筆者が組みかけで長年放置していた、サイバーホビーオレンジボックスシリーズのV2ロケットを組んでいきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
一気に形にしてしまおう。
今回はずいぶんと早く進みそうな。
作りかけのものですからね。
見た感じ、部品の数もそこまで多くありませんし。
古い製品は部品が少ないという利点があるんだ。
それでは作戦を開始する。
上段の組み立て
ミサイル本体は上・中・下の3ブロックに分割されています。
まずは上段から。
左右と先端パーツの計3つで構成されています。
先端パーツは頂点部分から放射線状に4本のモールドが施されている。
上段の左右パーツは合わせ目部分がそのモールドと同じ位置にあるので……
筆者が消しかけた合わせ目を一度彫り直そう。
とりあえず側面パーツの上側と下側を彫り直し。
真ん中辺りはモールドと重なっておらず、純粋な合わせ目なので接着して消してしまっています。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
中段の組み立て
続いてミサイルの中段部分。
ここは左右真っ二つになっているパーツを合わせるだけです。
合わせ目はモールドを兼ねているので消さなくてOK。
ただ抜きの都合か、リベットモールドが浅くなっている。
ここは筆者が大昔にホームセンターで購入したケガキ針で突っついて彫り直している。
ここはこれだけ……。
下段の組み立て
更に下段。
ここは左右真っ二つの本体に、各パーツを取り付けていきます。
まずは噴射口のA5番パーツを接着してしまいましょう。
A5番パーツは内部に押し出しピン跡がある。
これは適当にヤスリなどで削って処理した。
続いて安定翼などのパーツ。
噴射口付近に付くA4番パーツは押し出しピン跡やヒケがあります。
接着剤やパテを使って埋めておきましょう。
筆者が以前盛っていた黒い瞬間接着剤の跡がありますな。
取り付けるとこんな感じに。
A4番パーツは接続棒1本で本体から浮いている感じ。
ちょっと不安定に感じるね。
筆者が削りすぎたからか、本体と安定翼の間に少し隙間ができている。
今回は無視してしまおう。
発射台の組み立て
続いて発射台の組み立て。
まずは4本の柱を組みます。
戦車のジャッキみたいなディティールが特徴的ですな。
斜めの支柱が1本のものと2本のものがある。
柱本体にはOの字状のモールドが施されているけど、1本の斜め支柱のものは切り取り。
2本支柱のものは、このOの字モールドに支柱を合わせて接着する。
組み立てるとこんな感じに。
ハンドルがある部分が発射台の外側を向く感じだね。
柱を組んだら土台部分などを用意。
合わせていきましょう。
地味にパーティングラインが多い。
しっかり処理してやりたいところだ。
発射台にある棒状のディティール。
整形時に邪魔な上強度的にも気になりました。
なので一度切り取り。
0.5mm径の穴を開け、同径の真鍮線で作り直しています。
四角い足部分は多少遊びがある。
斜めにならないように注意して接着しよう。
柱と土台の接着部分は少しキツめ。
接着前に少し軸を削って細くしておくといいかも。
これで発射台の組み立てが完了です。
接着剤が乾かないうちにミサイル下部を仮置きして、パーツの合いを確かめておくといいだろう。
組んだ各部位を合わせる
そんなこんなでここまで組んだ部位を合わせてしまいましょう。
ミサイル下部につけるA8番パーツ。
これはキットでは上寄りに取り付けるような指示だけど、実物ではもっと噴射口寄りの位置らしい。
なので指定の位置よりも下寄りで取り付けている。
イモ付けだから、固着するまでズレないように……。
今回の戦果
そんなこんなで組み上がったのがこちら。
……急に撮影場所が変わりましたな。
デカすぎて作業台にうまく収まらないんだ。
無理に写そうとする余計なものまで写りこむ。
あっという間に形に。
デカいけどパーツ構成は非常に単純で、すぐに形になるんだ。
今回はここまで。
次回は塗装作業になるだろう。
続きは次回!