ハセガワ社のハインケルHe111P爆撃機を作っていきましょう。
前回は胴体内部を組み立てた。
今回は爆撃機の特徴である風防類をメインに進めてみよう。
なんかまた時間がかかりそうな。
本当に時間がかかるのは風防の取り付けよりも、風防のマスキングなのですけどね。
今回の範囲ではまだマスキングはしない。
それでは作業再開だ。
アンテナの整形
とりあえず前回接着した胴体を整形していきますが……
下部の突起類が邪魔ですね。
避けて整形しようとしたら折れたりしますし。
どうもこの突起類、アンテナだかレーダーだかの類らしい。
ついでに言うと省略された形になっているようだ。
なので0.5mm真鍮線を使ってそれらしく自作。
Me410とかHe177とか、いままで作ってきた飛行機にも装備されているものと同じかな?
しかしずいぶんと雑な出来ですな。
今回はこれで進む。
塗装すればいい感じになるはずだ。
コクピット内のデカール貼り
コクピット内は計器のデカールを2枚貼り付ける。
忘れないように。
中古で劣化しているからかな。
台紙からなかなか剥がれなかったし、バラバラになったり。
剥がれないのはともかく、バラバラなのは厄介ですな。
後で手を打つつもりだ。
ここではこのまま先に進む。
風防類の取り付け
He111の最大の難所ともいえる風防類。
爆撃機だけあって、数が多く場所もバラバラだ。
説明書によると5人乗りみたいだね。
クリアーパーツ類は選択式だったり、余剰品があったりします。
まずは使うものを選別して先に切り出して置きましょう。
なんかゴンドラ部分はもうセットしちゃっているね。
ゴンドラは3パーツで構成されている。
ややはめ込みがキツいからか、接着剤なしでもぴったりハマる。
余談だけど、実戦ではこの部分が敵から真っ先に狙われたようだ。
なので搭乗員たちからは「死(人)のベッド」と呼ばれたとか。
各機銃類は一緒に取り付ける。
先に塗装をしておこう。
使用した色はタミヤアクリルのガンメタル。
使用した接着剤はセメダインのハイグレード模型用。
このセメダイン、塗った直後は頼りないですが乾燥するとなかなか強力だったりします。
作業中機銃を引っ掛けてもなかなか外れたりしません。
P型以降の特徴的な卵型機首。
透明でわかりにくいですが、各部ダボがあって合いは良好ですな。
筆者は機首パーツのダボを間違って処理してしまったので、少し取り付けに苦労したようですが。
キットでは先に風防パーツ同士を接着してから本体に取り付けるようになっている。
ただ筆者は上のパーツから順番に本体へ接着してしまっている。
こちらの方が強度が出て組みやすい気がするね。
塗装図3番(P-4型)で組む場合は、機銃を追加装備するから風防上部に穴を開ける指示が出ているね。
透明な窓を貫通するから少し難しそうな。
今回は塗装図1番(P-6型)で組むから手を加えず。
透明なパーツに穴を開ける際は、なるべく小さい穴を先に開けるとヒビが入りにくいですよ。
上部銃座風防を仮留め。
ここの部品は塗装図によって選択式だ。
間違えないように。
風防内の銃座周りは先に塗装が必要だね。
何色なのかな……。
他のキット作例とかを調べてみると、どうも機体色を同じようですな。
丁度スプリッター迷彩の塗り分け部分もありますので、それらしく……。
いっそ風防を接着しないで進めても良さそうだ。
今回の戦果
とりあえず全ての風防パーツを接着したところで今回は中断としよう。
結構な数だけど、これをマスキング……。
次回は主翼類の組立て作業から再開予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット