アカデミー社から発売されています、1/35スケールのティーガーII(キングタイガー)を作っていきます。
前回は塗装関連の作業が終了した。
今回はウェザリング系作業を行い、完成させよう。
また1つ完成品が……。
今月5つ目ですね。
もう少しペースを上げたいところ。
さて、そのラストスパートを早速見てみよう。
ウォッシング作業
まずはウォッシング作業。
薄めたタミヤエナメルを車体全体に塗った後、溶剤で拭き取ります。
使用した色はお馴染みバフ。
筆者がそれだけだとさすがに単調すぎたと感じたのか、今回はスミ入れ用のブラウンも部分的に使っているよ。
ドライブラシ
続いてドライブラシ。
ベースがグリーン系の色だったので、明るいグリーンを使う。
使用したのはタミヤエナメルの明灰緑色。
J.A.GREYと表記されることもある。
J.AはJapanese army(日本陸軍)のことですかな?
主に旧日本軍陸軍機に使われていた色なので、この表記なのかと。
筆者は専らザクなどのドライブラシ要員として使っているけど。
ドライブラシについては過去記事を参照に……。
グランドブラウンでチッピングと雨だれを描きこむ
更にウェザリングカラーのグランドブラウンを使って作業を行う。
ドライブラシの周辺にぶつかったような傷を描きこみ。
更に広い面には縦に溶剤で色を伸ばして雨だれを加える。
ウェザリングカラーで錆汚れを施す
その後は錆汚れを排気管や車載工具に施します。
画像には写っておりませんが、予備履帯も同様です。
使用色はステインブラウンとラストオレンジ。
排気口部分にはマルチブラックも使うよ。
ここも詳しくは過去記事参照です。
それと、エンジン点検ハッチ付近には調合したエナメル塗料を撒いてオイル染み再現。
これも詳しくは過去記事参照。
足回りを汚す
車体上部の作業はあらかた片付いたので、足回りを汚していきます。
ここもウェザリングカラーで。
困ったときのグレイッシュブラウン。
ただここも単調すぎたのが気になったのか、筆者は今回サンディウォッシュも使用している。
擦って馴染ませて……
とりあえず、「液体を塗った感」をなくせればそれらしくなるかな。
足回りがウェザリングカラーで湿っているうちに、粉物を擦りつけてしまいましょう。
使用したのはお馴染みタミヤウェザリングマスターのAセット。
履帯の凸部分を中心に……。
つや消しを吹き付けて完成させる
最後につや消しを吹いて完成させてしまいましょう。
手持ちにあったタミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで……。
ここも今回単調さが気になったのか、筆者は足回りにクロームシルバーでドライブラシ。
起動輪や履帯等、擦れた金属表現をしているよ。
大戦末期だと瓦礫や埃の舞う市街戦のイメージがあるからね。
乾いた空気感を連想しながら……。
ともかく、これで完成ですね。
全体像は以下のギャラリーから。
アカデミー ティーガーII 最後期型 完成!
近くでみると、やっぱり蛸柄が薄い感じかな?
続いて以前完成させたタミヤ製品と。
今回のアカデミー製は最後期型のティーガーIIを再現している。
- 補強リブの付いた前面フェンダー
- 18枚刃の起動輪
等が主な相違点。
更に幅の狭い鉄道輸送用履帯を装備しているのもポイントだね。
作ってみた感想のコーナー
やっぱりティーガーIIはかっこいいなぁ。
一番注意すべきは履帯かな。
長さ調節が上手くできず、ちょっと危うかったね。
砲塔外装、車体側面の牽引ロープなど、多少噛み合わせが悪い部分があります。
その辺りは瞬間接着剤でくっつけてしまえば問題ないですが。
ティーガーIIは知名度が高く、人気の車輌だからか各社がキット化している。
ただ本キットは後期型&鉄道輸送用履帯という希少性のあるキットではあるけどね。
過去に他のではサイバーホビーが発売していたぐらいかな。
2021年3月現在、サイバーホビーのキットは手に入りにくい状態ですな。
アカデミー社も海外製品なので、安定供給が出来るかといえばそうとは言えませんが。
筆者がよく気にする値段も、海外製品だからまちまちかな。
高かったり安かったり。
調べたところ定価は6000円台かな?
アカデミー製品の中ではちょっと高いかも。
筆者はタイミングが良かったからか、結構安く購入していたような。
Amazonで2020年9月下旬に注文。
注文履歴によると、値段は3636円。
前々から気になっていたらしいけど、完全に値段で飛びついていたね。
筆者曰く
「一番気に入っているのは……値段だ」
とのこと。
いつものパターンだね。
さて、今回はここまで。
次回はまた新しい模型でも作ることになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット