ツクダホビーのレベル金型、マッキMC.200サエッタを組んでいきましょう。
前回は組み立てを終了した。
今回は塗装とマーキングになる。
なんか変な時間帯に記事が……。
作業が遅れて昨晩の記事が出来上がらず、この時間帯に回ってきたようです。
語っている時間が惜しいので、早速作業を再開しよう。
塗装図の確認
このキットに収録された塗装は2種類。
上面がイエローベースの迷彩か、グリーンベースの単色となっています。
古いキットだからか、詳しい所属とかは書かれていませんな。
今回はグリーンの単色でサクッと仕上げてしまおう。
下地の塗装
手始めに下塗りから。
最初は金属部分にガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを筆塗り。
その後はエアブラシで、風防に機内色のMr.カラー312番のグリーンFS34227を塗布。
そして全体にクレオスのMr.サーフェイサー1000を吹き付けています。
……なんか胴体横に目立つ傷があるんだけど。
筆者がデザインナイフで引っかいたのかな?
筆者が裏で同じ金型のキット、ドイツレベル製のMC.200を掘り出して確認したところ……
あちらにも同じような傷が入っていた。
元が古い製品だからか金型が痛んでいるのかもしれない。
凸モールド部分を削らないように、800番辺りの紙ヤスリで軽く均しておきましょう。
サーフェイサーを吹くとこのように、成型色状態では見えなかった傷が視認できるようになるのがメリットだったりします。
そのまま細かい部分の塗装から。
- 主脚→Mr.カラーのシルバー
- エンジン→MR.カラーの黒鉄色
- 機首のリング部分→Mr.メタルカラーのカッパー
- 白帯→Mr.カラーのグランプリホワイト
ですな。
あれ、機首部分はキットの指定だと黄色だよね。
キットの指定ですと確かに黄色ですが……
実機画像を見たところ、銅色をしていたので今回はカッパーにしてみました。
今までのキットでもフォッカーD-21やPZL.37とかでこうなっていた。
どうもこの銅色のリング部分はオイルクーラーとのこと。
画像によっては真鍮っぽい色にも見えるので、金色寄りにしてもいいかもしれない。
下面の塗装
続いて下面色。
キットではミディアムグレーの指示。
今回は今までのイタリア機同様、Mr.カラー306番のグレーFS36270で塗ってしまいます。
今まで作ったイタリア機っていうと、MC.202フォルゴーレやRe.2000ファルコ辺りぐらいだよね。
あんまりないというか。
イタリア機のキット自体があまりないですからね。
おかげで今回のサエッタのように、一時期の筆者は店頭でイタリア機狩りを……。
上面色の塗装
その後は上面色。
イタリア機というとイエローベースの機体のイメージが強いですが……
今回の機体はグリーンベースですな。
とりあえず今までのイタリア機同様、タミヤのNATOグリーンで済ませてしまいます。
アクリル塗料を使用したことが多かったですが、今回はタミヤラッカーのほうです。
イタリア機の塗装ってなんかわかりにくいというか。
筆者が愛用しているタミヤやクレオスの塗料でも、指定された色がないし。
筆者の在庫のイタリア機キットの塗装図でもまちまちですな。
どうも機体上面に塗るイエローとグリーンは2種類あるようですが……。
ちなみにNATOグリーンは、主にタミヤの販売するイタリア機で指定されていることが多いですね。
近年はVICホビーなるメーカーから、イタリア機向けの塗料が発売されたりしているようだ。
そちらを使うのもいいだろう。
細かい塗り分けとマーキング
マスキングを剥がし、細かい部分を筆塗り。
この段階で、バラバラの部品をある程度組んでしまいましょう。
プロペラ周りも塗り分け……
そういえばスピナーの形が塗装図と違うんだけど。
塗装図だとプロペラスピナーが付いていませんが、このキットではスピナー付きの機体になっていますな。
実機画像を見たところ、どうもスピナーなしの機体のほうが多数派に見えます。
スピナーなしの塗装図だからか、塗装指示がされていない。
今回は先ほどの白帯の塗装ついでに、グランプリホワイトで塗ってしまっている。
ペラ本体はタミヤアクリルのフラットブラックで、黄色い警戒線はMr.カラーのRLM04イエローだ。
こちらが付属するマーク。
表記を見たところ1985年、当時の西ドイツにあったドイツレベルでの印刷物のようですな。
レベルってちょっと経緯が複雑でわかりにくいというか。
ドイツの印象が強いけど本家はアメリカだっけ。
……それにしても随分変色しているような。
使えるのかな?
例によって天日干ししています。
以前Do17Zでは長期間干し過ぎてダメにしてしまったので、今回は半日だけに留めておきましたが。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
古そうでしたが、大きく崩れることもなく貼り付けられました。
台紙状態だと変な白い縁取りみたいなのが付いていたけど……
あれはデカールの透明ニス部分だったみたいだね。
これらはデカール軟化剤で密着させて……。
新盤のマークセッター・ソフターの使い方に筆者が少し慣れ初めてきたようだ。
乾燥待ちのため、一度ここで中断。
次回は仕上げをして完成予定だ。
続きは次回!