
ドラゴンより発売されています、初期のIV号戦車G型を作っていきましょう。

前回はパーツの確認を行った。
今回は組み立て開始。
合わせ目部分を接着して、そのまま砲塔から組んでいこう。

そろそろ2月も終了。
今月の戦果は……。

それは月末集計ですな。
明後日になるかと。

2月は短いからね。
それでは作戦を開始する。
まずは合わせ目接着


手始めに合わせ目部分の接着から。
見た感じ砲身周りだけですな。
内部ものも貼り合わせていますが、外から見えるのはマズルブレーキや駐退器カバーぐらいという。

合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
駐退器カバーのはなんか飛び出ているから、そこを作業中に折らないように……。

それはアンテナ避けだ。
短砲身のIV号戦車は全てついているけど、長砲身のG型でも途中までついていたようだ。
後の系列はアンテナが車体後部に移ったことにより、アンテナ避けも廃止される。

ただ以前組んだタミヤの初期生産型G型ではついていませんでしたな。
F2型と呼ばれていたものなので、今回の純粋な型よりも先のはずですが。
個体差でしょうか?
砲塔の組み立て


とにかくランナーを減らしたいので、組み立て順序を無視。
合わせ目接着のためパーツを切り出した、砲塔から先に組んでいきましょう。

ドラゴン社製品ば部品を細分化する傾向があるというか。
タミヤと比べるとちょっと多いかな?

逆に近年のタミヤもIV号G型をはじめ、細分化の傾向がありますけどね。
ちなみにスマートキット、従来のドラゴン製品から更に部品を減らしたということで、そういう名称なのだとか。

……それでも部品が多いように感じるけどね。

筆者は実際に手にとってみたことはないんだけど……
2006年頃に発売されたという、同社のIV号戦車D型(品番6265)はすさまじい部品分割で話題になったのだとか。


とりあえず組んでいくとこんな感じに。
砲尾の閉鎖機部分と、砲塔前面の同軸機銃は選択式です。
前者は外からほとんど見えないので、どちらを選んでもあまり問題はなさそうですが。

同軸機銃は装備したものを選択。
H型とかでよく対空機銃としてキューポラに装備しているのがあるけど、あれは主砲の同軸機銃外して使っているのがほとんどらしい。
おそらくそれを再現するための部品なのかもね。

このキットには対空機銃架とかもないし、同軸機銃に装備した状態がよさそうだね。

砲塔天板の内部側にはベンチレーターパーツを取り付ける指示が出ているけど……
これは外側のパーツと一緒にしないとうまく位置決めができないようだ。
なので一旦保留に。
更に部品を取り付ける


更に細かい部品を取り付けていきます。
キューポラや側面ハッチなどですな。

これまた細分化された部品が……。

ドラゴンのパーツはタミヤなどと比べるとやや軟らかいので、整形にも少し手間がかかりますな。
ただ粘りがある分、ハッチなどは接着しなくても保持してくれるという。

兵士は付属しないけど、兵隊さんの人形を乗せるには好都合だね。

ここで一つ注意点が。
キットの砲塔外装にはシュルツェンを取り付けるための凸モールドがあるけど、このキットにシュルツェンは付属しない。
モールドを削り取る指示はないけど、細かい部品を取り付ける前に削り取っておこう。

後のIV号戦車は取り付けているんだっけ。

資料によって多少ブレがあるようですが、1943年の3~4月頃辺りからシュルツェンの装備が始まったとの記述を見かけましたな。
今回の車輌は同年2~3月の第三次ハリコフ攻防戦に参加していた車輌なので、装備していないもので間違いないかと。


取り付けるとこんな感じに。
雑具箱周りは後で塗料が入りにくいので、先にマホガニーの暗色で塗っておきます。

ここで選択式になる部品はキューポラと直接照準器、そして砲塔側面前側の発煙筒。
キューポラは側面バイザーの開閉状態で、今回は開けた状態にした。
直接照準器はエッチングがプラかで、前者を選択。
発煙筒は今回取り付けないで、吊り下げフックのみの状態とした。
吊り下げフックは側面と後面についているけど、それぞれ部品が異なるので注意だ。

発煙筒は一時期のみ取り付けられたようですな。
ティーガーなどと同様、被弾した際に誤作動したり向きが変わる問題があったらしく……。

キューポラとかのガラスパーツはクリアーパーツで再現。
後付けできそうだから、塗装後に取り付ける感じに……。
今回の戦果


とりあえず砲塔の組み立てが完了。
視察用バイザーが廃止された後の車輌なので、すっきりした見た目が特徴だ。

キューポラのハッチも観音開きの2枚タイプ。
この後は1枚板タイプになるなど、だんだんとH型に近い見た目になっていくというやつですな。

今回はここで中断。
次回は車体側からの組み立てになる予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット