ハセガワのハインケルHe111H-6を作っていきましょう。
前回は機内を塗ったり、合わせ目部分を接着した。
今回は各部整形して航空機の形にしていこう。
この辺りも一部パーツの形が異なるだけで、基本的には前のP型と変わらない感じかな?
おそらく。
しかしP型のは各パーツ少し迷走していますな。
最後に全体を組んで形にしているように見えます。
今回は先に航空機の形にしてから細かい部品を取り付けよう。
それでは作業を再開する。
胴体の整形
手始めに胴体から。
キットでは胴体下部にアンテナパーツの突起が6箇所あります。
ただ省略された形ですし、整形時にも邪魔になります。
ここは切り取ってしまいましょう。
アンテナパーツは後で真鍮線を使い復活させる。
とりあえず切り取った跡に0.5mm径の穴を開け、目印にしておこう。
その後整形作業をすれば、元の位置がわからなくなることもない。
尾部先端もなんか突起が2本あったね。
今回のキットでは下部のものが不要だから、成型ついでに切り取っておくよ。
機首側も整形。
微妙に浮いたのか、接着面で隙間ができてしまいました。
ここはタミヤのイージーサンディングで大まかに埋めた後、クレオスのMr.サーフェイサー500(溶きパテ)で仕上げています。
周囲のモールドは切削中に消えやすい。
先に彫り直してから整形するといいだろう。
主翼の成型
主翼下の要らないモールドは前回タミヤのタミヤパテを盛っておきました。
削って平らにしておきましょう。
ここも一度削ったら再度溶きパテを塗ってから切削。
より確実に……。
この状態ではわかりにくいので、一度サーフェイサーを吹きつけ確認。
つや消し状態だと埋まったように見えますが、目の細かいヤスリで磨くとまだ凹みがありますな。
切削を繰り返します。
ここで吹くサーフェイサーは缶スプレータイプのもの。
筆者はエアブラシがあるけど、缶タイプのものは準備の時間が省けるのが長所だ。
ちょっとした確認作業に便利だったりする。
エンジン周りの組み立て
続いてエンジン部分。
He111のH型はユンカース社のJumo210シリーズを搭載するものが多いようですな。
前身のP型はダイムラーベンツのDB601シリーズを搭載したのが基本だったみたいだね。
どちらかといえばDB601は戦闘機に、Jumo210は爆撃機に搭載されていることが多い気がするけど。
ここで注意するのは排気管。
塗装図によって種類が異なるから注意だ。
今回作るのは塗装図3番のもので、これのみJ14・J15番パーツを使う。
1番と2番の塗装の場合、画像左側にランナー付きで写りこんでいる、J13番パーツを使用する。
水平尾翼のトラブル
これで各部の整形が終了しました。
組み合わせて航空機の形にしていきましょう。
……なんか水平尾翼の形が左右で違うんだけど。
どうも筆者が組み合わせるパーツを間違えたらしい。
A1番パーツとA4番パーツ、A2番パーツとA3番パーツを組み合わせるところを……
A1番パーツとA3番パーツ、A2番パーツとA4番パーツを組み合わせたようだ。
要するに上下面両方に突起があるものとないものができあがってしまった。
どうすんのさ。
今更剥がして再接着はできないよ、これ。
とりあえず片側の突起を切り取って、もう片方の水平尾翼に移植。
幸い他の部分の違いはなかったので、これだけでなんとか本来の形にできた。
切り取った跡はしっかり整形をしておこう。
まったく困るなぁ。
主翼と胴体の合わせ目で、下面に少し隙間ができました。
ここはクリップでがっちり留めて矯正してしまいましょう。
中型以上の爆撃機は胴体下面と主翼部分が別パーツになっているから、どうしてもこういうのが発生しやすい。
今回の戦果
とりあえず組み合わせ終わるとこんな感じに。
多少トラブルがありましたが、何とか形になりましたな。
トラブルは完全に筆者のミスなんだよね。
キットは悪くないという。
今回はここで中断。
次回は残りの部品を仕上げていこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット