エアフィックスのハインケルHe111H-6を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを行った。
今回は仕上げのウェザリングを行って完成させよう。
また筆者の作業に記事が追いついて来た感じだね。
なんとか今回で完成にはなりますが、爆撃機らしく手間がかかるポイントのあるキットでしたからね。
どうしても風防のマスキングがネックだ。
それでは作戦を再開する。
ウェザリング!
いつものウェザリング。
- スミ入れ
- 銀のハゲチョロ
- 排気管汚れ
ですな。
詳しくは過去記事を参照に……。
他のエアフィックス新キットと同じで、このキットもモールドが深め。
スミ入れがばっちり決まるね。
ただデカール周りが少し気になるかな。
うまく凹凸に馴染んでいないというか。
改定版のマークセッター・ソフターの使い勝手に筆者が苦戦しているようですな。
旧製品と少し違う感覚らしく。
つやを消して完成へ……
最後につや消し。
その後マスキングを剥がし、細かい部品を取り付け完成です。
例によって風防内部は吹き込みによる曇りが発生していた。
この段階で取り外し、再接着している。
パテを使っていなかったので、着脱自体には問題なかった。
以下、ギャラリーだよ。
エアフィックス ハインケルHe111H-6 完成!
機内がかなり充実していましたが、外からほとんど見えないのが残念ですな。
卵型の機首がいいね。
これは確かH型の直前のP型から導入されたものだったはず。
ハセガワ製の同型機と比較。
エアフィックス製はモールドが深めですが、この機体に関してはハセガワ製も同様ですな。
ハセガワのは2000年代前半の発売だよね。
大体20年前ぐらいというか。
両者の目立つ違いとしては機首風防左側の窓枠なんかがある。
エアフィックス製はハセガワ製に比べて、やや窓枠が小さめだ。
作ってみた感想のコーナー
ハセガワ製と甲乙つけ難い感じというか……。
主にハセガワ製品と比較しての、筆者の感想としては……
- ほとんど外から見えなくなるが、内部の表現がかなり充実している。カットモデルにしても面白そうな感じ
- 魚雷装備型・熱帯塗装・ルーマニア空軍機と、1パッケージの中でかなり充実した塗装が収録されている
- 昇降舵が可動式になっているなどギミック・パーツ選択の楽しみがあり。可動ギミックのついでか、水平尾翼は合わせ目が発生しない構造なのもポイント
- 全体的にクリアーパーツが取り付けにくい。機首風防は凹凸がなくイモ付け、側面窓は厚みがありそのままだと飛び出る、背面風防は背が低く機銃が干渉しやすいなど
- 魚雷が2本付いて来るが、爆弾は1000kgが1つのみ。今回はハセガワ製の余剰品を使った
といったところ。
詳しい形状とかについては、筆者もあまり理解していないので割愛。
キットの内容としては上記のように一長一短だ。
いずれのキットも致命的な問題とかはないものですな。
どちらも良作かと。
ただ爆撃機ゆえ、窓枠が多くマスキングの手間がかかるのが難点ですな。
筆者も好みの機体だから8年ぐらい前に購入したものの、今日まで放置していたという。
複雑な窓枠も塗り分けができれば見どころになるんだけどね。
近年になってようやく爆撃機の窓枠塗り分けにも慣れてきたようですな。
2年前のP型から始まり、これでHe111は3機完成しました。
今回はここまで。
次回は別のものに着手する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット