タミヤ IV号戦車D型 製作記⑤

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤMMシリーズのIV号戦車D型を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は選択式のパーツを選んだり、細かい装備品を取り付けたりして組み立てを終えた。

今回は塗装になる。

レーナ
レーナ

ようやく塗装に。

これでちょっとそれらしくなるはず。

アドルフ
アドルフ

成型色単色のキットがどうなるのか……。

ヴァルダ
ヴァルダ

いつも通り、キットに生命を吹き込んでいこう。

それでは作戦を再開する。

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塗装図の確認

アドルフ
アドルフ

塗装図はこちら。

70年代の古いキットですが、比較的厳密なマーキング指示となっています。

収録された塗装・マーキングは4種類ですな。

レーナ
レーナ

指示は初期型と後期型がジャーマングレーで、アフリカ型はダークイエローだね。

今回はアフリカ型だから、ダークイエローかな?

アドルフ
アドルフ

現在の考証ですとアフリカ戦線の車輌はダークイエローというよりはトローペン色ですな。

1941年頃と1942年頃でそれぞれトローペン1とトローペン2があるようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は当初からトローペン色に塗られていたというより、元々ジャーマングレーに塗られていた車輌に改修を施し、上からトローペン色に塗ってみた感じを想定してみよう。

下地の塗装

アドルフ
アドルフ

手始めに下地から。

ポリ履帯部分はガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを塗装。

その後全体にクレオスの水性ブラックサーフェイサー1000を吹きつけてしまいます。

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レーナ
レーナ

今回は黒下地でいくんだ。

アドルフ
アドルフ

最終的な仕上がりがサンド系の色になるのでマホガニーにする案もありましたが……

今回は道中のジャーマングレーに合わせる形にして、黒を下地に選んでみました。

本体色の塗装

アドルフ
アドルフ

その後は本体色の塗装。

まずはアフリカ戦線に来る前の色として、グレー系の色にしてしまいます。

履帯がタミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)

本体がタミヤラッカーのジャーマングレイですな。

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レーナ
レーナ

水性サーフェイサーの上からラッカー塗料……。

ヴァルダ
ヴァルダ

細かいことは気にするな。

メーカーからは非推奨とされているけど、筆者はお構いなしにやってしまっている。

アドルフ
アドルフ

水性の下地がラッカー溶剤に触れている時間を短くするのがコツですな。

というよりラッカー下地でもラッカー塗料を上塗りすると、乾燥していたものでも溶けますので……。

マーキング

アドルフ
アドルフ

この段階で一度マーキングをしてしまいましょう。

キット付属のデカールは右下のですな。

車番や部隊章などが豊富に揃っています。

レーナ
レーナ

アフリカ型のはドイツアフリカ軍団(DAK)のマークや、813の車番だったね。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただし筆者はこのマーキング……というより全ての形態でこのIV号戦車D型を過去に作ってしまっている。

というわけで車番の813を切り刻み、831号車として組んでみよう。

この車番の車輌が実際にいたかは不明だけどね。

アドルフ
アドルフ

砲塔の車番だけでなく、車体側面のナンバープレートも813のものがありますな。

こちらは切り刻んでの組み換えが難しそうなので、貼り付けずに進めてしまいます。

ヴァルダ
ヴァルダ

んで前述通り、筆者は今回のキットでIV号D型は5輌目となる。

同じデカールを大量に保有しているので、今回は持っている古いものから消費しよう。

幸いロットが新しいのか、上質で劣化もほとんどしていない。

レーナ
レーナ

前に組んだIV号4輌は確か2011年~12年だよね。

すでに開封してから10年以上経っているけど、そこまで劣化していないという。

アドルフ
アドルフ

少々台紙から剥がれるのに時間がかかるだけで、目立った劣化はありませんな。

車体右側のマーキング指示が不明ですが、どうやらアンテナケース部分に国籍マークが来るようで……。

ヴァルダ
ヴァルダ

大きく段差のあるケース上と車体側面上に分かれてマーキングをすることになる。

国籍マークを一度切り刻んだほうがいいだろう。

アドルフ
アドルフ

それ以外はこんな感じに。

車体後部は荷物ラックの内側に隠れるようにマークを施してみました。

元々ここに書かれていた上からラックを増設したようなイメージです。

レーナ
レーナ

車番も813から831に。

基本的にこれは

「第8中隊第3中隊の1号車」

って意味だよね。

トローペン色を上塗りする

アドルフ
アドルフ

ここでトローペンカラーを上塗り。

マーキングを避けたり一部グレー塗装を残すようにして、サンド色を吹き付けていきましょう。

今回はタミヤラッカーのイエローブラウン(DAK1941~)を使ってみました。

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ヴァルダ
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厳密には極初期のDAKの車輌は塗料の規格が定まっていなかったみたいだけどね。

1941年からこのイエローブラウン(ゲルプブラウン)とグレーグリーン(グラオグリュン)で車体を塗るトローペン1の塗装が定められる。

翌年1942年からはブラウンとサンドグラオの組み合わせに変更されたトローペン2になる。

今回は使っていないけど、筆者が過去作にちょくちょく使っていたガイアノーツの塗料ではトローペン1と2で使われた4色がセットになっている。

レーナ
レーナ

タミヤからはさっきのイエローブラウンのほかに、トローペン2の基本色であるブラウンに該当するライトブラウン(DAK1942~)が発売されていたりも。

近年の考証だと、この色で東部戦線に送られた車輌も相当数存在したみたいだね。

ということは1943年以降でダークイエロー系の塗装なのは、この色で塗ってあげるとよさそうな。

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今回の戦果

アドルフ
アドルフ

その後は工具などを塗り分け。

先に工具類を塗り分けて、それらを取り付けたまま上から迷彩をした感じのほうが自然だったのかもしれません。

ヴァルダ
ヴァルダ

スケジュールの都合ですぐに迷彩を塗りたくてね。

ジェリカンは水用なので、識別のための白い十字を塗っておこう。

今回はここまで。

次回は仕上げのウェザリングを施し完成させよう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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