
ドラゴン社より、LAH師団のIV号戦車を作っていきましょう。

前回は砲塔を組んだ。
今回は車体下部を組んでみよう。

今月も残り2日。
今月完成には間に合いそうにないかな。

裏ではもう少し先まで進んでいるようですが、来月に持ち越しですな。

急がずじっくり組んでいこう。
それでは作戦を再開する。
車体下部の組み立て


まずは車体下部から。
説明書では転輪の組み立て指示が出ていますが、まずは基部から組んでいきましょう。

早速細かいパーツ分割の洗礼が。
前後パーツは部品選択もあるみたいだね。


後部パネルは丸いディテールの有無で部品選択。
筆者も詳細がわからないので、とりあえずボックスアートに合わせてディティール有りのものを使用しています。

初心者にドラゴン製品が難しい要因の一つが、こういう部品選択なんだよね。
選択可能だけど、どういう意味で選択するのか不明という。
生産時期なのか、製造工廠の違いなのか……。


前面装甲は増加装甲の有無を選べます。
今回は取り付けてみるので、基本装甲の裏側から1.0mm径の穴を開けておきましょう。

増加装甲だけど、ボルトのディティールがないね。

どうも初期のものは溶接で増加装甲を取り付け、後期ではボルト留めになったようだ。
ボルト留めのものは初期のH型まで続いている。
以前組んだタミヤのIV号戦車H型が丁度その仕様だ。

IV号戦車の前面装甲は
- A型→20mm
- B~D型→30mm(+増加装甲)
- E~G型→50mm
- 増加装甲付きのG型~H型→50mm+30mm
- 後期のH型以降→80mm
だっけ。

1942年の5月だか6月辺りから、一部のIV号戦車について溶接で増加装甲が装備された……みたいな記述があるようだ。

現在作っているのはLAHの第三次ハリコフ攻防戦に参加した車輌。
同作戦は1943年2月~3月頃の出来事ですな。
一部の車輌……ということなので、ない可能性もありますが。
足周りの組み立て


続いて足周り。
まずは各基部から進めていきましょう。

筆者は整形済みのパーツを写しているけど、ドラゴン社製品はゲート跡多めで処理しづらいという。

押し出しピン跡がパーツ本体に残らないように、捨てピンランナーが多く設けられていますからね。
内部構造が見える状態で組むとより恩恵を受けられるのですが……。
後部パネルの組み立て


後部パネルも一緒に組み立て。
横置き式マフラーは巧みな部品分割で、合わせ目が発生しないようになっているのが特徴です。

タミヤ製品だと単純に真っ二つだからね。
後部パネルも一部部品が選択式。
ここもボックスアートに合わせた仕様にしているよ。
今回の戦果


組み立てるとこんな感じに。
誘導輪基部周りの部品を写し忘れていましたな。

スマートキットらしく、各部のはめ込みが少しキツめ。
取り付け穴を広げるなど調整をするといいだろう。
今回は少し短いけどここまで。
次回はお待ちかね、神器マジックトラックが登場する転輪や履帯の取り付け予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット