HGUCシリーズのジム改を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングをして完成させよう。
これの前に組み立てたチャバ装甲車は先月時点で完成していたから……
ジム改が今月最初の完成品だね。
筆者の大量注文品が到着する前に、手持ちの積みを崩してしまいましょう。
どのくらい崩せるかは不明だけどね。
それでは作業再開といこう。
ドライブラシ!
スミ入れは前回シール貼りの前に行ったので、今回はドライブラシから。
いつもなら単色で済ませますが、今回は基本塗装に合わせて3色使い分けてみます。
- 紺色部分→スカイグレイ
- 白部分→ジャーマングレイ
- 武器・間接部分→クロームシルバー
いずれもタミヤエナメルだ。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。
傷やら雨だれやらを描きこむ
続いて傷やら雨だれやらのウェザリング。
傷はクレオスのウェザリングカラー、グランドブラウン。
これを筆に取り、ぶつかりそうな場所へ適当に置いていきます。
装甲面の角とかに置くとそれらしいですな。
雨だれはクレオスのウェザリングライナー、泥色セットのディープブラウン。
- 短く線を引く
- ウェザリングカラー用溶剤を含ませたガイアノーツフィニッシュマスターで延ばす
これでうっすらとした雨だれが再現できる。
足元のウェザリング
後は足元を汚してやります。
クレオスのウェザリングカラー、グレイッシュブラウンを適当に塗り、半乾きのうちに乾いた筆や綿棒でこすってぼかしてやります。
スミ入れで変な染みが出来たから、それを隠す意味でも少し強めの汚しにするよ。
この辺りは筆者が戦車模型でよく行うウェザリング方法だから、そちらも参考に・・・・・・。
最後にウェザリング資材を定着させたり、シールの段差を目立たなくするために水性のつや消しクリアーを吹きつけます。
表面をざらつかせたついでに、タミヤウェザリングマスターで砂埃などの表現も。
乾燥したら、各部を組み立てる。
これでジム改が完成だ。
筆者が発売直後に購入してから、約12年間の放置。
無事完成しましたな。
以下、ギャラリーだよ。
HGUC ジム改 完成!
せっかくだから他の機体とも並べてみよう。
まずはジム・カスタムと。
今回のジム改も以前のジム・カスタム同様、サウス・バニング大尉の搭乗機をイメージして仕上げている。
劇中でバニング大尉はこのジム改に搭乗してガンダム2号機追撃戦に参加、ボブ中尉のザメルと死闘を繰り広げましたな。
ザメル……
2022年9月現在、0083登場MSの中でまだHGUC化されていないんだよね。
HGUCのジム改はビームサーベルの刃が付属しません。
逆にジム・カスタムはサーベルが1本のみですが、刃は2本付属します。
余剰になる1本をジム改に譲ると丁度よい感じになるかと。
ジム・カスタムに限らずサーベルの刃はガンプラを集めていると余ってくるんだよね。
他のキットのものでも良さそう。
続いて参考資料として筆者が奥底から掘り出してきた連邦F2ザクと。
今回ジム改に使った塗料はかつてこのザクに塗ったものと同一ですな。
筆者がこのザクを作ったのはここの開設以前。
まだAFVキットにのめりこむ前のものだからか、ウェザリングは控えめだ。
気が向いたらリペイントするかもね。
0083のラストに出てきた、連邦仕様のゲルググマリーネも欲しくなるなぁ。
作ってみた感想のコーナー
ジム系らしくシンプル・イズ・ベストなキットかな。
ジム・カスタム同様、2006年に発売されたパワード・ジムの関節を流用しているものの可動範囲は悪くない。
塗装派の筆者は後ハメに悩んで長年放置していたけど、実際やってみるとそこまで複雑ではなかったように感じる。
直前に同じような構造のジム・カスタムを完成させていましたからね。
パワード・ジムで気になった手首のバリエーションの少なさは新規パーツの追加で解決していますな。
ただ追加分の手の甲がグレーなので、未塗装で楽しむ人は注意です。
武装は基本的にパワード・ジムと同様。
ただしビームサーベルの刃が付属しない。
ヘビーユーザーは他キットの余っているものを流用すればいいけど、初めてのガンプラでこのキットを選ぶ人は注意だ。
他のジム・ガンダム系キットと一緒に買うのもありだろう。
筆者はサーベルの刃を相当数余らせているから、この点は気にならなかったようだけど。
2022年9月現在このキットの定価は税込み1320円。
値段内に収めるためにサーベルを削ったのかな?
なにはともあれ、これでこの関節を持ったキットの後ハメは問題なさそうですな。
筆者が半壊状態で放置しているパワード・ジムを進めてくれればよいのですが。
今回はここまで。
パワード・ジムはもう少しお預けだ。
次回はそれ以外のキットを紹介することになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット