ハセガワ社のE帯シリーズより、ハインケルHe111Pを作っていきましょう。
前回は主翼類を取り付け風防類のマスキングを行った。
今回は塗装作業。
特徴的な迷彩を塗っていこう。
大変だ、気がついたら今月も明日で終わりだよ!
今月はあまり模型が完成した実感がありませんな。
基本的に時間がかかるものが多くて、数をこなせなかったからね。
これから塗るHe111もそんな感じだ。
それでは作業を再開しよう。
塗装図の確認と下塗り
まずは塗装図の確認。
以前説明したとおり、このキットには3種類の塗装が収録されています。
途中パーツの選択もあるので、組立て前に今回はP-6型で組むことを決めていましたね。
P-6型の塗装は塗装図の1番。
なんかワニャワニャした感じが。
説明によると、この機体は通常の迷彩の上から黒い塗料で応急的な夜間迷彩を施していたようだ。
いずれにしろ、まずは他のドイツ軍爆撃機同様のスプリッター迷彩を塗ることになる。
手始めに風防の下塗りでも。
機内でも使ったRLM66ブラックグレーを吹き付けます。
……なんか機首の風防に隙間が出来ていない?
どうもアホな筆者が機首だけをつまんで作業をしていたところ、段々剥がれてきたらしく……。
ただ筆者は風防を右側にズレて接着していた。
それが今回の風防剥がれで修正できたので、寧ろいい方向に転がった。
怪我の功名というやつですな。
その後は合わせ目部分を中心に1000番のサーフェイサーを吹きつけ、脚パーツ達にRLM02グレーを吹きつけ。
とにかく小物類を塗って作業台の広さを確保しながら進めていきます。
ついでに小物繋がりで、タイヤも黒一色に。
Mr.カラーGXのウイノーブラックを塗っているよ。
下面を塗る
この後主脚格納庫に簡易的なマスキングをして、下面色を塗ります。
RLM65ライトブルーですな。
面が広いからだいぶ使ったね。
間延びするのが気になる人はシャドーとかを入れても良さそう。
後で夜間迷彩を施すから、多少塗り残しがあっても大丈夫だ。
スプリッター迷彩を塗る
下面に塗料が回らないようマスキングした後、今度は上面を塗ります。
使用したのはRLM71ダークグリーンですね。
手持ちの塗料の残りが少ないので全面ではなく、必要最低限の場所だけに塗っておきます。
なんとかこの機体分は間に合った感じ。
これ以上は補充がないと無理そうだね。
マスキングに関してはいつもより念入りにやろう。
特に双発機の場合、エンジンナセル回りから塗料が下面に回りこみやすい。
さらにマスキング。
風防に続く、He111の難所ですな。
特に胴体上面の鋭角部分が難しいです。
長めのマスキングテープを細長い三角形状にして、複数枚貼り付けていこう。
実はこの機体に限らず、ドイツ軍爆撃機・攻撃機はほとんど似たようなスプリッター迷彩パターンとなっている。
そしてもう1つの上面色。
RLM70ブラックグリーンを塗ります。
プロペラもこの色で一緒に塗ってしまいましょう。
今回はプロペラスピナーが同じブラックグリーンだったね。
他の塗装パターンは赤とか黄色に塗り分けるから、あらかじめ別にしておくといいかも。
今回排気管は別パーツにしているので、ここで焼鉄色を吹き付けて塗り分けてしまう。
その後はお楽しみマスキング剥がしタイムだ。
イイ感じ。
しかしこの後夜間迷彩で塗りつぶしてしまうという。
応急的な夜間迷彩を塗ってみよう
その夜間迷彩だけど……。
説明書ではつや消しブラックで塗る指示が出ている。
ただ広い面積を完全な黒で塗り潰すと陰色が入れられなくなる。
ここは黒に近いけど黒じゃない色ということで、Mr.カラーのカウリング色をつかってみよう。
筆者は黒一色で飛行機を塗り潰す際、大体この色を使っていますな。
せっかく塗り分けた迷彩がもったいないから、完全には塗り潰さないでムラが出来るように……。
今回の戦果
夜間迷彩を施すとこんな感じに。
風防やエンジンナセル部分は避けるように施されているのが特徴だ。
実物でも、黒い塗料がかかると不都合な場所だったのかもしれませんね。
今回はここで中断。
次回はデカールを貼り付けたりウェザリングを施して完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット