
ガンプラのHGUCシリーズにラインナップされているザクI(旧ザク)とザクIスナイパータイプ。
これらをミキシング・小改造してゲラート・シュマイザー少佐機にしてみましょう。

前回は塗装とマーキングを行い、闇夜のフェンリル隊指揮官であるゲラート・シュマイザー専用機のカラーリングにした。
今回は仕上げのウェザリングを行い完成に持ち込もう。

今月も折り返し地点に。
順調に進んでいるかな。

後続のキットとの兼ね合いで少し筆者が混乱しているみたいですな。
このザクの塗装スケジュールが主な原因ですが。

一つずつ完成に持ち込んでいこう。
それでは作戦を再開する。
第二次ウェザリング作戦!


スミ入れやドライブラシは施し済みなので、それ以外のウェザリングをしていきます。
行ったのはチッピング(傷)、錆びだれ、それと泥汚れですな。
闇夜のフェンリル隊が登場したジオニックフロントは確か地上が主な舞台なので、陸戦風味の仕上げにしていきます。

いつもならチッピングにはウェザリングカラーを使うけど……
今回は錆びだれ部分同様、ウェザリングライナーの泥色セットに含まれるディープブラウンを使用した。
ペン先でトントンと叩くようにして錆っぽい色を乗せている。
ウェザリングカラーの溶剤に浸したペン先を使うとまた表情が変わるので、部分的に使い分けてみることに。

足元はクレオスのウェザリングカラーであるグレイッシュブラウン。
筆者の場合、とりあえず泥汚れはこれみたいな感じだね。
戦車模型みたいな感じに、一度塗ってから半乾きのうちに擦ってぼかして……。

……なんか右足に変な跡がありますな。

塗装の際に筆者がミスったのか、塗膜に段差ができてしまったようだ。
この後のつや消し中に、上からタミヤのウェザリングマスターAセットでも擦り付けて見えなくしてしまおう。
仕上げ作業


最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹き付けて、各部を取り付けて完成です。
……まだ武器が多少緩いですな。

マシンガンはともかくサーベルも接続用の凹凸ピンを設けたけど、あまり効果がなかった。
撮影時は両面テープも使用して保持している。
以下、ギャラリー。
HGUC ザクI(ゲラート・シュマイザー機) 完成!








関節の可動範囲に関しては今回特に手をつけていないね。
でも2006年発売のキットとしては破格の可動範囲という。

旧型機という設定ですが、模型だとだいたいザクIIの後発になるので出来がよくなるというやつです。
ただHGUCの場合、挟み込み箇所が多いので塗装派には厄介なところも多数ありますな。

同スケールだと旧ザクはオリジン版もある。
初期MGのキットに近いモールド多めのデザインであるジオニックフロント版を再現するなら、そちらのキットを使うのもありかもしれないね。

ただ胸部デザインを考えるとザクIスナイパーベースのほうが楽ですな。
このデザインも媒体によってトップ機寄りだったりランバ・ラル機寄りだったりしますが、今回は後者に近い形に。
作ってみた感想のコーナー


旧ザクコレクションに新たな仲間が。

キットの内容に関しては過去に今回の元になった旧ザク、ザクIスナイパーそれぞれを組んでいるのでそちらを参考にしてもらいたい。


今回はザクIスナイパーの胴体、前腕・肩アーマーを使い、その他の部分を通常の旧ザクにしている感じですな。
無論、元のキット自体が金型を共用したものなので組み替えは容易です。

今回筆者が「肩アーマーにスジボリを新規追加する」という初めての試みを行った。
曲面部分の曲線だったが、思ったよりはすんなりと出来たとのこと。

主に使用したのがクレオスのラインチゼルと、タミヤの曲線テープだったね。
特にテープは意外な活躍をしたという。

元々は飛行機模型用に導入しましたが、筆者はあまり使っていなかったという。
「しっかり引き伸ばして貼り付ける」
ことが重要だと再認識させられました。

後はヒートホークを自作できる能力があればランバ・ラル専用機をHGUCで作ることもできそうだ。
もっとも、ザクIの在庫が手持ちにないんだけどね。

もう1機在庫になかったっけ?

今回と同じミキシング済みの在庫はありますが、通常の旧ザクの頭部が足りないようです。
ジャンクパーツを漁れば出てきそうですが……。

今回のミキシングをするとザクIスナイパーの頭部や武器、通常機の胴体や双方の肩アーマーなしの肩が余る。
これらもどうにか有効活用したいところだ。

スナイパーの頭部は強行偵察型のザクなんかを作るのに使えそうですな。
アーマーなしの肩もそれで処理できそうな気がします。

今回はこれで終了。
次回は後続の別キットを作ることになるだろう。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット