タミヤのSd.Kfz.232を作っていきましょう。
前回は砲塔や兵士を組み立てた。
今回は塗装作業を行う。
暑そうなアフリカ戦線塗装。
……でも外の気温は少し涼しくなってきたかな?
先ほど雨も降りましたからね。
涼しくなる前に仕上げてしまおう。
それでは作業を再開する。
塗装図の確認
本キットに収録されている塗装は4種類。
今回は塗装図Aの第15戦車師団所属車で進めましょう。
ドイツアフリカ軍団を構成する部隊の1つだね。
説明書によると、グレーの車体にサンドカラーをオーバーコートしているみたい。
下地を塗る
まずは下地から。
本車のシャーシはかなり複雑で、奥まったところに塗料の霧が入りにくそうです。
あらかじめ筆を使ってある程度塗りつぶしておきましょう。
使用したのは水性サーフェイサーのブラック。
臭いは少ないけど少し乾燥に時間がかかる。
それとついでに、金属部分にはガイアノーツのマルチプライマーを筆塗り。
今回は網目状のパーツがないので、多少濃い塗料で厚めに塗っても問題ないですな。
その後はエアブラシに切り替え。
水性ブラックサーフェイサーを車体全体に吹きつけます。
兵士のほうはガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト。
肌の部分にはガイアノーツ・ノーツフレッシュオレンジを塗っているよ。
車体色の塗装
兵士はいったん置いといて……
車体の塗装を進めていきましょう。
- 本体→タミヤラッカーのジャーマングレイ
- 機関砲・機銃→タミヤアクリルのガンメタル
- タイヤ→水性ホビーカラーのタイヤブラック
ですな。
筆者は最近アクリル塗料でも基本塗装をするようになったよね。
ガンメタルはラッカー系を持っていないというのもあります。
タミヤアクリルなど水性塗料はボカシ塗装時の濃度調整が少し難しいですが、ベタ塗りする分には問題ありません。
一度マーキングを施す
この車輌はグレーの上からサンド色を上塗りしたもの。
どうやらマーキング類はグレーの状態から描かれていたようです。
なのでサンド色を塗る前に、先にデカールを貼り付けてしまいましょう。
キットにはマーキング周辺のグレー地を残すための型紙が付属する。
こちらはサンドを塗ってからマーキングをする際に使うもののため、今回は使わない。
貼り付けるとこんな感じに。
大戦前期の車輌なので、部隊マークなどがにぎやかですな。
なんか文字がかっこいいね。
この文字は解説書によると
「ゲーロ・フォン・ホーエンドルフ」
と書かれているようだ。
ポーランド戦で戦死した装甲車指揮官の名前だとか。
サンドカラーをオーバースプレーする
そしてサンドカラーを塗装。
使用したのは近年タミヤカラーにラインナップされたイエローブラウン。
1941年ごろに制定されたドイツアフリカ軍団向けの色です。
オーバーコートされた感を出すため、マーキング以外にもグレーの下地を残すようにして塗っている。
アンテナ部分は通信状態が変化することを懸念してか、塗られなかったようだ。
今回の戦果
そんなこんなでエアブラシ塗装は終了。
筆で細かいところを塗り分けつつ組んでしまいます。
タイヤもこの時点で接着。
だいぶそれらしくなってきたね。
この後兵士たちもサクッと塗っている。
基本的な手順は過去記事にまとめたので、それらを参照にしてもらいたい。
アフリカ戦線なので使用する塗料が異なりますけどね。
肌の色はやや茶色系を多めに混ぜ、軍服はカーキをメインにしています。
今回はここまで。
次回は車体のウェザリングを施し完成させよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓