
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が長期間放置していたパワードジムカーディガンを組みました。
今回は……。

引き続きガンプラとなる。
また筆者が仮組み放置しているものを紹介しよう。
前回のキットが複雑なものだったので、今回はシンプルなものだ。

今度は近年でもよく見かけるキットなのかな?
最近は店頭で見かけないようなキットばっかり組んでいたけど。

今度は一年戦争モノのガンプラなので、比較的よく見かけるものだろう。
相変わらず巷ではガンプラの入手が難しいようだけどね。

筆者はここ最近ガンプラの新規購入がありませんな。
昨年3月にジオングを購入したのが最後です。
今回のお題 HGUC ジム


今回作るのはこちら。
ガンプラのHGUCシリーズよりジムだ。

ジム系列は直前のカーディガン含めて多数組んできたけど、いよいよ素ジムが登場だね。
これをまだ作っていなかったとは……。

例によって、筆者はどう仕上げるかずっと悩んでいたようですな。

このキットはHGUCシリーズの第20弾として2001年4月頃に発売された。
価格は2025年2月現在、税込み770円。
以前も少し触れたけど、バンダイが2025年4月以降から再販分のガンプラの値上げを発表している。
なのでその点はご了承を。

HGUCの中でもかなり初期の製品みたいだね。
今は250弾ぐらいまで出ているけど、まだ20弾という。

ちなみに直前の19弾がシャア専用ズゴック。
「ジャブローに散る」の名場面を意識したのか、両者は連番でラインナップされていますな。

んで、筆者はまたこのキットも長期放置していたのかな?

それがどうも異なるようで、2019年初頭購入のようです。
ここの開設が同年8月なので、6年前とはいうもののそこまで長期放置ではないという。

6年は十分長期放置だと思うんだけどなぁ。
入学した小学生が卒業するんだよ。

筆者は15年近く前にジムを一度組んだことがある。
久々にまた組んでみたくなったらしく、6年前に購入したようだ。
一緒に陸戦型ジムも購入したんだけど、そちらもまだ完成には至らず……。

どうも紹介しようとして4年前に手をつけたようですが、途中で部品を紛失して止まったみたいです。
画像フォルダーにいくつか製作中の画像がありますな。
仮組み品簡易レビュー



とりあえず仮組み品を前後から。
初期の他HGUCシリーズ同様、モールドは少なめでTVアニメ版に近い姿となっていますな。

シンプル・イズ・ザ・ベストって感じだね。


関節機構をチェック。
肩関節は単純な棒軸となっています。
この構成はしばらく後のキットも受け継がれていきますな。
確か40~50番台のキットまではこのタイプが主流だったはずです。

肩アーマーは一体成型で、そのまま棒軸に通して固定するタイプ。
ジム系キットにありがちな後ハメ加工が不要な点に注目だ。
また特筆すべきは腹部パーツ。
隙間隠しが内蔵されており、腹部を引き出して左右にスイングしたときに軸部分が見えない形になる。

股関節や足首関節はボールジョイント。
足首はボール部分が固定式で、受け部分もほとんど無可動。
とにかく単純なつくりというか。


ヒジやヒザはカバーを介してポリキャップと棒軸を組み合わせる形式。
それぞれ90度ほど曲がる。
必要最低限なポーズがとれるぐらいで、立て膝ポーズはやや厳しいかもしれない。

ジムのキットでよく解釈が分かれるのが、腰部のフロントスカート。
このキットではアニメなどでよく見られる、一枚板のタイプですな。
腰部基部に仕込まれたポリキャップに接続されており、引き出すことで可動します。

キットによっては左右に2分割されていたり、ガンダムみたいに左右と真ん中の3分割タイプもあったりするんだよね。
後年のジム派生機は3分割タイプが多いような。


ちなみに今回のキットは筆者が仮組み済みですが……
このキット、実際はパーツが
- ランナー×2
- ポリキャップ
- シール
しかなかったりします。
シールは胸部のコクピットハッチ部分のみですな。

ものすごくシンプルなキットという。
お値段も安価だし、練習にも最適だね。


塗装レシピや完成写真。
見たところ足首など関節周りの色が少し足りないようですな。
実際に作る際は、この辺りも塗り分けたいところです。

ジムの独特な青みがかった白。
塗装レシピだとインディーブルーやデイトナグリーンを白に少し混ぜるみたいだね。
この色はまだそれに近い現行のガンダムカラーはなかったはず……。


オプションは手首が
- 右握り手
- 右銃持ち手
- 左握り手
- 左平手
となっています。
武器は
- ビームスプレーガン
- ビームサーベル(収納形態と使用形態)
- シールド
です。
ジムの基本的なものは揃っていますな。

手首は旧来の2パーツで挟み込む構造。
今のガンプラもこの形式に回帰してきているから、特に遜色はないかな?
パワード・ジムみたいに足りないわけでもないし。

寧ろ初期のHGUCのわりには、この開いた手はなかなかいい出来かと。


武器を持たせてポージング。
まずはビームスプレーガン。
ジムの基本的な装備ですな。

肩が棒軸関節なんだけど……
ジムはあんまり武器を両手持ちするイメージがないから、そこまで気にならないという。
確かに関節の可動範囲は最新キットに比べると狭いんだけど、決まりきっていないひょろっとしたポーズのほうが寧ろジムらしいというか。


続いてビームサーベル。
この時点ではまだサーベルのクリアーパーツが導入されておらず、柄と一体化した白い成型色となっています。
ここは塗り分けるのをおススメしたいですな。

収納形態のサーベル柄は凹みなどもなく、単なる飾りとなっている。
ただそのおかげで、塗装派の場合は柄の塗装剥がれを気にしなくてよさそうだ。


前腕にポリキャップが仕込まれており、シールドはそこに接続して腕に装備します。
グリップもあるので、手に持たせることも可能ですな。

後年のジムキットはグリップがシールドと一体化されちゃって、手に持たせることは出来ないのが多いんだよね。
ここはこの古いキットの長所かな。



ちょっと気になったので、以前ここで組んだHGUCのリバイブ版ガンダムの武器を持たせてみた。
どうやら無改造でこのジムにも装備できるようだ。

ビームライフルのジムは名シーン、「ジャブローに散る」を連想させますな。
シャア専用ズゴックに貫かれる直前まではライフル装備でしたが、貫かれた瞬間・後はいつのまにかスプレーガンになっているという。
次回、製作開始!


今回はここまで。
次回から製作を開始する。

筆者はこのキットをどう仕上げるか悩んで、今日まで放置していたみたいだね。
んでどう仕上げるのかな。

どうやら
- 塗装はノーマル
- 関節もいじらず、ほとんどキットそのままで進める
といった風に決定したようですな。

前回のパワードジムカーディガンでだいぶ消耗したようだからね。
今回はあっさり仕上げにする予定だ。
基本的な合わせ目消しなどに留めることになるだろう。

……というわけで、続きは次回!
この記事で紹介しているキット