タミヤ 1/35 Sd.Kfz.232(8-RAD) 8輪重装甲車 製作記①

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が以前中古品店で確保した、ハインケルHe112を完成させましたな。

しかしその間に次々と積みが増えて……。

ヴァルダ
ヴァルダ

今月に入って既に3つも購入している。

今回はそれらから1つ紹介しよう。

レーナ
レーナ

全部タミヤ製品だっけ。

アドルフ
アドルフ

難しいキットが多かったので、タミヤ製品が欲しくなったようです。

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今回のお題 タミヤ 1/35 Sd.Kfz.232(8-RAD) 8輪重装甲車

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

タミヤMMシリーズより

Sd.Kfz.232(8-RAD) 8輪重装甲車だ。

レーナ
レーナ

この前手に入れた装甲車だね。

しかしずいぶん箱がボロボロだなぁ。

アドルフ
アドルフ

箱傷み品で安く買え、筆者はホクホクでしたけどね。

Sd.Kfz.232(8-RAD)とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この車輌は第二次世界大戦期にドイツ軍で使われた装甲車だ。

当初はSd.Kfz.234という名前だったが、最終的に前身の6輪装甲車の名前を継いでSd.Kfz232と名乗るようになった。

レーナ
レーナ

234は後に登場した別の8輪装甲車に使われるんだったよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

開発は1920年台後半から始まる。

このころはまだヴェルサイユ条約の影響で装甲車輌の開発が制限されていたので、秘密裏に行われた。

試作車は無事に完成するものの、世界恐慌が発生。

一度開発は中止される。

レーナ
レーナ

世界恐慌ってあれだっけ、1929年ぐらいに始まったなんかすごい経済不況のことだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

その後総統閣下が政権を握った翌年の1934年頃、ドイツ陸軍の兵器局がビュッシングNAG社に対して8輪式の装甲車の開発を改めて指示する。

これが後に8輪重装甲車のSd.Kfz.の231と232となり、1936年から生産を開始する。

アドルフ
アドルフ

開発を受けたビュッシングNAGはシャーシを開発・生産。

車体はドイチェ・ヴェルケ社が担当したようですな。

最終組み立てはシッヒャウ社とのことです。

レーナ
レーナ

……そういえば昔ここでなんか同じような名前の車輌を作っていなかったっけ。

アドルフ
アドルフ

前身となった6輪装甲車ですな。

そちらは世界恐慌の影響で予算の問題が発生したので、民間向けトラックをベースにした暫定型です。

ヴァルダ
ヴァルダ

6輪型・8輪型ともに通常の装甲車と中距離無線機を搭載した型が作られた。

通常型がSd.Kfz.231

無線機搭載型がSd.Kfz.232

と名乗った。

今回作るのは無線機型。

外見では車体上部に設けられたフレームアンテナが大きな特徴だ。

レーナ
レーナ

手すりに見えるんだけど、これはアンテナなんだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

8輪全てが独立懸架・ステアリング可能であったので、6輪型と比較すると不整地走破性能は大幅に勝っていたという。

ただしその分コストが跳ね上がったので、生産などに影響が出たようだ。

通常型なんかは数の不足を4輪式のSd.Kfz.222で補っていたとか。

レーナ
レーナ

凝った構成で生産性が悪いとか、数が足りないとか……

ある意味ドイツ軍らしい感じだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

開戦時からドイツ軍を支え続けた無線機搭載の重装甲車Sd.Kfz.232。

タミヤMMシリーズにラインナップされているキットで再現してみよう。

箱の中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは開封。

中身はこんな感じに。

レーナ
レーナ

箱はボロボロだけど、中身は無事だね。

エッチングパーツも付属するし。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、元々は1970年代にタミヤMMシリーズ36弾として発売された古いもの。

それに一部新規パーツとエッチングパーツを加えて、2008年頃に再発売されたものなんだ。

アドルフ
アドルフ

以前のSd.kfz.223フンクワーゲンと同じですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

パーツその1。

これらは1970年代のものと共通の部品のようだ。

一部余剰になる。

レーナ
レーナ

今回の製品は大戦中期頃の車輌をイメージしているみたいだね。

旧製品について調べてみたけど、そっちはポーランド戦とか大戦初期の車輌も再現できたみたい。

アドルフ
アドルフ

右下のDランナーにベレー帽を被った兵士が含まれますが、それが旧製品の名残ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラパーツその2。

このVランナーとWランナーが今回購入した2008年版の新規パーツとなっている。

兵士やアクセサリーのほか、車輌のハッチやライトなどが含まれる。

レーナ
レーナ

旧製品の兵士が大戦初期のベレー帽だったのに対して、こっちはアフリカなどの熱帯仕様だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

デカールや金属パーツ。

これらも新規パーツだ。

アドルフ
アドルフ

アフリカ軍団のマークは鉤十字が含まれるからか、隔離されていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

紙媒体は説明書と塗装の解説書。

解説所の裏側には塗装図が掲載されている。

レーナ
レーナ

中古品だからか、近年よく見るTech Tips!は入っていないね。

筆者は何十枚も持っているからいらないけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

キットに収録の塗装は4種類。

  • A 第15戦車師団第23装甲偵察大隊第1中隊所属車 (1941年北アフリカ)
  • B 第21戦車師団第3装甲偵察大隊第1中隊所属車 (1941年北アフリカ)
  • C 第5戦車師団第8装甲偵察大隊第2中隊所属車 (1941年バルカン戦)
  • D 第19戦車師団第19装甲偵察大隊第1中隊所属車 (1943年夏ロシア クルスク戦)

となっている。

レーナ
レーナ

AとBがアフリカ塗装。

Cがジャーマングレー単色。

Dがダークイエローにグリーンの迷彩。

どれも個性的だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

一部部品の選択があるので作る前に決めておこう。

今回はボックスアートにもなっているAの第15戦車師団所属車で作る。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで今回はここまで。

次回から早速組み立て開始となる。

アドルフ
アドルフ

久々のタミヤ製品。

そして久々のドイツアフリカ軍団ですな。

レーナ
レーナ

塗料の在庫とかは大丈夫だったかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

一度確認しておくことにする。

それでは続きは次回。

この記事で紹介しているキット

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