
ガンプラのHGUCシリーズより、ノーマルなジムを作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを施した。
今回は最後の仕上げを行い完成させよう。

2月も下旬に。
相変わらず冷え込むなぁ。

筆者の塗装速度に影響が出ますな。
幸い、ジムはたまたま気温が上がった時に塗ったので何ともなかったですが。

サクッとつや消しも吹いてしまおう。
それでは作戦を再開する。
つやを消して完成に


筆者が
「第二次ウェザリング作戦をする」
とか言っていましたが……
ジムに対してあまりドロドロしたものというイメージがなかったようで、タミヤエナメルのジャーマングレイのドライブラシを追加したぐらいですな。

ドライブラシなら前回やっているはずだよね。

どうもチッピングとかの代わりに、機体のエッジだけでなく表面にも傷が残るような感じにしたとか。
いつもならブラウン系の色を使うけど、宇宙空間で使われた機体なら錆っぽい色は避けたいと思ってね。
とりあえずスカートパーツで擦れそうなモモ周りを重点的に施している。

ジムって陸も宇宙もいけるけど、どうも宇宙空間戦のイメージが強いっていうか。
シャアズゴックにやられる名シーンでお馴染みの、ジャブローとかなら陸戦だけどね。

そのままつや消しクリアーを吹き付けて完成としましょう。
ただサーベルやカメラ部分は光沢クリアーにして、反射で光るようにしています。
光沢は缶スプレーですな。

あっという間に完成にたどり着いたね。
以下、ギャラリーだよ。
HGUC ジム 完成!






HGUC初期だけあってすごく可動するわけじゃないけど、最低限の動きはしてくれるという。
手首も揃っているのがいいね。

後発のパワード・ジム系列はハイディティールな手首でしたが、種類が足りませんでしたからね。


ここで作ったジム系列と並べて。
3年前に組んだジム・カスタムが一番手ですが、ここ数年でだいぶ増えましたな。

発売順としては
- ジム
- ジム寒冷地仕様
- パワード・ジム
- ジム改
- ジム・カスタム
- パワードジムカーディガン
の順番だ。
時期が近いからか、寒ジムは素ジムと似たような部品構成となっている。

素ジムはまだプラパーツとポリキャップだけで構成。
寒ジムはヒジがABS製だったね。
パワード・ジムやジム改とかの0083系になってから、ヒザ関節までABSになったという。

ジム改は2010年発売。
この時期には既にPC-001の新型ポリキャップが登場していますが、パワード・ジムからの金型流用の都合で旧来のポリキャップを使った構成となっています。

ABS関節だとどうしても挟み込み部分が多くて、前腕の後ハメとかが大変というか。
……そういえばパワードジムカーディガンの背面ライフルがないんだけど。

分解保存していて、筆者が取り付けるのを忘れたまま撮影したようだ。
たった今ここで気づいた。


ジムのプロトタイプ的存在であるガンダムと比較。
リバイブ版のガンダムなので、形状はジムと異なりますな。
全体的に手足が細長くて頭身高めといいますか。

人によってはミキシングしてグリグリ動くジムを作れそうな。
ただ頭身とかのバランス調整が必要かな?

ジムはHGUCの第20弾。
続く第21弾に、リバイブ前のガンダムがラインナップされている。
連番で発売時期が1ヶ月だけの違いなので、こちらのほうがジムとは似たような形状だ。

ジムは意外とリメイク回数が少ないから……
でもこのHGUCも悪くないという。
作ってみた感想のコーナー


シンプル・イズ・ザ・ベスト。
特に苦戦はしなかったかな?

筆者の感想としては……
- プラランナーがたった2枚分のパーツなので部品が少なくすぐ形になる。初心者も安心
- 古いものながら武器や手首も必要なものが揃っている。これは手首を削りがちだった後発のパワード・ジムに勝っている
- HGUC初期のキットだけあって、近年のキットと比較すると可動範囲は控えめ。その分単純な部品構成で組みやすいというのはあるけど
- ほとんどのパーツが真っ二つ(いわゆるモナカ割り)でそのままだと合わせ目が目立つ。合わせ目消しの練習用と考えれば好都合だが
といった感じ。
可動が狭めだけど、ヒジやヒザは90度曲がるし必要最低限なものは備わっている。
武器や手首もあるし、値段分の価値は十分あるだろう。

確かに合わせ目は目立ちますが、各種工作の練習用に最適ですな。
白っぽい成型色は接着剤による変色も目立ちにくいので、成型色仕上げの方でも比較的安心できるかと。

すぐ形になるって点は量産機としてはメリットかな。
ジャカジャカ生産できそうな。

キットの供給……って点は置いておこう。
HGUCジムは完成したのでここまで。
他にも筆者が裏で進めているものがあるようなので、次回はそちらを紹介する予定だ。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット