SDガンダムBB戦士シリーズより、クシャトリヤを作っていきましょう。
前回はおまけのロトを組んで、すべての部品が揃った。
今回は塗装となる。
このキット、結構色分けが足りないんだよね。
どうするのかな?
直前に作ったアストレイシリーズ同様
「エアブラシのベタ塗り→筆による塗り分け→上からシャドウ吹き」
の予定ですな。
このやり方はエアブラシ吹きを2回に分けるから、少し時間がかかるのが難点だ。
立ち話している時間が惜しいので、早速作業を再開しよう。
下地の塗装
下地はとりあえずグレーのサーフェイサーを吹き付けます。
使用したのはお馴染み、クレオスの1000番ですな。
いつものやつだね。
本体色を吹き付ける
続いて本体色。
今回も旧ガンダムカラーの在庫処分祭りですな。
内訳は……
- 本体のライトグリーン→旧ガンダムカラーのグリーン4
- 本体のダークグリーン→旧ガンダムカラーのグリーン3
- 白い部分や黄色部分の下地→旧ガンダムカラーのホワイト17
- 黄色部分→Mr.カラーの黄橙色
- 黒い部分→Mr.カラーGXのウイノーブラック
- 足などグレー部分→旧ガンダムカラーのファントムグレー
- バインダーアームの金属色→Mr.メタルカラーのアイアン
- ロト本体→Mr.カラーのオリーブドラブ2
……といった感じ。
グリーン2色はザクのものと同じかな?
でも少し色味が違うような。
今回使ったグリーン3と4は主に90年代のザクキットの成型色に合わせたものとなっています。
MGのVer.1.0やそれに近いPG、FG、そして08小隊版HGですな。
現行のザクカラーよりも少し濃く、黄色みが強い色調となっているのが特徴です。
現行品のザクカラーはMSグリーン・MSディープグリーン。
こちらはどちらかといえばMGのVer.2.0やHGUCのF2ザクなど、2010年前後に発売されたザクキットの成型色に近い感じだ。
クシャトリヤのダークグリーンも少し青みが強いので、こちらのディープグリーンを使ったほうがよかったかもしれない。
この辺は各自のお好みで。
筆者としては、ライトグリーンは今回のでイメージどおりだったみたいだね。
サーベルをグリーンにしたり、手首をファントムグレーに塗っているけど……
これは筆者が勘違いして塗ったようだ。
後に両方ともグリーン4で筆塗りしているから、それでエアブラシ吹きしたほうが良かったかもしれない。
筆で細かいところを塗り分ける
続いて細かいところを筆塗り。
使用したのはほとんど、先ほどのエアブラシ時に使用したものと同じですな。
白や黄色など、隠ぺい力が弱く塗りにくい色が多い。
特に黄色は下地の影響を受けやすい。
先に白で下地を塗っておくといいだろう。
筆塗りに関しては以前駆逐戦車のヘッツァーで詳しく紹介したので、それが参考になるかと。
あちらは隠ぺい力の強い色でしたから、楽でしたな。
オリーブドラブ1色で塗ったロト。
面相筆を使って細かい色を追加しているよ。
使ったのは
- 本体のサンド色→ガイアカラーのダークイエロー2
- キャノン・履帯→ガンダムカラーのMSグレー連邦系
- センサー・カメラ→Mr.カラーのシルバーを下地に水性ホビーカラーのクリアーオレンジ
だね。
オリーブドラブもダークイエローも戦車の色。
「ロトは戦車型だから戦車の色を塗ればよいのでは?」
という筆者の安直な発想です。
設定だとロトはもっと彩度の低い色合いをしているように見えた。
ただそれではメリハリがなかったので、今回の色をチョイスすることに。
塗り分け終了。
だいぶ形になってきたね。
袖のエングレービングをはじめ、キットではシールで補うようになっています。
ただ凹凸箇所でも馴染ませるのが簡単なのが塗装の利点ですな。
ビームサーベルにグラデーション塗装をする
塗り忘れていたサーベルの刃。
いつもなら筆者は蛍光色やクリアーカラーで塗るんだけど……
今回は白を下地にMr.カラーのルマングリーンをグラデーション塗装。
刃の真ん中に白を残し、端はグリーンを強めにして塗ってみた。
なんかネギみたいな色。
というかルマングリーンも懐かしいツマミ付の古い製品という。
筆者が15年近く前に調合用に買ったものの、ほとんど使わずそれっきりになっていたやつです。
何はともあれクリアーパーツ化されていないビームサーベルも、これで雰囲気が出ますな。
スモークグレーでシャドウ吹きを行う
モールド部分を中心に、各部品はシャドウ吹き。
Mr.カラーのスモークグレーを薄めて吹き付けています。
画像の左が作業前。
右が作業後ですが……
少しわかりにくいですな。
あまり濃くても煤けた感じになるからね。
ホワイトやライトグリーンのパーツにほんのり陰ができるくらいにしておこう。
今回の戦果
そんなこんなでシャドウ吹き終了直後の状態がこちら。
細かい色が補われて、だいぶ印象が変わりましたな。
黒1色だったロトの変化がすごいというか。
筆者の作業に追いついてしまっているので今回はここまで。
次回はマーキングやウェザリングをして完成させたいところだ。
続きは次回!
この記事で作っているキット