ガンプラのHGUCシリーズにラインナップされています、シャア専用ズゴックを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングを施して完成させよう。
実際は昨日の時点で完成していたんだけどね。
スケジュールの都合で、紹介は本日に。
それではズゴックがどうなるのか、確認していこう。
スミ入れ兼ウォッシング
まずはスミ入れとウォッシングを同時に。
モールド部分はタミヤエナメルのスミ入れ用ブラック。
平面部分はタミヤエナメルのフラットブラウンを使っています
いつもと違う感じだけど……
ブラウンは水の流れた感じを表現しているのかな?
水陸両用機らしく。
薄めたエナメル塗料は浸透してパーツを破壊しやすい。
なので面倒だけど関節部分も極力分解して進めている。
特に蛇腹部分はABS製だからね。
外から見えないし、蛇腹のABSパーツにはスミ入れをしていない。
内部のABSもそうですが、蛇腹外装も分解して作業しています。
こういうリング状の部品が一番破損しやすいので……。
塗料が乾燥したらエナメル溶剤で上下にふき取る。
ここも水が流れたような感じをイメージして……。
シャア専用ズゴックは劇中で南米のアマゾン川地下にあるジャブロー攻略戦に投入されていましたな。
ドライブラシ!
ここで一度Mr.スーパークリアーのつや消しを軽く吹き付け、表面をざらつかせます。
その後はドライブラシ。
赤い機体色なので、それに合わせてピンク色を使っています。
ドライブラシについては過去記事を参考にしてね。
今回はピンクだけでなく、ハルレッドも使ってドライブラシ。
錆びが浮いたようなものも表現している。
これはピンク部分とグレー部分を中心に施すといいかな?
レッド部分にハルレッドはあまり目立たないし。
流れた錆びを描き込む
ハルレッドでもう一仕事。
面相筆を使い、ダクトなどから流れたような錆びを描きます。
ハルレッドを塗る位置に、あらかじめ溶剤を塗って濡らしておくとよりそれらしくなるように感じだね。
潮汚れのようなものを追加する
赤い部分は錆び系の汚れが目立たないので、代わりのものを追加します。
タミヤエナメルスミ入れ用グレイをランダムに乗せて、溶剤でふき取ります。
これで海水の塩分が白っぽく浮き出たような感じに。
これで変化を少しつける感じだね。
……あれ、でもシャア専用ズゴックはアマゾン川流域で戦闘していたから淡水じゃあ。
ここは見た目重視で……。
最後の仕上げ
最後につや消しクリアーを吹き付ける。
道中タミヤのウェザリングマスターAセットも擦りつけるけど……
今回は控えめにしておこう。
泥汚れなんかは水に潜っていたら落ちそうだもんね。
陸に上がって少し走り回って付着したイメージかな。
乾燥後、最終組み立てです。
モノアイ部分はWAVEのH・アイズ1に含まれる3.5mm径を使用しています。
アルミテープを裏に貼り付け、セメダインハイグレード模型用で接着してしまいましょう。
モノアイのクリアーパーツ化に関してはこれも過去記事で取り上げているよ。
詳しくはそっちを参考にしてね。
これでシャア専用ズゴックは完成としよう。
以下、ギャラリー。
HGUC シャア専用ズゴック 完成!
よくわからない状態で放置されていたものが、ようやく整った見た目に。
ちなみにこちらがサルベージ直後のもの。
モノアイの可動化改造とツメを尖らせたぐらいで、それ以外は特に形をいじっていない。
作ってみた感想のコーナー
パーツ点数自体は少ないから、そこまで苦戦しなかったかな?
今回はどちらかといえば過去の筆者の後始末に時間を割いた感じで。
筆者の感想として気に入った点は……
- パーツ点数が少ないのですぐ形になり、塗装などでもそこまで時間がかからない。
- HGUC初期のキットであるものの、関節の可動に関して特に不満はない。
- 色分けに関しても素の状態でほぼ完璧。足りないのはコクピットハッチと腕のメガ粒子砲口ぐらい
逆に気になった点は……
- 目立つモノアイが固定式。筆者が今回一番気になった点。なので改造強行
- 構造上オプションパーツが付属しないので、持ち替え・組み換えなどのプレイバリューでは他の機体に一歩譲る
- ABSの関節が遊んでいるうちにヘタリやすい。瞬間接着剤を塗ったりビニール類を噛ませるなど各自補強を
といったところ。
22年前発売のキット(量産型が先行して発売したので事実上24年前)だが、現在でも十分通用する内容だ。
水陸両用機の特徴的な形が気に入った方には一つおススメしたい。
記憶が正しければ、確か筆者が始めて購入したジオンの水陸両用機だった気がします。
2023年5月現在定価は税込み770円と安価なので、比較的手に取りやすいのも嬉しいですな。
こうなると量産型のズゴックやアッガイ、ゾックとかと並べたくなるような……。
……実は筆者はジオニストでありながら、まだゾックは組んだことがなかったり。
今回はツメのシャープ化やモノアイの可動化など、各部の改造方法を一例として紹介した。
何か参考になればいいんだけどね。
今回のモノアイ改造方法、他の水陸両用機にも応用できそうですな。
今後筆者の在庫で何か施せそうなものは……。
というわけで、シャア専用ズゴックが無事完成したので今回はここまで。
また筆者の作業に記事が追いついてしまったので、次回は未定だ。
あるかわからないけど、次回もお楽しみに~。
この記事で作っているキット