アミュージングホビーの新製品、マウス砲塔型のE-100を作っていきましょう。
前回は足周りを形にした。
今回は後部パネルや車体上部を組んでいこう。
筆者はサボらず進めているようだね。
航海は極めて順調ですよ。
ムスカ大佐かな?
航海……と言っているけど、今作っているのは陸戦兵器だ。
それでは作業を再開しよう。
後部パネルの組み立て
まずは後部パネルから。
排気管が2本と、ティーガーII系列のような外見となっていますな。
排気管部分は真っ二つだから接着済み。
ただカバーパーツでほとんど見えなくなるけどね。
組み立てるとこんな感じに。
この辺りは特に大きな問題はありませんな。
左上の留め具が気になるね。
説明書に指示はないけど、なんか工具をセットするのかな?
本体にセットするとこうなります。
車体下部前面もそうでしたが、牽引用のU字フック装備用プレート部分が真っ二つです。
ここは合わせ目を消しておきたいですな。
とりあえず接着剤をはみ出させて……
足りないようなら伸ばしランナーとか、適当なプラ材を溶着させて埋めよう。
車体上部の組み立て
続いて車体上部。
前回陰の部分を黒く塗っていますな。
ターレットリング周りはゲートが残っている。
先に処理しておこう。
車体上部側にも真っ二つなプレートが。
ここも合わせ目消しの要領で、接着剤をはみ出させます。
なんかあちこち接着待ちに……。
実際は乾燥待ちに他の作業を並行している。
混乱するから、ここではそのまま進めているようにしているけどね。
エンジングリルの取り付け
車体上部の細かい部品を用意します。
大柄な車輌ですが、この辺りは寧ろ少ない部品でまとまっています。
エッチングパーツもここで登場だね。
エンジン周りは先に内側から取り付けるファン類から接着。
そしてエッチンググリルを取り付け。
プラ用接着剤は使えないので、瞬間接着剤を使おう。
窪みがあるのでぴったりハマる……
と思いきや、そうでもなさそうですな。
剥がれないか心配です。
車体上下を合わせる
細かい部品を貼り付ける前に、先に車体上下を合わせてしまう。
車体の切削中に細かい部品に触れて破損の可能性があるからね。
内側から取り付ける部品はもうないから大丈夫なはず。
ここで気になる点が。
車体上下の合わせ目が車体前後にできますが……
不自然な場所にできて唐突感がありますな。
ここも接着材のはみ出しと伸ばしランナーの組み合わせで埋めていきます。
他のキットの大半は溶接跡部分に合わせ目も来るから違和感がないんだけど、これは少し違うみたいだね。
乾燥後、はみ出した接着剤や伸ばしランナー部分を切削して均していきます。
伸ばしランナーは同じプラ製なので、パテと比べると食いつきがよく切削もしやすいですな。
ついでに後部パネルと車体側面の合わせ目部分にも伸ばしランナーを突っ込み、溶接跡を再現します。
こちらのやり方は過去記事を参考にしていただければ幸いです。
合わせ目を処理したプレート部分はノコギリ系の工具の刃をスライドさせて、切削跡をつけた。
これで装甲板の切り口っぽく見せている。
車体前面もプレート部分の切削跡をつけたり、合わせ目を処理したり。
そのままだとちょっと違和感があるような。
ティーガーIIなんかもそうですが、実物は車体上下の合わせ目が凹凸になっており、それを噛み合わせてから溶接しているようです。
キットでは成型の都合か、噛み合わせ部分の切削跡や溶接跡が途切れてしまっているので、デザインナイフやノコギリの刃で追加してラインを繋げています。
このE-100キットはなんか車体下部側に合わせ目が寄っているんだよね。
タミヤのティーガーIIとかパンターGなんかだと、合わせ目が先端の角部分に来るから消しやすいんだけど。
細かい部品を取り付ける
車体の切削が完了しましたら、細かい部品を取り付け。
まずは後部から。
やはりティーガーIIに似たような構成ですな。
エンジン点検ハッチの丸いパーツに不自然な切り欠きがあるね。
おそらく砲塔との干渉を防ぐための切り欠きでしょう。
ここは切り欠き部分が前を向くように接着します。
前面パーツも装着。
操縦手・通信手ハッチは接着せず、開閉可能な状態にしておきます。
ライトの配線は車体にモールドされている。
今回はこれをそのまま生かして進める。
作り直す人は……過去記事を参照にしてもらうと幸いだ。
今回の戦果
とりあえず現在はこんな感じに。
車体本体はほぼ組み立て完了となりました。
ググると出てくる実物のE-100の画像も、この状態に近いよね。
実物は車体があらかた出来上がったところで終了してしまったようだ。
今回はここで中断。
次回はサイドスカートやら履帯の組み立てになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット