タコム社の新製品、日本軍超重戦車オイを作っていきます。
前回は車体と砲塔を組んだ。
今回は残る履帯と各フック、そして兵士を組んで全体の組み立てを完了させる。
なんか筆者が苦戦したのがこの辺りっぽいね。
少々部品が多くなる部分ですからね。
というか今回のパートで取り扱うのが一番部品が多い箇所かと。
おそらく本キットの半分以上の部品が今回の工程のものだ。
とりあえず実際に組んでみて確かめよう。
履帯の組み立て
本キットに収録されている履帯は組み立て可動式。
3つの部品を組み合わせて履板1枚を組み立てます。
なんか難しそうな。
無駄にゲートが多いし、しかもアンダーゲート混じり……。
ゲート跡の整形はほどほどにしておきましょう。
完成後はほとんど見えませんし。
まずはB1番パーツを並べ、上からB4パーツを接着していきます。
B1番パーツとB4番パーツを接着して、別のB1番パーツを挟み込んでいく形といいますか……。
筆者は流し込み式速乾接着剤を使っている。
接着剤をつけすぎると挟み込んだパーツが固着してしまうので注意だ。
それと合いがあまり良くないのか、そのままだとB4番パーツが浮いてしまう。
クリップで留めながら作業をするといいだろう。
クリップの留め方が悪いと流し込み式接着剤が浸透して割れますな。
端だけを留めるのではなく、全体を押さえるように……。
画像で筆者は端だけ留めているけど、これだと割れるっぽいね。
それと接着剤を流し込んだ後、一度グリグリ動かすと固着しなくて済むよ。
途中で数がわからなくなると困るので、分割していくつか束を作ります。
指定では履板が片側82枚だそうなので、10枚×8と2枚×1を用意しましょう。
続いてセンターガイドパーツを接着する。
説明書ではランナーごと一直線にB2・B3番パーツを接着できるようだったけど……
筆者が実際に作っているのでは少し間隔が広かった。
なので2~3個ごとに分割して接着。
その後ゲートを撤去して整形している。
部品番号はB2番とB3番があるけど……
これは7個並んでいるか8個並んでいるかの違いだけみたい。
部品の形自体はどちらも同じみたいだね。
両側を組み立て終えるとこんな形に。
見た目はチハ用のものをそのまま巨大化させたような感じですな。
しかし時間がかかるなぁ。
組み立て可動式履帯の長所として……
- 履板を一枚ずつ実物のように組むので見た目がリアル
- 組み立て後に自由に動かせるので自然な弛みをつけられる
反対に部品点数が多くなりがちなので
- 組み立てに時間がかかる
- 別売り品の場合値段が高いことが多い
といったように思える。
リアルさをとるか手軽さをとるか……
今回の場合はキット付属品で、別売り品も見た感じ出回っていないようなので選択の余地がありませんが。
フック類の取り付け
まだ組みたてていなかったものとして、車体やキューポラのフックがあります。
これを取り付けていきましょう。
数がたくさん……。
オイ車は車高が高いので、車体側面に取り付けられたハシゴ状のフックを上る必要があるんだ。
筆者は時々フックを真鍮線に置き換える改造も行っている用だけど……
今回はあまりにも数が多いので、プラパーツをそのまま使うことにした。
各部組み立てるとこんな感じに。
側面フックの取り付け穴があまり一般的ではない0.7mm指示なのが曲者ですな。
筆者は手元にないので0.8mm径で開口していますが。
兵士の組み立て
前回の段階では保留だった兵士。
乗せることが決まったので急遽この段階で組み立てている。
ゴーグルのみクリアーパーツなので、ここではまだ接着しない。
両腕はキューポラとの調整を忘れずに……。
今回の戦果
履帯を仮留めするとこんな感じに。
兵士が搭乗したことでより巨大感が出ますな。
移動要塞というか。
今回は少し短いけどここまで。
次回は塗装作業に入る予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット