HGUCのパワード・ジムを進めていきましょう。
前回は腕・脚・武器を組み立てて全体の部品が揃った。
今回は塗装を行いマーキング。
ウェザリングの途中まで手をつける予定だ。
難しい工作部分は終わったから、これで後はいつも通り……。
長年の放置品。
ようやく完成が近づいてきましたな。
部品紛失に注意だ。
特にこの季節、長袖長ズボンになることが多い。
袖を引っ掛けたりしていつの間にか部品を作業台から落下させたり、散々探した部品がズボンの裾から出てくることも多いんだ。
それはこのジムを組んでいた際に実際に筆者が……。
そんなこんなで作業を再開しよう。
下地を作る
とりあえず最初にサフを。
Mr.サーフェイサー1000番を適当に……。
適当すぎない?
このサフは合わせ目部分などの凹み確認用ですな。
以前のデミトレーナー同様に先に傷や凹み確認用に吹き付けたわけです。
次の作業で本格的な下地用のサフを吹きますよ。
ちなみにこういう傷とか凹凸などの確認用で削る前提のサフのことを俗に捨てサフと呼ぶようだ。
パテを盛ったり部品を大量に切り貼りする人はこれを多用するとのこと。
筆者はキットの切り貼りは少ないので、捨てサフ使用率も少なめですな。
合わせ目部分の凹みが無いか、肉抜き穴を埋めたパテに不具合が無いか確認するぐらいです。
そんなこんなで本格的な下地を。
今回は2色のサフで下地を構成してみます。
- オレンジや赤・黄色の部分→マホガニー色
- それ以外の部分→黒色
ですな。
いずれもクレオス製です。
手間かけてるなぁ。
パワード・ジムも設定上では試験機だ。
筆者も2色のサフを1つのキットに使って試してみたくてね。
本体の色を塗る
続いて本体色。
今回使ったのは……
- 武器・関節など→ガンダムカラーのMSグレー連邦系
- 胴体のオレンジ→グリーンマックス鉄道カラーの朱色1号
- ダクトなどの黄色→旧ガンダムカラーのイエロー1
- コクピットハッチなどの赤→旧ガンダムカラーのレッド1
- 手足の白→旧ガンダムカラーのホワイト5
ですな。
なんか聞き慣れない色が1色……。
朱色1号は国鉄の指定色ですな。
中央線快速や武蔵野線などで使われているあのバーミリオンオレンジのことです。
グリーンマックスの鉄道カラーはMr.カラーやガイアカラー同様、ラッカー系なので一緒に使うことが可能ですよ。
キット指定のパワード・ジムのオレンジは
- オレンジ60%
- モンザレッド30%
- ホワイト5%
- ブラック5%
の混色となっている。
調色は億劫、しかしそのままで丁度いい色がMr.カラーにない。
迷った筆者がグリーンマックスのことを思い出し、今回動員したのだとか。
グリーンマックスのキット、最近作っていないなぁ。
塗装終了後、組み立てるとこんな感じに。
朱色1号もイメージに近い感じで筆者も大満足なようです。
今回はもう少し先に進んでみよう。
細かいところを塗り分ける
続いて細かいところを筆で塗り分けていきます。
内部再現されたヒザ部分は先ほど使ったMSグレー連邦系とシルバーで塗っておきました。
キットの説明書では足裏の塗り分けに関して何も掲載されていない。
以前作ったジム改を参考にしながらやはりMSグレー連邦系を使って塗り分けている。
パワード・ジムは背中のバーニアが赤くないので、足裏も省略しているけどね。
画像には写っていないけど、肩の噴射口は赤く塗り分けているよ。
使ったのは水性ホビーカラーのモンザレッド。
筆者がバーニア内部の赤色で多用している色だね。
デカールを貼り付ける
ここでデカールを貼り付けてしまいます。
デミトレーナーを作る際に投入した、ホビージャパンのデカールを再度投入。
主にジム改から改造されたポイントを中心に貼り付けてそれらしく見せます。
バックパックにあるAEロゴはガンダムデカールNo.30HGUC地球連邦軍MS用①に収録されているアナハイム社のロゴだ。
設定上このパワード・ジムのバックパックと脚などはアナハイム社製らしいのでね。
ついでにシールドに貼り付ける連邦軍マークもこのデカールを使ってしまう。
地球連邦軍MS用となっていますが、主にアナハイム社製のMS向けのようですな。
ガンダムGPシリーズのほかエゥーゴやティターンズのマークも収録されていますので、Ζガンダム系列のMSに似合いそうです。
スミ入れ!
更にウェザリング。
まずはスミ入れ。
今回は主にクレオスのウェザリングカラー、マルチブラックを溶いて流し込んでいます。
タミヤエナメルにしろクレオスのウェザリングカラーにしろ、溶剤成分で割れることがあるからなるべく部品を分解した状態で作業して……
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
今回は部位によって3色使い分けています。
- 武器・関節→クロームシルバー
- 白部分→ジャーマングレイ
- オレンジなど暖色部分→フラットフレッシュ
いずれもタミヤエナメルですな。
シルバーのドライブラシは思ったより銀ピカになりやすい。
普通の色以上に筆に含ませる塗料を少なくし、擦りつける際も力を抜いて作業しよう。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。
シールによるマーキングと今回の戦果
今度はシールによるマーキング。
パワード・ジムに付属するのは各部の塗り分けを補うホイルシールのみです。
それらは全て塗装やデカールで代用してしまったので使いません。
なのでマーキングシールを使う。
いままで筆者が作ってきたジム改やジム・カスタム、連邦軍仕様のF2ザクについてきたシールの余剰品を使おう。
丁度トリントン基地のマークもザクのものが余っていたね。
画像では写っていないけど両肩の後ろ側に貼り付けているよ。
以前のジム改はバニング大尉の搭乗機をイメージして作りました。
今回のパワード・ジムはアレン中尉の搭乗機をイメージ。
なので機番もそれに連なるようにしています。
今回はここで作業中断。
次回はウェザリングの続きを行い完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット