
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が6年ほど放置していた素ジムが完成しまいたな。
今回は……。

ジムに気をとられていたけど、気がついたらザクの日まで1ヶ月を切っていた。
例年通り、今年もザクキットを作ってみよう。

そういえばもうそんな季節だったね。
どんなザクが出てくるのかな。

詳しくは後述するけど、今回のは既に過去の筆者がだいぶ手を加えている。
なので完全な仮組み状態ではない点については注意してほしい。

新規製作ではなく、ほとんど出来合いのものということですな。
今回のお題 HGUC ザクIスナイパー


今回作るのはこちら。
ガンプラHGUCシリーズより
ザクIスナイパーだ。

4年前のザクの日でも作っていたよね。
確か冬季迷彩で仕上げたような。

あちらはユニコーンガンダムで登場したヨンム・カークス機を塗り替えたものですな。
今回のキットはそれの元となったキットです。
大元は無印のザクI(旧ザク)ですが。

ザクIスナイパーはHGUCシリーズの第71弾として、2006年11月頃に発売された。
2025年2月現在、定価は税込み1540円。
ジムの時にも伝えたけど、バンダイが近々再販品の値上げを発表しているので注意だ。

企画「ハーモニー・オブ・ガンダム」の一環として設定されたMSですな。
初登場はアーケードゲームの「戦場の絆」
確かそれのリリース間もない頃の発売だったようです。

……いくつかMSが設定されたみたいだけど、結局3つしかHGUC化していないみたいだね。
後の2種はジムストライカーとガンダム試作2号機MLRS(いわゆるミサリス)だけという。

HGUCザクIシリーズとしての発売順は
- ザクI(2006年5月発売)
- ザクI黒い三連星仕様(2006年8月発売)
- ザクIスナイパー(2006年11月発売)
- ザクIスナイパー ヨンム・カークス専用機(2012年3月発売)
といった順です。
カークス機のみ少し間が開いていますな。
仮組み品?簡易レビュー



とりあえずサルベージしてきたものを前後から。
……なんだけど、このキットは既に手を加えられている。
後ハメの切り欠きも行い、合わせ目とかもほとんど整形済みだ。
基本的なキット構成は過去のヨンム・カークス機や旧ザクと同様なので、そちらも参考にして欲しい。

本当は新規でお届けしたいですが、在庫の処理を進めないといけませんな。

店での争奪戦参加より、まずは手持ちの在庫処理だ。
行列に並ぶと金だけでなく時間も余計に消費する。

後のカークス機だと予備銃身ケースや固定用フックが付属したね。
今回のキットはまだそれらがない時期のキットという。

ランドセルはケースのみならず、ケース取り付けの突起付き外装が新規になっていましたな。
なのでこのキットで使う平面なバックパック外装が、カークス機では余剰パーツになるという。


この段階ではまだ取り付けていないけど、ライフルのメインスコープやモノアイはクリアーパーツとなっている。
モノアイは凹凸にはめ込む非可動式だけど、実は取り付け部に角度はつけられたり。

設定上はザクII強行偵察型のカメラを流用しているようですな。
あちらの旧キットとミキシングで何か作れそうな……。

カークス機では緑寄りだった成型色。
こっちはサンド系の色味だね。

このキットは対応のガンダムカラーセットも当時発売されていなかった。
ここは市販の塗料を使う予定だ。


付属の武器は
- スナイパーライフル
- 105mmマシンガン
ですな。
手首はカークス機同様の
- 右握り手
- 右銃持ち手
- 左握り手
- 左平手
となっています。
開いた手は後のザクII改に付属するものと似た指の形ですな。



この平手はスナイパーライフルを構えるための新規付属品。
パーツリストでA15番パーツが余剰指定だけど、そちらはノーマルの旧ザクにも付属した指に角度がついたタイプの平手。
それの手の甲部分とスナイパーで新規に付属した指パーツを組み合わせて、今回の平手ができる。

ということはどこかから手の甲を持ってくれば、もうひとつ平手が手に入るという……。

または新規の平手を使わずに従来の平手を組むという案もありますな。


メイン武装のスナイパーライフル。
エネルギー供給用の配線はリード線とメッシュパイプの組み合わせ。
普段はバックパックに配線があるけど、使用時はライフルに差し替え接続する。
右ヒザのジャッキも勿論可動する。

メタ的なことをいうと、素のヒザだとこのキットでは立てヒザが少し難しいという。
そのために設定された可能性もありますな。


105mmマシンガン。
説明書では「自衛用に携行」と表記がある。
このパーツは今回の製作では使わない。
他の機体にでも転用するか考え中だ。

敵の接近に備えるならヒートホーク辺りも持たせたいね。

このキットにはヒートホークは付属しませんな。
他の旧ザクなどから流用する必要がありますね。
金型共用品なので、無改造で取り付けができるはずです。
次回、製作開始!


今回はここまで。
次回から作業開始だ。
とはいっても、ほとんど整形済みなんだけどね。

ダイジェストで各部の確認だけ行い、メインは塗装以降になりそうですな。

今回はどんな風に仕上げるのかな。

4年前のカークス機を塗り替えた機体のように、通常塗装の上から冬季迷彩を施したものになりそうだ。
詳しくは次回以降。

続きは次回!
この記事で紹介しているキット