タミヤのMMシリーズより3トン4×2カーゴトラック(オペル・ブリッツ)を作っていきます。
前回は塗装やマーキング、そして人形を仕上げた。
今回は車輌のウェザリングを行って完成させよう。
すぐに買って直ぐに作る。
いい感じだね。
ところが、買って10年近く経っても作られていないものがちらほら。
積み山のヌシ化してしまっているのもいるね。
ここまでくると作れなくなるような……。
スミ入れ兼ウォッシングとドライブラシ
手始めにスミ入れ兼ウォッシングを。
タミヤエナメルのバフを薄めたものをキット全体に塗り、拭き取ります。
そのままでは単調なので、スミ入れ用ブラウンも部分的に……。
ここはいつも通りだね。
続いてはドライブラシ。
車輌に対してはニュートラルグレーを。
ドラム缶は明灰緑色。
それと荷台の木目部分にはバフを擦り付けています。
今回ドライブラシは3色使うんだね。
灰色系と緑系で全く違う色ですからね。
バフは木目に使って、擦れて木の地が出た感じをイメージしたのですが……。
木の地というより、ウォッシング同様埃っぽさになった感じだね。
この2つのウェザリングだけでもそれらしくなったりします。
よろしければ過去記事も参照に……。
オイル染みを施す
折角燃料用のドラム缶を積載した車輌なので、オイル染みも目立つように施そう。
筆者があらかじめ調合しておいたオイル色を荷台やキャブ側面、缶の口に撒く。
オイル色はタミヤエナメルのフラットブラックとクリアーオレンジを混ぜたものです。
筆者が夢中になったのか、いつもより目立つように撒いているね。
ちょっと荷台は染みが大きすぎない?
きっと誰かが缶を倒したのでしょう。
余談ですが筆者はよく蓋の閉まっていない接着剤の瓶を倒しますぞ。
オイル染みについては過去記事でも紹介しているんだ。
詳しくは下記リンクから……。
チッピング作業を行う
続いてチッピング。
ぶつかったような跡を筆で描き込む。
筆者が今回使用したのはウェザリングカラーのグランドブラウン。
車輌本体よりもドラム缶を中心に行う感じかな。
荷台は木製だから、錆びたような色は不自然だし。
チョコチョコ描き込んで……。
面倒に感じる場合は軽めのドライブラシでもそれらしくなります。
錆と雨だれを施す
お次は錆び汚れ。
いつものウェザリングカラーを使って、錆びを再現するよ。
これも詳しくは過去記事を……。
この錆び汚れを行うからか、筆者は最近工具類の金属色を塗らなかったり。
雨だれはウェザリングライナー。
ドア部分へ垂直に描き込むけど、今回はちょっと主張が強すぎたかな。
もう少し細く薄くやるとそれらしくなる。
足回りに汚れを施す
車体上部へのウェザリングが済んだので、足回りの汚れに移ります。
まずはウェザリングカラー。
グレイッシュブラウンをメインに、サンディウォッシュを少々加えます。
半乾きのうちに筆で擦ってぼかして……
とりあえず「液体を塗った感」をなくせばそれらしく見えるかな。
先に塗った連中が半乾きのうちに、粉物を擦り付ける。
お馴染みウェザリングマスターのAセット。
サンド系の色を使う。
こちらもふんわりと乗った砂埃をイメージして……。
わずかにアクリル塗料溶剤を染み込ませるとより定着力が良くなります。
つやを消して完成させる
あんまり時間をかけても完成しないので、この辺りで完成に持ち込んでしまおう。
タミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹き付ける。
窓はピカピカのほうが内部が見えるけど……
埃とかで汚れたイメージを出すため、マスキングを剥がして軽くつや消し。
曇った感じに。
最後に各パーツを組み立てて完成。
フロントガラスはラッカー系溶剤で、ワイパー部分を拭き取ります。
ちょっと曇らせすぎたかな?
あんまり中の人が見えないね。
とりあえずこれで完成だ。
以下、ギャラリーとなる。
タミヤ 3トン 4×2カーゴトラック(オペル・ブリッツ)完成!
続いて最近作った車輌と比較です。
装輪式の車輌では平均的なサイズなのかな?
装輪式車輌=戦車よりも一回り小さい
みたいなイメージがありますな。
作ってみた感想のコーナー
典型的なトラックといった外見。
汎用性高そう。
タミヤ製品だけあって、パーツの合いは特に問題ない感じ。
強いて言うなら、荷台の押し出しピン跡が気になるかな?
荷物で隠してしまうという案もあるけど。
輸送車輌なので、積荷で色々遊べるのが魅力ですな。
今回のドラム缶のほかにジェリカンや弾薬箱なんかも。
大戦前期のマーキングがメインなので、その時期の車輌と組み合わせるのも良さそうだ。
縁の下の力持ち!
燃料集積場のジオラマとか作ってみたいな。
……とまぁこんな感じかな。
今回はこれで終了。
次はまた別のキットになる予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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