ハセガワ フォッケウルフTa154A-0 製作記①

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航空機等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回はタミヤのパンターGの初期型が完成しました。

これで直近の購入品は全て完成しましたな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は在庫の積み崩しに戻る。

筆者の積みから掘り出してきた航空機のパーツチェックを済ませよう。

レーナ
レーナ

まずは検品かぁ。

アドルフ
アドルフ

いつものパターンです。

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今回のお題 ハセガワ フォッケウルフTa154A-0

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

ハセガワよりフォッケウルフTa154A-0だ。

箱なしの中古品となる。

レーナ
レーナ

フォッケウルフっていうと、あのFw190の開発をしたところだよね。

FwじゃなくてTaになっているのが気になるけど。

アドルフ
アドルフ

ドイツ軍機の型番は元々メーカー名に合わせたものでしたが……

1944年頃から、開発者の名前を冠した型番になったようです。

  • Fw→フォッケウルフ社設計
  • Ta→フォッケウルフ社のクルト・タンク博士設計

みたいな。

Ta名義の機体としては他にTa152が有名ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回のTa154は箱がないけど、ハセガワのCP帯名義。

以前作った屠龍なんかと同じシリーズだ。

現在はあまり見かけないシリーズだけど……

現行の定番品、E帯シリーズにラインナップされている一式陸攻二四型丁や陸上爆撃機銀河なんかが元CP帯製品のようだ。

レーナ
レーナ

E帯移籍組と比べると、随分マイナーな機体に感じるけどね。

フォッケウルフTa154A-0とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この機体は第二次世界大戦後半に登場した、ドイツ軍の双発戦闘機だ。

細かいマイナーチェンジで昼間戦闘機だったり夜間戦闘機だったり、単座だったり複座だったりする。

レーナ
レーナ

ここで作ってきたBf110やJu88みたいな立ち位置の機体かな?

ヴァルダ
ヴァルダ

1942年ごろにドイツの航空省が、連合軍の爆撃機を迎撃するための新型夜間戦闘機の開発を各メーカーに指示。

要求の中には「戦略物質の使用を抑える」というものもあった。

フォッケウルフ社のクルト・タンク博士はこれに答え、機体の約半分が木製の機体の案を提示。

これが採用され、Ta154となる。

アドルフ
アドルフ

木製ということに関しては英国のデ・バビラント社が開発した双発機、モスキートの影響を受けているようですな。

  • 全金属製の機体が主流な時期に木製
  • モスキート(蚊)という名前

のわりに、かなり高性能だったようで。

Ta154も非公式ですがモスキトー(モスキート)という愛称があるのだとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

1943年にTa154の試作機が初飛行。

その後も試験は続き、同年の末にようやく量産機の発注が決まる。

今回作るA-0型は先行量産型ともいえるタイプで、機首にレーダーアンテナを搭載した夜間戦闘機となっている。

試作機では斜銃を装備していたようだけど、今回のキットの機体は装備していないようだ。

レーナ
レーナ

この辺りは普通に開発が進んでいるね。

ヴァルダ
ヴァルダ

続いて他のタイプも量産がスタートするが、1944年に入ると連合軍の爆撃が激化したため生産は中々進まず。

更に問題となったのは、この頃の爆撃で木製部分に使う接着剤の工場がやられたことだった。

工場が破壊され本来の接着剤が生産できなくなったので、代わりの接着剤を使って生産が続行したのだけれど……

この代用接着剤が不良品だったため、機体が空中分解を起こす事故が相次いだ。

レーナ
レーナ

あらら。

ヴァルダ
ヴァルダ

更なる代用接着剤を探したものの、結局見つからず。

これ以上は不可能とされ、Ta154の生産・開発は中止されてしまう。

総生産数は資料によってまちまちだけど、30~50機ほどと言われている。

レーナ
レーナ

残念な結果に。

ヴァルダ
ヴァルダ

ドイツ版モスキートともいえるTa154。

ハセガワから発売されていた、先行量産型のA-0型を作ってみよう。

中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず大袋を開封。

  • 説明書
  • パーツ入りの大袋
  • デカールなどが入った小袋

に分かれる。

おそらく新品時はこの状態で箱に入っていたのだろう。

レーナ
レーナ

この辺りは屠龍とかと同じような感じ。

ヴァルダ
ヴァルダ

大袋を開けてランナーを確認。

欠品はないようだ。

ランナーは一部番号違いが一体化された状態になっている。

  • Dランナー(プロペラやエンジンパーツなど)
  • Eランナー(主脚周り)

は2枚入りだ。

レーナ
レーナ

随分と細かく分割が。

アドルフ
アドルフ

Ta154は生産数のわりにバリエーションが多いですからね。

今回のキットは試作機を再現しているらしく、それで細部がさらに異なるという。

ヴァルダ
ヴァルダ

付属するマークはこちら。

多少変色しているが、何とか使えそうだ。

変色に関しては一度窓にでも貼り付けておく予定。

レーナ
レーナ

1999年2月の表記があるね。

アドルフ
アドルフ

CP帯はどうやら90年代頃に展開していたようですな。

Ta154のようなマイナー機が日本機のなかにしれっと混ざっていたという。

ヴァルダ
ヴァルダ

調べたところ、Ta154は2010年頃にデカール変更品が一度再販されたようだ。

筆者はまだその頃航空機模型にはそこまでのめりこんでいなかったので、購入はしていないけどね。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装は1種類のみ収録。

先行量産型の5号機となっている。

他のタイプとの部品共用のためか、一部部品に加工が必要。

どちらかといえば塗装よりも組み立てに注意した方が良さそうだ。

レーナ
レーナ

塗装自体はライトブルーにグレーの斑模様。

マスキングが少ない分、簡単かな?

このパターンは以前Me262で似たようなのをやったね。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から作業に入る。

レーナ
レーナ

見た感じ90年代のハセガワ定番品といった感じ。

筆者はこの時期発売の同社製品は何度も組んでいるから、そこまで難しくなさそうかな?

アドルフ
アドルフ

説明書を軽く見た感じ、注意点としては

  • 尾翼に不要なモールドがあるので埋める必要がある
  • 主脚カバーを一部切り取る指示がある
  • 前輪式の機体でそのままだと尻餅をつくので、エンジン内にオモリ(15g×2)を別途用意する必要がある

……といったところですな。

レーナ
レーナ

あらら、オモリが必要なキットだったか。

ヴァルダ
ヴァルダ

幸い、筆者のオモリ在庫は潤沢だ。

まずはその辺りを優先的に進めて行きたいところ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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