PMモデルのメッサーシュミットMe328を作っていきます。
前回は風防に手を加えて組立てを終えた。
今回は塗装やマーキングを行い、そのまま完成まで進めてしまう。
もう完成するんだ。
珍しく筆者が記事引き伸ばしをしないようです。
何故あっという間に完成へ持ち込むのか……
詳しくは記事内で語っている。
それでは作戦再開といこう。
塗装を速攻で済ませる
キットの塗装は主翼の短長の違いはあれど、同じ塗装パターンとなっています。
単純なツートンカラーですな。
マーキングもほぼ同じみたいだね。
強いて言うなら長い方は主翼が長い分、そこに国籍マークがあるようだけど。
とりあえず下地を。
風防窓枠にRLM66ブラックグレーを吹き付けた後、1000番のサーフェイサーを吹き付けて下地を作ります。
乾燥待ちに、スタンドも塗装。
とりあえずMr.カラーGXのウイノーブラックで黒一色にするよ。
そして下面色を塗ります。
指示通り、RLM65ライトブルーを塗ってしまいます。
ドイツ軍機お馴染みの色だね。
上面はRLM71ダークグリーン。
他の色での迷彩はないので、今回はここで塗装終了です。
うーん。
RLM71の残りが危うくなってきたような。
あと1機分は塗れそうだ。
この記事を書いている現在、まだ筆者はこの色を補充していない。
マスキングを剥がすとこんな感じに。
今回は単純なツートンカラーなので、非常にシンプルですな。
マーキング作業
キット付属のデカールはこちら。
規制の薄いトルコのメーカーだからか、鉤十字が無修正で付属します。
試作機らしく、マークは国籍マーク類のみだ。
数が少ないので、サクサクっと貼り付けで終了。
デカールの質自体は良好。
ただ鉤十字部分なんか見てわかるとおり、白い部分と黒い部分の印刷が少しズレているように感じる。
スミ入れ!
そのままウェザリングに入ってしまう。
まずはスミ入れ。
タミヤのスミ入れ用塗料のブラックを流し込んで、はみ出たところを溶剤で拭き取る。
スジ彫りを予め強化しておいただけあって、バッチリ決まりますな。
試験目的のグライダーなので、拭き取り跡はあまり残さずに……。
つやを消して完成!
そしてつや消しクリアーを吹き付けて、風防のマスキングを剥がして完成だ。
あれ、他のウェザリングは?
まずは銀のハゲチョロですが、この機体は木製だった気がするので今回は省略。
排気管汚れに関しても、本機は動力の無いグライダーなので施さず。
結果ウェザリングはほとんどせずに。
とりあえず完成品でも眺めて落ち着こう。
以下、ギャラリーとなる。
PMモデル メッサーシュミットMe328 完成!
うーん、シンプル。
というかかなり小さそうだよね。
画像じゃわかりにくいけど。
他の機体と比較してみましょう。
比較対象はこの前完成させたハインケルHe177。
ちょうど大型機だ。
まるでアリと巨象。
Me328の案の中にはHe177などとくっ付いて飛行し戦闘空域に近づいたところで切り離されて攻撃する、いわゆる寄生戦闘機としての案もあったとか。
寄生戦闘機案と似たようなものとしては、戦闘グライダーのブローム・ウント・フォスBV40なんかが存在する。
BV40もMe328も結局試作止まりだったけどね。
作ってみた感想のコーナー
なんかあっという間というか。
部品が少ないのであっという間に形になり、塗り分けも単純だからすぐ終了する。
非常に簡素な分風防の謎跡や梨地のパーツなど、少し気になる点もあるね。
本体があっという間に出来上がる分、今回筆者はその辺りの細かいところに手を加えて完成させてみた感じだ。
大型で複雑な塗り分けのHe177を作った後だったので、こういう簡素な小型機が丁度いい息抜きになりましたな。
筆者が購入したものは箱に577円の値札シールが貼られていた。
簡素なキット内容で値段も安価なので、比較的気軽に作れる。
海外製品なので少し見つけるのが難しいかもしれないけど、気になった人は是非とも挑戦して欲しい。
同社からは他にもドイツ軍の試作機などが幾つか発売されているようですな。
機会があったら作ってみたいものです。
今回はこれで終了だ。
次回はまた別のキットを作る予定となっている。
次回も、お楽しみに~。