ホビーボスより発売されていますハンガリー軍幻の駆逐戦車、タシュ駆逐戦車を作っていきます。
前回は内容物の確認をした。
今回は作業開始となる。
主に足回りの組み立て作業だ。
足回りかぁ。
見た感じ、以前筆者が作ったタシュ重戦車とあまり変わらないかな?
そのようですな。
なのでそちらの過去記事も参照にしていただくとよいかと。
キット内容も違いはほとんど車体上部に集中している。
とにかく車体下部を先に組んで、そこに早く辿り着こう。
組み立て前の下準備
とりあえず下準備でも。
先に合わせ目が出来そうな箇所を接着してしまいます。
主砲と板バネ部分だね。
板バネ部分は以前タシュ重戦車で2個余計に接着したものがあったので、そちらも引っ張り出している。
板バネは6個あれば十分だけど、ランナー枚数の都合で8個分付属するんだ。
合わせ目消しに関しては過去記事参照だよ。
それともう1つ。
2枚重ねにする転輪の間と、車体の内側を黒く塗ってしまいます。
これらは後で筆やエアブラシが入りにくい箇所なので……。
前回重戦車型を組んだときに思ったけど、エンジングリルが広いから車内が見えるんだよね。
足回りの組み立て
さて下準備後は足回りから組み立てを始めよう。
主にサスペンション類を用意する。
板バネの合わせ目整形が少し手強いね。
デザインナイフや鉄ヤスリで大まかに整形して、紙ヤスリで仕上げよう。
あれ、もうサスペンションの接着剤は乾いたの?
実際の下準備作業は前回作ったIII号突撃砲と並行していた。
なのでかなり日数が経っているんだ。
取り付けるとこんな感じ。
部品の合いは特に問題ない。
この辺りも重戦車型と特に変わりませんな。
車輪類の組み立て
続いて車輪類。
起動輪・誘導輪が1組ずつ。
転輪は片側6個。
上部転輪は片側5個。
ついでに車体後部にセットする牽引用フックも組んでしまう。
重戦車型のときもそうでしたが、筆者は上部転輪のパーティングライン整形に苦戦したようですな。
数が多く面が広いので、デザインナイフのカンナがけではなかなか綺麗にならないというか。
ここは新品の400番紙ヤスリを投入して一気に削ってしまうのがいいかもね。
幸いパーティングライン自体はうっすらとしたものなので、多少粗めの紙ヤスリで簡単に消えてくれる。
履帯の組み立て
今回はロコ組みをしたいので、車輪類の取り付けは後回し。
先に履帯を用意します。
本キットの履帯は1枚ずつランナーから切り出して接着するタイプとなっています。
キット指定の履帯は片側86枚。
ただ以前のタシュ重戦車では微妙な長さだったので、今回は1枚増やした87枚で組む。
指定の枚数だとギリギリで、引っ張らないと両端を合わせられない感じだったね。
そうやって引っ張っているうちに別の箇所が千切れて……。
枚数を多くすると今度は余って緩くなるのですが、ここは後で上手く調整しましょう。
とりあえず履帯を取り付ける。
履板は微妙に前後で異なる形をしているので、取り付ける向きに注意しよう。
ドイツ軍の戦車なんかでは、実車でも逆向きに取り付けている事例はあったみたいだけど。
履帯は歯のある起動輪部分で両端を合わせます。
案の定少し余り気味なので、上部転輪の部分で強めに弛ませておきましょう。
足りないよりは余り気味のほうが作業しやすい感じだね。
位置が決まったら各車輪と履帯を接着する。
転輪はサスとの接続が甘いので作業中ポロポロ取れるから、先に上部転輪を接着するのがやりやすいかな。
そのままだと浮くから、固着するまでクリップで留めておこう。
今回の戦果
各車輪を接着して、乾燥後はこのようにユニットとして取り外せるように。
これでロコ組みが完了だ。
これは以前過去記事で紹介したね。
履帯同士の接着に関しては今回タミヤセメントの流し込み速乾を使ったよ。
今回はここで作業を中断。
次回は肝心の車体上部を進めていく予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット