アミュージングホビーの新製品、マウス砲塔のE-100超重戦車を作っていきましょう。
前回は車体上部を組んだ。
今回は履帯とサイドスカートを取り付け、車体を形にしよう。
なんか今回は内容が薄くなりそうな予感。
筆者の作業が少し押したようで、記事の時間に影響が出たようです。
単純に次の作業の内容がやや多いので、それを一緒にすると逆に長くなりすぎるというのもある。
配分を間違えたかな?
とりあえず、今回の内容に入っていく。
履帯の組み立て
こちらが履帯の入ったTランナー。
同一のものが4枚付属します。
実際はバネ部分が1組のみ使用済みですが。
いわゆる組み立て可動式だね。
ただモデルカステンの別売り品とは構成が違うというか。
あちらは履板に左右からピンを差し込んで留めるタイプだった。
こちらは履板同士を上下から挟み込んで留めるタイプだ。
実物とは異なる構成だけど、強度では断然こちらが上となる。
履板パーツは3種類。
左から順に
- T2番(センターガイドありの内側)
- T3番(センターガイドありの外側)
- T4番(センターガイドなし)
となっています。
筆者は既にある程度は陰色を塗装済みだね。
接着時に支障が出るから、本当にある程度だけど。
T4番パーツは細いピン部分から折れやすいから注意だね。
筆者も何個か折っていたり。
T2番パーツはゲート部分がアンダーゲートになっています。
筆者はよく切れるニッパーの2度切りで処理していますな。
表面にゲート跡が出ないのが長所ですが、しっかり処理をしないと接着時に隙間ができるので注意です。
組む順番としては
- T3番パーツの両端にT4番パーツを乗せる
- T3番パーツの上からT2番パーツを接着し、T4番パーツを挟み込む
といった感じ。
これを繰り返す。
接着剤の量が多いと可動部が固着するので注意だ。
ひたすら1本の履帯を作るよりも
「T2番×1、T3番×1、T4番×2」
のユニットを先に大量生産し、後でつなげて1本の履帯にしたほうが楽ですな。
枚数が把握しにくくなるのが難点だけどね。
ちなみにこのキットでは片側102枚の指定になっているよ。
- T2番+T3番を51枚
- T4番を51枚
つなげよう。
2本作るとこんな感じに。
両端を留める1区画だけはまだ組んでいません。
ティーガーIIやマウスなど、他の戦車の履帯とはまた違った形をしているね。
互換性はなさそうな。
サイドスカートの組み立て
続いてE-100のサイドスカート。
E-100は車内容積を確保するためか、側面は傾斜のない垂直な装甲となっている。
代わりに曲面を持ったサイドスカート兼側面装甲を装備している。
貨車からはみ出るからか、鉄道輸送時は取り外す予定だったようだ。
このキットでは実物同様、3区画に分かれているね。
内側は筆者が塗装済みだけど……。
普通に接着してしまえばいいみたいですが……
筆者は着脱できるように、真鍮線を打ち込んでいますな。
- 車体側の取り付け穴に1.5mm径のピンバイスで穴を開ける
- スカート側の取り付け穴に1.5mm径の真鍮線を接着(こちらは穴あけ不要)
といった感じです。
ネオジム磁石とか埋め込んでもよさそう。
今回の戦果
履帯とサイドスカートを装着。
これで車体側は組み立て完了ですな。
車幅を狭くしているマウスと比べると、まだ常識的な形というか。
今回は少し短いけどここまで。
次回はこのキットの注目ポイントである、砲塔の組み立てだ。
続きは次回!
この記事で作っているキット