
ガンプラHGCEシリーズのフォースインパルスガンダムを作っていきましょう。

前回は仮組み品の可動範囲をチェックした。
今回は工作開始。
頭部と胴体に手を加えてみよう。

世間は水星の魔女の新製品で盛り上がっているっていうのに、筆者はまったく別のガンプラを……。

筆者は流行に乗るのが下手ですからね。
単純に争奪戦を避けたいだけというのもありますが。

おそらくお店の品揃えよりも、筆者の在庫のほうが充実しているだろう。
とにかくそちらを減らしていこう。
それでは作戦を開始する。
頭部の製作

手始めに頭部から。
白と黄色に塗り分けられたV字アンテナが技術の進歩を感じますな。
ツインアイもクリアーパーツによる別パーツです。

頭部側面に合わせ目が入っているのが気になるところかな。
それと、アンテナもフラッグがついてシャープさに欠けるというか。
頭部の後ハメ加工をしてみよう

頭部の合わせ目を消してみたいところだけど……
そのまま接着してしまうとクリアーパーツなどが外せなくなる。
塗り分けに不便なので、ここは後ハメ加工をしてみよう。

通常はフェイス部分を組んでから、外装で挟み込む方式ですな。
これを変更すれば……。

とりあえず赤いD1/2番パーツの裏側にある平たいピンをカットする。
本来はこのピンで頭部と接続していた。

頭部側も切削作業。
前面に来るA1/36番パーツの内部に突き出た部分を削る。
画像で黒く着色した部分だ。

フェイスパーツで隠れるから、内部は多少雑に削っても大丈夫そうだね。

これでとりあえずフェイス部分を頭部の下からスライドして組み込めるようになった。
ただし、それでもはめ込みがかなり固めに感じるね。
他のガンダム系キットに比べてスムーズとはいえないかな。

見えない範囲で、フェイス部分の両側面をもっと削り込んだようが良さそうですな。

とりあえずはめ込めることを確認したら、合わせ目を消すために接着。
そのまま乾燥まで他の作業だ。

合わせ目消しについては過去記事参照だよ。

アンテナを加工する

続いてアンテナ。
まずはパーツ先端の裏側についているフラッグを切り落としてしまいましょう。

ここは単純に切り取るだけです。
ニッパーでパチンと切ってしまいましょう。

切り口はヤスリで整えるけど……
その前にアンテナを削りこむ。
そのついでに整形予定だ。

破損防止か安全基準を満たすためか、V字アンテナはそのままだと太め。
先端を尖らせるようにパーツの左右から削り込んでいく。
画像で黒く着色した付近を削っていこう。

加工後はこんな感じ。
極端に細くしようとしても作業中に破損することがある。
ほどほどのところで止めてしまおう。

- 鉄やすりで大まかに削って
- デザインナイフのカンナがけで整え
- 最後に軽く紙やすり
カンナがけに関しては過去記事参照です。


とりあえずこれで頭部の組み立ては完了です。
アンテナを削り込んだことでだいぶメリハリがつきましたな。
胴体の組み立て

続いて胴体。
チェストフライヤー・レッグフライヤーに変形するためか、腹部は独特の接続軸を持っていますな。

赤いパーツが下からはめ込むスタイルなのがいいね。
従来のキットだと、胸部で挟み込むから後ハメが必要だったけど。

ここで手を加えるのは腰部の前面スカートのみ。
ここは例によって左右が一体成型なので、接続軸部分をカットして独立可動化する。

ここも薄紫のパーツが別パーツ化されているのがいいね。
旧製品だと確かシールで再現だったような。
今回の戦果

後は各部ゲート跡を整形してやるだけ。
胸部は合わせ目がモールドを兼ねた構造になっているので、合わせ目消しの必要はない。

整形してはめこんで……の繰り返しで問題ないですな。
パーツ単位で色分けができていて、更に特別な加工なしで装着できます。

胸部前面にVの字マーク。
ここだけが唯一塗り分けが必要なみたいだね。
キットではグレーだけど、実際は黄色だよ。

頭部の改造に時間を費やしてしまったので、今回はここで中断。
次回は他の部分を進めていく予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット