タミヤウォーバードコレクションより、二二型の零戦を作っていきましょう。
前回は機内を組み立てたり、各パーツを整形した。
今回は機内を塗るなどして組み立てを終えよう。
サクサクッと形に。
問題なさそうだね。
さすがに何機も組んでいますからね。
ササッと完成を目指して、作業を再開しよう。
エンジンの組み立て
早速機内を塗りたいところですが。その前に一緒に塗っておきたいプロペラとエンジンを組んでしまいます。
整形に関しては前回済ませていますな。
本キットのプロペラはポリキャップ接続。
先にエンジン内にキャップを仕込んでおこう。
組み立てるとこんな感じに。
エンジン先端は本体とは別の色になりますので、ここでは接着せずに進めます。
古い他のキットだとエンジンは大体黒鉄色単色だけど、この辺りはしっかり調べられているのかな。
機内などの塗装
先に胴体や主翼の合わせ目を切削して整形。
その後機内やそれらと同じような色の部分を塗ってしまいます。
塗装面は先にサーフェイサーを吹いておくよ。
その後使った色は……
- 青竹色部分の下地・プロペラ、タイヤなど→Mr.カラーのシルバー
- 主脚カバーや機内→Mr.カラーの青竹色
- エンジン本体→Mr.カラーの黒鉄色
- 機内の搭乗員区画→Mr.カラーの自作代用コクピット色
- カウリングなどの黒→Mr.カラーのカウリング色
- エンジン先端→Mr.カラーのRLM65ライトブルー
だね。
青竹色は下地にシルバーを塗っておくといい感じに発色してくれる気がしますな。
その後は
- 筆で細かい箇所を塗り分け
- シートベルトや計器などデカールを貼り付け
- タミヤエナメルのスミ入れ用塗料ブラックでスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
と進めている。
タイヤなど、先ほどついでに塗った部分も一緒に塗り分けてしまおう。
元々凹凸があるから、スミ入れとドライブラシでメリハリが付くね。
作業中は部品を折らないように……。
その後はコクピット組み込み。
胴体の下からコクピット内部部品をはめ込み、そのまま主翼パーツでフタをしてしまいましょう。
前面のみ胴体と主翼の間に合わせ目ができますので、そこは接着剤をはみ出させて合わせ目処理の準備です。
それ以外の箇所は合わせ目がモールドを兼ねているので処理はしません。
尾翼と風防周りの部品を取り付ける
他の部品を取り付けてどんどん進めてしまおう。
細かい部品は置いといて、まずは尾翼や風防周りから。
水平尾翼、左右で取り付けピンの幅が違うね。
これは間違えて左右逆に取り付けないようにするためかな?
おそらくその通りですな。
これのおかげで、先に切り出してもどちらが正しいのかわかるという。
座席周りは日差しの反射避けのためか、黒く塗られています。
ここは先ほども使用したカウリング色を筆塗りして済ませてしまいましょう。
一緒に組み込むアンテナ線支柱も、根元をタミヤアクリルのレッドブラウンで塗っておきます。
照準器はクリアーパーツだけど、クリアー地はほとんど残さない。
なので接着は通常のスチロール系でも大丈夫だ。
クリアー地の部分は接着面から離れているから影響はない。
接着強度優先で進めよう。
風防の取り付け
風防は2種類付属。
真ん中の区画と後部の区画が一体のものか、別々のものかで開閉選択式です。
今回は閉まった状態にするので、一体型を選びます。
いつものセメダインで接着。
透明度、精度共にまったく問題ないですな。
今回作る機体はアンテナ線支柱が短く切り取られている。
風防内部で機体と接着してから、風防に合わせてカットしてしまおう。
ついでにもう1つの選択ポイント。
機銃が長いのか短い(パーツを接着しない)かの選択式だね。
今回は接着しないで進めるよ。
初期の零戦から二二型まで装備していたのが九九式一号二〇ミリ機銃。
二二型甲から銃身の長い九九式二号二〇ミリ機銃に換装とのこと。
スイスのエリコン社が開発したもののライセンス生産品だそうですな。
零戦の20mm機銃って飛び出しているのとそうでないのがあったけど、二二型がその切り替えの時期だったんだ。
その後は風防のマスキング。
零戦は少し窓枠が多いので苦労しますな。
機首下部の吸気口部分も機体色とカウリング色の部分が一体化しているのでマスキングをしよう。
カウリング色部分が塗装済みなので、そこを覆っておく。
主脚格納部分も青竹色で塗ってあるから、ここもマスキングだね。
いつもは本塗装の最中にやるけど、こっちのほうが効率を考えるといいかも。
先ほどの機首先端にできた合わせ目もここで整形。
接着剤だけでは足りなそうだったので、500番のサーフェイサーこと溶きパテも使っています。
というかここの合わせ目はカウリングでほとんど隠れるから、そこまで神経質に処理しなくても大丈夫かも。
今回の戦果
これで本体の組み立ては完了となります。
全体図はこんな感じに。
今回はここまで。
次回は塗装になる。
とはいっても機首やカバー内部は塗り分け済みだから、本体色がメインになるけどね。
続きは次回!
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