フジミ　彗星一二戊型　製作記①

模型大隊戦闘日誌、始まるよ！

前回はフジミ模型の彗星艦爆が完成しました。

今回は……。

ついでに作っておきたい航空機があるので、それを紹介する。

それと今回は月末。

恒例の集計も最後にとる。

今月はどのくらい作ったかな？

また記事と作業が少し離れてきたので、少しズレがありそうですな。

今回作るのはこちら。

フジミより

彗星一二戊型

だ。

同じ機体……ではないね。

戊ってなんて読むんだろう？

戊は「ぼ」ですな。

甲乙などでお馴染みの十干の5番目となります。

これは少し前の製品。

2022年11月現在よくみかける現行品は

「一二型・一二戊型・二式艦上偵察機」

の選択式となっている。

彗星については前回の一二型製作時に語ったので簡便に。

第二次世界大戦期に活躍した大日本帝国海軍の艦上爆撃機だ。

略符号はD4Y(一二戊はD4Y2-S)

連合軍によるコードネームはJudy(ジュディ)

九九艦爆の後継として登場、液冷エンジンを搭載したのが特徴だったね。

エンジンの生産が間に合わなくて、後に空冷型も登場したけど。

一二型戊型は後部座席の旋回機銃を廃止し、代わりに20mm斜銃を搭載した夜間戦闘機型だ。

この機銃で下方から敵爆撃機を射撃する。

なんか変な位置にある機銃。

これ本当に使えたのかな？

元々は米軍のB-17爆撃機などへの対抗案だったのだとか。

ラバウルに進出した第251海軍海軍航空隊の小園指令が

「B-17は下後方からの攻撃に弱い」

と判断。

二式陸上偵察機にこのような装備を施したところ戦果は上々。

斜め銃装備の二式陸偵は「夜間戦闘機月光」として正式採用されます。

その後夜間戦闘機の装備として陸海軍問わず斜め銃の装備が定番化。

様々な機体に装備されるようになります。

んで今回のはそれを装備した彗星艦爆ってことだね。

高速性能を買われ、爆撃機から夜間戦闘機に転身した彗星一二戊型。

艦爆型同様、フジミ模型から発売されているキットを作ってみよう。

それでは箱の中身を確認しよう。

こんな感じ。

あらら、また組みかけ。

前回の艦爆型同様、内部を塗って接着して放置していたようだ。

余談だけど同じ箱の中に彩雲の夜戦型まで作りかけで放り込まれていた。

昨年偵察機型の彩雲を組もうとした際に散々探したものが……

同じ夜間戦闘機だから一緒にしていたのだろう。

とりあえず彩雲は置いておいて……。

バラバラなので代わりに説明書のランナー一覧を掲載。

プラランナーは4枚。

それにクリアーランナーが1枚ですな。

なんかBランナーは僅か1パーツのためだけに付属するみたいだね。

どうも後期の彗星は垂直尾翼が微妙に大型化されているようです。

その尾翼が空冷エンジンのランナーとセットになっているため、このキットはこのような形に。

付属デカールはこんな感じ。

番号が幾つか付属するけど、これは自由に組み合わせて使うことができる。

今度のデカールは大丈夫かな？

前回同様、新品購入ですが10年以上放置しているので……。

塗装図はこんな感じ。

• 第302海軍航空隊
• 横須賀海軍航空隊

の2種類の所属から選べる。

前者は更に機体番号を選択することで様々な種類の機体が作れる。

基本の塗装パターンはどっちも一緒みたいだね。

せっかくなので今回はそのまま組み立て作業に入ってしまう。

ただ基本的にキット内容はほとんど艦爆型と同様だ。

詳しくはそちらを参考にしてもらいたい。

ダイジェスト進行ですな。

まずは過去の筆者がどこまで進めたかを確認。

• 増槽
• 主翼
• 機首

を合わせ目消しのため接着。

コクピットを組んで内部色を塗っていますな。

今回は夜間戦闘機型なので主翼下部の穴は増槽用のみ開けて、爆弾用は開口していません。

前回同様、胴体内部の押し出しピン跡を削って処理。

塗装は塗りなおす。

胴体内部は暗緑色(中島系)で塗装。

キットでは青竹色指定だけど、ここ最近のものに合わせて……。

スミ入れやドライブラシで軽くウェザリング。

主翼パーツの真ん中(胴体下部)にクリアーパーツを接着しておくのも忘れずに。

そして接着待ちに。

その他細かい部品を待っている間に仕上げる。

細かい部品も艦爆型とほぼ同様。

唯一異なる風防部分だけ今回は取り上げる。

これがこのキットの風防です。

斜め銃装備のため、後部座席に取り付け用の四角い穴が開いています。

反対に照準器は装備していないため、前面に照準器取り付け用の穴はありません。

斜め銃パーツは普通のプラ製。

金型流用の都合か、普通の艦爆型にも入っているみたいだね。

斜め銃は風防内部から接着する。

先に内部にくる部分を黒鉄色などで塗って、その後にいつものセメダインで接着しよう。

風防を取り付けマスキング。

細かい部品を用意して組み立て完了です。

先に艦爆型を作っていただけあって、すんなり進むね。

実際は並行して作業していたんだ。

今回はここまで。

次回は塗装からになる。

続きは次回！

……と終わる前にやることがあったね。

2022年11月の戦果は……

• 購入1　(デミトレーナーチュチュ専用機)
• 完成7　(VK168.01P、デミトレーナーチュチュ専用機、パワード・ジム、T-34/76、彗星一二型、彗星一二戊型、レギンレイズ)

となりました。

今作っている彗星や知らないガンプラが完成している……。

月初は作業に記事が追いつきそうでしたが、また少し筆者の作業と記事が離れてきましてね。

ダイジェストで進んでいる彗星戊型は次回完成品のお披露目だ。

その後レギンレイズを取り上げることになるだろう。

今月は差し引き6個消費といったところでしょうか。

来月は12月。

時期的に積みが増えそうですが、どうなるのやら。

来月も、お楽しみに～。