
イタレリより発売されています、海兵隊仕様のM4A2/A3シャーマンをドイツ軍鹵獲仕様のM4A2として作ってみましょう。

前回は少し横道に逸れて、このキットに使うブロンコ製の可動履帯について語ってみた。
今回は本編へ復帰。
最終チェックを行い、そのまま塗装とマーキングにしてみよう。

製作も大詰めに。
今回はだいぶ切り貼りしたから時間がかかったような。

筆者がシュノーケル装備型を通常型のM4A2にするという、余計なことをしましたからね。

通常型を作る場合は他社製品を使い、これは素直に海兵隊仕様で組むことを勧める。
それでは作戦を再開しよう。
組み立て完了!


可動履帯も組み立て、全ての部品が揃いました。
これで塗装に入れますな。

後部の荷物ラックとかが寂しいけど、荷物追加とかはしないのかな?

当初はジェリカンとかを乗せようかと考えたけど、このシャーマンはディーゼルエンジンのM4A2。
ドイツ軍戦車は基本的にガソリン車なので
「ドイツ軍のジェリカンをそのまま乗せると兵士がガソリンと軽油を間違えるのでは?」
と判断して、今回は載せず。
今回はソ連軍から鹵獲した想定だからジェリカンも鹵獲品を載せることも考えたけど、筆者がいまいちソ連軍側のジェリカン類について詳しくなくてね。

軽く調べたところソ連軍は各国のものを混用していたとか、ドイツ軍のものに似たものを生産していたとか出てきましたな。
今思えば、レンドリース品であると想定して米軍仕様とか英軍仕様を載せればしっくり来たのかもしれません。

他の雑具箱とかは……。

それらもしっくりこなかったり、裏側にある穴が見えるので塞ぐ必要があったりしたので不採用になった。
それとラック自体がやや小さめに造型されているようでね。
荷物がしっかり載らない感じでもあった。
なので今回は空荷で。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装図は2種類。
太平洋戦線におけるアメリカ海兵隊所属車輌ですな。
1945年なので、大戦も末期に。

上陸用のシュノーケル装備なのが特徴的だね。
今回は通常仕様で、ソ連軍にレンドリースされた後にドイツ軍に鹵獲されたものの予定みたいだけど……。


ここの開設以前に筆者はドイツ国防軍第14装甲師団の鹵獲M4A2を組んでいましたな。
おそらくそれに近いものになるかと。

無論、既にその塗装で当該キットは仕上げた。
今回は少し異なる塗装やマーキングになるだろう。
下地の塗装


まずは下塗り。
クレオスより発売されています、水性のブラックサーフェイサー1000を塗ってみました。

今回は金属パーツとかがないから、そのままいきなりサフで……。


続いて第2の下塗りと、基本塗装を。
- 履帯→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォオキサイドレッド
- 車体底面・足周りの塗装→Mr.カラーのオリーブドラブ2
ですな。

今回は下面だけオリーブドラブなんだ。
今までの鹵獲シャーマンは全面オリーブドラブか、全面塗り直しだったのに。

元の持ち主の痕跡を残すというやつだ。
履帯は奥まった部分に錆感を出したかったので、赤茶色であるオキサイドレッドを塗ってみた。
正直、履帯は黒い下塗りは省いてしまってよかったかもしれない。

可動履帯は動く分少々塗るのが難しいですからね。
筆者は使い捨てのポリ手袋をして、手に持ちながら塗る方法で進めています。
車体の塗装


続いて車体の塗装。
- 車体上部の色→ガイアカラーのダークイエロー2
- 履帯→タミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)
で塗っていますな。

今回はタミヤのじゃないんだ。

半年近く前に購入したものだったので、筆者が失念していたようです。

履帯のダークアイアンは下地が斑に残るよう、薄く吹き付ける。
あえて残った下地は錆をイメージするような格好になる。


続いて迷彩。
いつも通り、ガイアノーツのオリーブグリーンを塗っていきます。

この状態だとまだ米英戦車っぽい感じだよね。

アフリカ戦線やイタリア戦線の米英車輌はサンドカラーとグリーン系カラーの迷彩が多かったからね。
機会があったらそれらの色合いでも作ってみたいところだ。


ガイアノーツのレッドブラウンでさらに迷彩。
これでドイツ軍鹵獲車輌っぽくなりましたな。

継ぎ接ぎでちぐはぐだった成型色も、整った感じに。
後はマーキングだね。
ステンシルでマーキングを施す


エアブラシはまだ片付けない。
そのままステンシルでドイツ軍の国籍マークを追加してしまおう。
以前購入したアレクセンのステンシルに、水性ホビーカラーのつや消しホワイトを吹きつけてマーキングだ。

アレクセンは海外製品なので、在庫が不安定ですな。
国産製品ですとファインモールドなんかがドイツ軍ステンシルを発売していますので、そちらで代用するのも良いかと。


砲塔は丸っこいからか、ステンシルだと吹きこぼれが発生しそうな……。

硬い素材のステンシルシートなので曲面への追従もしづらい。
ここは一部をマスキングテープで覆い、小面積ずつシートを合わせて吹き付けていこう。


背面なども吹きつけ……
筆者の使用しているつや消しホワイトが古いものだからか、少し定着力とかが不安ですな。

つや消しなので余計に摩擦の影響を受けやすい。
仮に色落ちしてしまったら、それはウェザリングで馴染ませよう。
今回の戦果


その後は細部の塗り分け。
今回はステンシルマーキングなので、いつもの作業とは前後逆になりましたな。

この塗装ってなんかモチーフあるの?

何かいい案がないか探していたところ、ゲームのWar Thunderの公式Xアカウントが見つかり、そこでいい感じの塗装・マーキングが施されたM4A2が掲載されていた。
今回はそれを参考にして塗装をしてみることに。
偶然にも履帯がT54E1で同型だ。

さすがにIII/IV号の予備履帯など装備品は再現していませんが。
完全再現はせず、あくまで塗装だけ参考にしただけですな。

他にも実物の画像がいくつか見つかったけど、車体全面に張り出しのある初期型車体のM4A2が多かった。
どうも後期型車体・75mm砲塔のM4A2は少数派らしい。
大半はソ連軍に供与されるか、アメリカ海兵隊が使用したようだ。

見つかったと思いきや、前述した第14装甲師団の車輌だったり。
そちらは作成済みです。

初期型車体が手に入ったら、今度は英軍辺りから鹵獲したものとして組んでみたいところだね。
今回はここまで。
次回はウェザリングを施し完成予定だ。

続きは次回!








