タミヤMMシリーズより、M41ウォーカーブルドッグを作っていきます。
前回は箱の中身を確認した。
今回は足回りを組み立てていこう。
もうすぐ月末。
筆者は今月どのくらい作ったかな。
ここ最近ゲームの時間を削ったようなので、順調に作業時間が増えていますな。
あちこち削って……。
やらないことを決めるというやつだ。
筆者にはネットをダラダラ見るのも削ってもらいたいところ。
とりあえず、我々も早めに本題に入りましょう。
そうしよう。
それでは作戦を開始する。
まずは合わせ目消し
とりあえず乾燥時間が欲しいから、先に真っ二つの主砲を貼り合わせるよ。
合わせ目消しについては過去記事参照。
筆者は今回も流し込み式速乾の接着剤で作業時間短縮を図っているね。
車体下部の組み立て
乾燥待ちに車体下部から進めていく。
基部の部品はこんな感じ。
モーターライズ製品を流用しているからか、サスペンション部分は本体と一体成型になっている。
ここでかつて組み立てたII号戦車を彷彿とさせる光景だ。
モーターライズ製品はガシガシ動かして遊ぶのが目的ですからね。
精密さよりも頑丈さに重点を置いた構成というか。
なのでまず取り付ける部品はこれだけ。
主に後部パネル周辺の部品がメインだ。
あれ、バールとかついたこっちが後部だったんだ。
キットの箱を見ると勘違いされることがあるのですが……
このボックスアート、車体後部がこちらを向いておりそれに合わせて砲塔が後ろを向いた状態になっているんですな。
部品を取り付けるとこんな感じに。
車体側面にモーターライズの名残で穴が開いているけど、これは後述。
場合によっては目立たなくて処理の必要がないパターンもありますが、今回はどうなるのやら……。
車輪の組み立て
続いて車輪。
転輪は片側5個で上部は片側3個。
戦車としては少し少なめの部類です。
パーティングラインの主張も少なめなので、整形は容易です。
ポリキャップの入れ忘れに注意しましょう。
ゲート部分をヤスリで整形してあげれば大丈夫かな。
少しパーツのフチがめくれ気味だから、そこも紙ヤスリで軽く均して……。
部品が揃うとこんな感じ。
筆者も間違えそうになったけど、転輪と誘導輪が非常によく似ていてごっちゃになりやすい。
誘導輪のほうが少しだけ径が小さいので、そこで判別しよう。
そして取り付け。
上部転輪以外はポリキャップ接続なので、押し込むだけで装着できます。
……起動輪周辺と車体側面の穴が気になりますな。
実際は履帯である程度隠れるけど、角度によっては見える。
今回は埋めてみよう。
車体側面の穴を埋めよう
説明書の見本を見ると車体底面にも穴があるみたいだね。
このキットのはないけど……。
車体下部内側を見ると、穴が埋められたような跡と「1975-2019」の刻印がありますな。
どうやら2019年再販品から埋められたのではないかと。
とりあえず穴を埋める。
まずは内側から適当なプラ板を接着して裏打ち。
その後穴に合わせてプラ板を適当にカットして、先ほどの流し込み速乾の接着剤で接着しながら埋める。
合わせ目消しの要領で溶けたプラ成分が隙間を埋めるから、多少穴を塞ぐプラ板は小さめでも構わない。
切るのが難しい人はパテを使ってもいいだろう。
モーターライズ製品の流用品である初期のタミヤMMシリーズでの定番作業ですな。
過去に作ったものだと、IV号駆逐戦車がこの作業を行っていますね。
乾燥後は削って均す。
実際は乾燥待ちに他の作業をしていたけど、あちこち飛ぶとややこしくなるので記事では連続して紹介する。
プラ板の大きさが合わずに微妙に出来た隙間はラッカーパテ(タミヤパテ)で埋めています。
こちらは溶剤成分を含むので、大量に盛らないように……。
他のパテよりも乾燥が速いのでちょっとした傷や隙間には有効です。
履帯の組み立て
履帯は古いタミヤ製品でよく見るポリ製の焼き止め式。
端同士をつなげて輪っか状にした後、熱したマイナスドライバーとかでピンを溶かして潰して留めるよ。
古い製品なのでさすがに履帯裏のディティールはありませんな。
焼止め部分周辺は履帯の表側に押し出しピン跡があります。
ここは埋めるのが困難なので、表面が隠れる部分に持ってくるのがよいかと。
今回の戦果
履帯を装着。
ボックスアートでは車体が後ろ向きなので、そちらを参考にすると履帯の向きを間違えやすいので注意だ。
塗装図や組み立て説明書をよく確認しよう。
あっという間に形に。
塞いだ穴は確かに履帯と重なるから見えにくいといえば見えにくいというか。
今回はここで中断。
次回は車体上部の組み立てになる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓