
ガンプラのHGBFシリーズより、ビルドファイターズトライに登場したガンダムEz-SRを作っていきましょう。

前回は筆者が購入・仮組み放置していた3体のEz-SRを紹介した。
その内のイントルーダーからまず進めていこう。
今回は頭部と胴体を製作する。

組み立て開始!
……なんだけど、今日は月末だったね。

Ez-SRを組みながら、一度今月組んだ分を集計しましょう。

例によって集計は最後に掲載。
それでは作戦を開始する。
頭部の製作


3種類それぞれで大きく異なる形をした頭部。
イントルーダーのものはツインアイを装備しており、典型的なガンダムタイプですな。

V字アンテナ……と思いきや、後ろに流れたようなダブルアンテナ形式なんだよね。


頭部は顔パーツを前後の外装パーツで挟みこむ、HG系列のガンダムでよくあるタイプの構成。
そのままでは塗り分けが不便なので、後ハメ加工を施してみる。

通常のガンダムタイプと異なりアゴが赤くないので、筆塗りとかの場合は後ハメをしなくても良さそうですが……。


あれこれ迷った末に、筆者は顔パーツ後部の接続ピンを切り取ることに。
これで下からスライドして顔パーツを入れられるはず。

ホントかなぁ?


これで下から……
と思いきや、ややはめ込みがキツめ。
顔パーツの側面も少し削って調整している。
パーツの表面に影響が出ない程度に……。

なんか不安だなぁ。
とりあえず外装は合わせ目部分を接着。
合わせ目消しに関しては過去記事を参照にしてね。


乾燥待ちにアンテナも整形。
保護用のフラッグ部分らしきものを切り取り、アンテナを両側から削って整形している。
形状上内側がかなり削りにくいので、いつもよりは太めだけどね。

逆にフラッグ部分らしきものを残したほうがよかったかもしれませんな。
この状態だとちょっと短く感じたりも。

ただ原型機のEz8も
「V字アンテナが破損しやすかったから、ロッドアンテナに変更した」
みたいな設定だから、こういう短めのアンテナでも説得力があるというか。
アンテナ削りに関しては過去の記事を参考にしてね。


頭部外装側面の合わせ目を整形し、これで頭部は組み立て完了。
やはりアンテナの厚みが少し気になるけど、ここは強度優先で行く。

なんかどこかで見たことあるような構図だなぁ。

地球連邦軍はRX-78ガンダムと同時に貴重な実戦データを失った…
胴体とバックパックの製作


続いて胴体と、背面のバックパック。
胴体は3種類とも同一のもの。
バックパックは基部や下部が3種類共通で、上部の装備が異なります。
近接戦闘向きのイントルーダーは機動力を重視したブーストユニットとなっていますな。

バックパックは別売りのイージーアームズにもセットされているものだね。
別売り品はジョイントパーツがセットされていて、それを使えば他のMSにも装備できるという。
胸部の後ハメ加工


まずは胸部から。
首元のライトグレーパーツは外からはめ込むことができますが、下部のグレーパーツは白い外装で挟み込み。
その白いパーツは上部に合わせ目が発生します。
側面の合わせ目はモールド化されていますが……。

Ez8のときはモールドとして上部の合わせ目を処理したね。
今回は……。


ここの合わせ目は筆者にとって唐突に感じたらしく、後ハメ加工を敢行。
上部パーツの後方を切り取り前方に接着、分割線を変更するタイプの後ハメ加工を施している。
切り口が汚くなるので、これは後でヤスリがけ。
削りすぎて隙間ができるようなら、一度プラ材を貼り付けてから切削して整形するといいだろう。

パーツの端のモールド部分に合わせ目が来るように……。
バックパックの製作


続いてバックパック。
こちらは真っ二つの部品を挟み込む、単純な部品構成ですな。
接続ピンはプラパーツ同士のものがほとんどで、ポリキャップ類はありません。

ここに来てなんか急に簡易化された感じに。

前述通り、バックパックは別売りしている。
おそらくその兼ね合いでパーツ分割が単純だったり、ポリキャップが使えなかったのだろう。


とりあえず基部の後ハメ加工を施す。
上部と下部の接続軸は
「タミヤの2mm径プラ棒+Cの字の切り欠き」
で。
下部とテール部分の接続は
「テール部分の接続軸にウェーブの1.0mm真鍮線を刺したもの+テール部分をCの字切り欠き」
で済ませている。

Cの字の切り欠きを作る場合、先にピンバイスで穴を開けてから各工具で切り欠いてあげるといいね。
それと穴を開けるときは、最初に目的の穴よりも小さい穴を開けておくとズレにくかったり。

ポリキャップを仕込むことも考えたけど……
「仕込むための切削が大変そう」
なのと
「仕込んだ分の寸法の変化の調整が大変そう」
だったので見送りに。
何よりこれを後続の2機にも施さないといけないからね。

置き換えた軸部分は少し緩いですな。
瞬間接着剤を塗るなどして、調整を……。


その後は合わせ目消し。
広い面の上に来る合わせ目は接着剤のはみ出しだけではプラ成分が足りず、うまく埋まってくれません。
ここは伸ばしランナーを合わせ目部分に押し込み接着。
プラ成分を継ぎ足してやりましょう。

ここ最近の筆者が行う伸ばしランナー活用術。
これも過去記事を参考にしてね。

バックパック下部のスラスターは噴射口部分のみ合わせ目消し。
本体側のものはあえて残しておきます。
今回の戦果


他に手を加えたものとしては
- 胸部側面の丸いモールドと前面のフック部分はピンバイスで開口
- 腰部のフロントアーマーは分割して独立可動化
といったところですな。

バックパック下部のテール部分は中空だけど、ここは筆者が元々中空だと解釈してそのままに。
気になる人はプラ板とかでフタをしてもいいだろう。

こういうのを改造するのって、結局は
「作り手がそれを見て気になるか、気にならないか」
なんだよね。

改造・塗装を無理に盛り込もうとしても、できあがるのは完成品ではなく積みの山だ。
今回はここまで。
さて、今月の集計をとろう。
月末恒例 今月の戦果


2024年8月の戦果は……
- 購入 2(ティーガーI中期型、パンターG初期型)
- 完成 5(ティーガーP実戦型、III号戦車E/F型、九七式三号艦攻、ティーガーI中期型、ブルーディスティニー1号機)
といった形に。
積みは差し引きで3消費ですな。
また途中でここの開設5周年を挟みました。
III号戦車までの2つが前年度分。
九七式三号艦攻以降の3つが今年度分ですな。

買ってきたパンターを早く作らないと。

筆者が
「時期的に来月に持ち越したい」
とか言い出しましてね。

来月ってなんかあったっけ。

パンターの前に、まずは成練高専のEz-SR三人衆を仕上げないとね。
来月の序盤もそれらになる予定だ。
1機ずつ順番に仕上げていこう。

筆者の気分次第で、間にパンターとかが挟まりそうですな。
できれば3機連続で完成させたいところですが。

次回も引き続きイントルーダーの残りの部位を組むことになるだろう。

来月も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット