ドイツレベル社のMe262A-1aを作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
主に胴体周りを作っていく予定だ。
さてさてどうなるかな?
前回の部品を見てわかるとおり、ハセガワ製とは全く違った作りになっていますな。
同じ機体でメーカーによってどのような違いがあるのか。
その辺りも確認していこう。
まずは合わせ目消し
手始めに合わせ目消し。
主翼を貼り合わせます。
主翼内は押し出しピン跡の残骸が邪魔をしてそのままでは上手く貼り合わせられない。
先にピンの残骸をカットしてから作業しよう。
今回はW.Gr.21ロケット弾も取り付けるので、こちらも貼り合わせ。
こちらは内部の凹ピン周りにバリがあり接着時に干渉します。
やはり切り取っておきましょう。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
コクピット部分の組み立て
続いてコクピット部分の組み立てを。
本キットのものはバスタブ状のコクピットブロックに各部品を取り付けていきます。
計器板とか座席のディティールもいい感じ。
少しバリが目立つから、この辺りは丁寧に整形して……。
組み立てるとこんな感じに。
機首内側にはロケット弾・増槽懸架用の凹みがあります。
今回はロケット弾を装備するので、先に計4箇所穴を開けて置きましょう。
ハセガワ製品では戦闘爆撃機型との選択式だったこともあって、機首は上の武装部分で分割されていた。
このドイツレベル製品では下部で分割されている。
……変なところに合わせ目がきそうだね。
どうやら胴体を貼り合わせてからでもコクピットブロックを組み込める構造のようだったので、先に胴体左右を接着してしまう。
一旦乾燥待ちだ。
見た感じこのキットも複座型と共用の胴体みたいだね。
機内を塗る
ある程度組み終えたところで機内色を塗ってしまいます。
コクピット周りはRLM66ブラックグレーで。
ついでにエンジン噴射口も焼鉄色で塗装を。
共にMr.カラー使用です。
ドイツレベルのキットは全てドイツレベルカラーの塗装指示が出ている。
今回は過去に作ったハセガワ製品に合わせるような形にしているんだ。
その他細かい部分の塗り分けやウェザリングを。
計器類のデカールは存在せず、全てモールドで再現されています。
ここはスミ入れとドライブラシで強調してみましょう。
特に凸部分に白かグレーのドライブラシは効果的。
詳しくは過去記事で。
コクピット部分は他に手を加えるものがないので、ここで胴体に組み込んでしまいます。
ついでに水平尾翼もセットしてしまいましょう。
これだけだと飛行機じゃなくてミサイルみたいな。
オモリをセットする
続いて機首にオモリをセットします。
その前にタイヤ類を組み立てておきましょう。
オモリの量を確認するので使うので……。
タイヤ・支柱部分ともに深めの押し出しピン跡があるね。
ここは削ると歪みそうだったから、一旦パテで埋めて……。
機首にオモリをセットする。
オモリはいつも通り筆者がダイソーで確保した割りびしを使う。
前輪格納庫の9番パーツをセットした機首下部の8番パーツに、割りびしを瞬間接着剤でくっつける。
9番パーツが地味に内部容積を圧迫しているね。
オモリの位置に注意しないと。
この状態で主翼・タイヤ類と共に胴体や機首を仮組み。
オモリが足りているかを確認します。
尻餅をつかないようなので、これで大丈夫そうですな。
説明書では20gと指示が出ているけど、筆者はいつも通り現物合わせで調整している。
機首内にオモリが納まらなかったらエンジン内部にでも組み込む予定だったけどこれで大丈夫そうだね。
機首を仮組みしてみたところ問題なくオモリ達が納まったので、これで位置は決定。
瞬間接着剤だけだと衝撃で外れる可能性があったのでエポパテを詰めてオモリを固定する。
パテも内部で干渉しないように、盛り付け後また仮組みをしよう。
Me262の機首下部には薬莢排出用の穴が4つ空いています。
内側に盛ったパテがここからはみ出ないように注意してください。
今回の戦果
オモリを固定したら機首を組み込み。
ここはモールドを兼ねていない唐突な合わせ目っぽかったので接着。
セメントのはみ出しだけでは足りなさそうだったので、黒い瞬間接着剤も盛っておく。
やっぱりメーカーが変わればキットの設計も変わってくるというか。
今回はここで中断。
先ほど仮留めした主翼だけど、この後少しそれに手を加えることになった。
次回はそれを紹介することになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているもの