
ガンプラのHGUC量産型ゲルググ/ゲルググキャノン。
それをキャノンのほうで作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを行った。
今回はもう少しウェザリングをしてから、完成に持ち込もう。

なんとか完成に。
気がついたら5月も終わりそうなんだけど。

例年よりペースが落ちていますな。
今回のゲルググのように、時間のかかりそうなものばかり手元に残っているというのがありますが。

その代わり、積むペースも落ちているから着実に在庫は減っているはずなんだけどね。
それでは作戦を再開しよう。
第二次ウェザリング作戦


ウェザリングの続きを施します。
今回は空間戦イメージで、泥や錆汚れは施さず。
機体表面のキズや、砲や噴射口の焼けのみに留めておきます。

焼け部分はタミヤのウェザリングマスターBセットのススだね。
そのまま擦り付けてもいいけど、アクリル塗料の溶剤で溶いたのを塗るとより濃いものが定着しやすかったり。

塗る→擦ってぼかすようにする
といった流れですな。

キズはドライブラシ時に使用したタミヤエナメル3色
- スカイグレイ
- ジャーマングレイ
- クロームシルバー
を使った。
ただグレー2色はほとんど目立たないので、結局シルバーをメインにしている。
つや消し!


最後につや消しクリアーを吹きつけ、最終組み立て。
緩んでいた関節類に薄く瞬間接着剤を塗布して、補強しておきましょう。

モノアイはいつものHアイズ3(ピンク)を使用。
2.0mmの穴を開けておいたので、同径のパーツを使用している。
詳しい方法は過去記事を参考にしてほしい。
それと頭頂部のセンサーは光沢のクリアーを筆塗りして、光沢感を出しておこう。

これで完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
HGUC ゲルググキャノン 完成!








足首関節の改造の効果はあったみたいだね。
ばっちり踏み込めるというか。

気になっていた強度も今のところは問題なさそうですな。


今までに作ったゲルググ系キットとの比較。
それぞれゲルググJ(イェーガー)とゲルググM(マリーネ)ですな。

同じ系列の機体なのにだいぶ高さが異なるんだよね。
ゲルググJがちょっと大きめというか。

足首関節改造の影響か、今回のゲルググキャノンはやや背が伸びている。
なのでマリーネだけが少し小さめに見える感じだ。

……ゲルググJの関節が少々緩くなっていますな。
経年劣化でしょうか。
後で詳しく確認しておきたいところですが……。
作ってみた感想のコーナー


後ハメは大変だし、そんなむやみに挟み込みにするのは許されないんDA☆

筆者がこのキットを組んだ感想としては……
- 量産型ゲルググとゲルググキャノンのコンパーチブルキットで、組み立て後も両者の組み替えが容易。プレイバリューはかなり高め
- 豊富なオプションとは裏腹に、先行したシャア専用ゲルググとの値段差はわずか。成型色とかにこだわりがなければこちらがおススメ
- 挟み込みの関節が多く、塗装派にとっては後ハメ加工に難儀する。今回は初期のABS製関節だったので、加工時の切削もしづらかった
- 足首の前後への可動範囲が狭く、ほとんど踏み込めない。長年筆者が気にしていた箇所。今回は改造して対応
といったところ。
模索期のキットなのか、関節周りの構造が少し気になる感じだ。
無論、塗装せずに成型色仕上げにする場合は何の問題もないんだけどね。

色分けもほぼ完璧ですな。
強いて言うなら量産型ゲルググ向けのビームライフルのスコープや、シールド裏側辺りが足りないぐらいです。
今回はゲルググキャノンで組んだので、それらは用意していませんが。

気になる点はあるけど、胴体周りの構造は先行したマリーネやイェーガーから確実に進化しているよね。
それまで分割されていなかった丸い腰周りがガンプラではじめて分割されたのも、このゲルググだったはず。

1/100スケールのMGでもVer.1.0では固定式で、このHGUC直後に発売されたVer.2.0から分割されていましたな。
あの固定式腰部はマリーネで可動化改造しましたが、なかなか骨の折れる作業という……。

ゲルググはゲームとかでは他のエースパイロットの機体がIf展開で登場したりと、カラーバリエーションが多い。
通常販売されているのはシャア専用ゲルググと量産型ゲルググ/ゲルググキャノンのみだけど、塗装とかをすればまだまだ楽しめそうだ。

ジョニー・ライデンのB型はプレバン限定だよね。
筆者はMSV版キットを持っているから、それを使って作るのが早いかな?
こうなると同じキマイラ隊のトーマス・クルツ機、迷彩のゲルググキャノンも作りたいという。

ジオニストな筆者としてはMS IGLOOのヘルベルト・フォン・カスペン大佐機を推したいようですな。
あれはB型によく似たバックパックを装備していたはずですが……。

とりあえず今回はここまで。
次回は先日届いた、あの戦車を紹介予定だ。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット