ドラゴン社より、ドイツ軍による鹵獲改造車のT-34を作っていきます。
前回は車体上部を組み立てた。
今回は残りの砲塔を組み立てて、塗装まで進む予定だ。
筆者が部屋の積みを整理していたね。
だいぶ作ったのか、ようやく裏側の壁が見えてきたというか。
急ぎましょう。
近いうちにまた増援部隊が到着します。
海外製品の予約品混じりだから、場合によっては予定より遅れそうだ。
とりあえず今回の作業に入っていこう。
砲塔の組み立て
砲塔の部品はこちら。
最初に接着していたものはここで整形してしまいましょう。
基本的に外装は以前作った1940年型と同様。
このピロシキ型砲塔は装甲板を溶接したものと鋳造によるものがある。
偶然にも以前のものも今回のものも両方溶接型だ。
ひたすら組んでいって……
溶接部分の噛み合わせはちょっと合いが悪いね。
出来た隙間は伸ばしランナーで埋めながら進めるよ。
伸ばしランナーの溶接跡は過去記事で。
キューポラを増設する
このキットではドイツ軍が砲塔ハッチ状に増設したキューポラが付属する。
通常の大型ハッチも付属して、そちら用の塗装も収録されている。
せっかくなので今回はハッチを増設してみよう。
ドラゴン社製品らしく少々細かめの部品分割だけど、ここの合いは問題ないね。
視察孔の防弾ガラスまでパーツ化されているよ。
せっかくのキューポラなので、以前の1940年型のおまけだった戦車長を乗せようと思いましたが……
そのままでは入りませんな。
今回は保留で。
上下で分割するか、サイズに余裕があるキューポラに乗せるしかなさそうだね。
キューポラのハッチは接着せず進める。
パーツ自体が柔らかく粘りがあるので、そのままでも保持してくれる。
防弾ガラスパーツは最後に取り付けよう。
主砲F-34は金属製。
瞬間接着剤で取り付けているよ。
組み立て完了!
砲塔を車体にセット。
これで組み立て完了だね。
キューポラのガラスパーツのほか、ライトのレンズも後で接着する。
今回はそのまま塗装に入ってしまおう。
塗装をする
付属の塗装図はこちら。
国籍マークの違いから2種類の塗装を選びます。
いずれも詳しい所属部隊は不明とのことですな。
今回は上の国籍マーク大きめで、回りを丸く塗られたタイプを選ぶ。
車体は冬季迷彩だけど……
下地はどうやらグリーン指示のようだね。
結構ドイツ軍が手を加えている割には……。
今回はとりあえずグリーンで基本塗装をする。
ドイツ軍らしく、グレーやイエローで塗ってもよさそうだ。
とりあえず下塗りは黒。
クレオスのフィニッシングサーフェイサー1500で塗ってしまいます。
塗り残しがないように……。
そうそう、先に砲身とかは金属用プライマーを塗っておいてね。
筆者はここで急遽車体の機銃マウント部分などに鋳造表現を行っている。
どうも溶接砲塔の初期型T-34だから、施し忘れるようだね。
下塗りと同じサフを使って軽めに仕上げている。
続いて基本塗装。
足回りはモデルカステンの履帯色。
グリーンはキットではMr.カラー303番のグリーンFS34102。
おそらくロシアングリーンなので、ロシアングリーン4BOで塗ってしまいます。
これだけだとドイツ軍の後付け装備があるのに鹵獲改造車に見えないね。
塗料ごと鹵獲したのかな?
今回の戦果
エアブラシを片付けて細かい部分塗装。
工具類が多いので少し塗り分けには時間がかかる。
……やっぱり鹵獲車に見えない。
まだ国籍マークもつけていませんからね。
今回はここで中断。
次回はマーキングやウェザリング、冬季迷彩を施して完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット