気管汚れ
続いて排気管関連の汚れですな。
ここも研究目的の機体らしく、いつもより控えめの汚しにしていきましょう。
排気管本体は当初いきなり錆汚れを施す予定だったけど、黄色い下地をうまく隠せなかったので先に焼鉄色を部分塗装。
その後タミヤウェザリングマスターBセットを使って錆と煤を表現している。
全体的に薄味で……。
最後の仕上げ
最後にタミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹きつけ。
全体のつやを整えたり、ウェザリングマスターらを定着させます。
クリアーが乾燥したら風防のマスキングを剥がし、主脚などの部品を接着。
これでようやく完成となる。
以下、ギャラリーだよ。
ブレンガン スピットファイアMk.Vb(メッサースピット) 完成!
うーん、なんだろう。
映画に出てくる改造偽兵器感がするというか。
映画なんかだと逆にメッサーシュミットBf109にスピットファイアのマーリンエンジンを載せた機体が出てきたりするね。
スペインのイスパノHA-1112-M1Lでしたっけな。
筆者はスピットファイアを保有していないので、代わりに同じくDB605を搭載したメッサーシュミットBf109G-6と並べてみます。
エンジンが同じだからか、機首部分がそっくりだね。
このスピットファイアでの試験結果で、関係者たちはDB605の高性能さを確信した。
……というようだ。
作ってみた感想のコーナー
なんだこれは、たまげたなぁ。
やはり簡易インジェクションキット。
モールド類は綺麗でコクピット周りの造形は気合が入っているんだけど、どうしても部品の合いが悪く各種修正作業が求められる。
筆者としては胴体下部に出来たあの大穴には驚いたようだ。
筆者は今までに簡易インジェクションキットはいくつか組んできましたが、あそこまでのは初めてだったと思います。
筆者が購入したこのキットに貼り付けられていた値札には、税込み2772円と記載されていた。
簡易インジェクションキットはどうしてもマイナー機を少数生産になるから、内容のわりに値段は高くなりがち。
寧ろキット化してくれるだけありがたい、といったところでしょうか。
普通なら採算が取れるか怪しいので発売すらされないという。
通常なら
「どうしても欲しかったら自分で既存プラキットを改造しなさい」
ってパターンになる。
簡易インジェクション……
筆者の手持ちにはまだまだたくさんあるね。
いつになったら全部作り終わるのかな。
パーツ数とは裏腹に手間がかかるから、なかなか筆者が手をつけないんだ。
とりあえずメッサースピットはここまで。
次回はこのキットとは反対に、組みやすいキットで息抜きといこう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット