
ガンプラのHGUCシリーズより、ジオン軍試作MS「ヅダ」を作っていきます。

前回はかつて筆者が仮組みしたものをサルベージして眺めていた。
今回は早速各部の工作に入っていく。
今回の記事では頭部と武器を作る。

筆者の蓄え・・・・・・いや、積みガンプラがようやく動き出したね。

後10年は戦えますな。

それまでに昨今の品薄状態が解消されているといいんだけどね。
資料投入

さて、ようやくこれを本格的に使うときが来ましたな。

これは?

ホビージャパン社より発売されているムック、ガンダムウェポンズシリーズだ。
特定のテーマを決めてそれに合わせた同社の月刊誌に収録された作例、新規の作例をまとめているんだ。
画像のはヅダも登場したMS IGLOO編。
ヅダに関してはHGUCキットの作例は勿論、1/100スケールのフルスクラッチ作例も掲載されているんだ。
更に巻末にはHGUCヅダの製作手順例も載っている。
今回はその手順例を参考にしながら、筆者なりに作っていこう。

確かこれは筆者が14、5年前に購入。
ようやく出番が来たという・・・・・・。

当時の筆者はまだ素人だったからね。
こういうのを読みながら改造方法とかを学んできたんだ。

・・・・・・んで本・キット共に14、5年放置していたという。

このヅダは3、4年放置です。
14、5年放置は別個体ですな。
頭部の組み立て

まずは頭部から。
前回の記事で説明したとおり、本キットでは各ヅダの異なる形状を再現できるように複数種類の頭頂部パーツが付属します。
今回は三番機で作るので、二・三番機用のパーツを選択しましょう。

モノアイ部分は無色のクリアーパーツで再現されているね。
モノアイシールド部分もクリアーパーツが付属。
リアルに見えるけど、撮影時は反射するのが難点。

せっかくのクリアーパーツだけど、今回はモノアイをディティールアップするために交換する。
代わりにパーツを2種類用意。
1つはWAVEより、H・アイズ3(ピンク)
もう1つはコトブキヤより丸モールドII

合わせ目を消す前にモノアイ基部であるB17パーツのピンを切り落とす。
その跡地に丸モールドIIを接着。
幾つか形状と大きさが異なるものがセットになっているけど、今回は丸い凹み付きの形状で3.5mm径のものを使用している。

ちなみに奥まった構造上、これ以上の大きさのものだとモノアイレール内壁に干渉するようなので注意です。
ちょうどこのパーツには同形状のものが4つ付属。
ヅダを4機作る人は安心ですな。

モノアイ本体はお馴染みH・アイズ3に収録されている2.2mm径のものを使用。
ちょうどハマることを確認しておこう。
これは完成直前に取り付けるので、ここでは一度外して保管する。

サイズ云々よりも、筆者が2.5mm径ばっかり使うから他のサイズのが大量に余っているんだよね。
頭部フレームは側面に合わせ目が出来るから、モノアイ基部を組み込んだらそのまま接着しちゃおう。

合わせ目消しについては過去記事参照ですな。


こめかみ部分の丸いモールドは浅いのでピンバイスで軽くさらって深くしておく。
合わせ目を処理したら頭部は組み立て完了だ。

ちなみに実際の作業は他の部位と並行していたりして各部バラバラに作業しています。
記事でもバラバラに作業をすると混乱するので、部位ごとにまとめて紹介させていただきます。

実際頭部は各部位でも後のほうに組み立て完了していたような。
武器の組み立て

続いて武器を。
キットにはザクマシンガン、シュツルム・ファウスト、対艦ライフル、ヒートホーク、予備マガジンが付属します。

劇中三番機はザクマシンガンしか使用していないようだった。
なのでとりあえずそれだけ用意。
ただそれだとあまりにも味気ないので、対艦ライフルも組み立ててみよう。

他の武装は?

今回は保留。
まだ3機ヅダは残っているから、別の機会にでも紹介予定だ。

まずは合わせ目消し。
現在のHGUCシリーズでも、武器は真っ二つの場合が多いです。
ヅダの武器も合わせ目が各部残るので、接着してしまいましょう。

対艦ライフルなんかはたくみなパーツ分割で合わせ目を極力抑えているけどね。
本体はともかく、銃口の合わせ目は意外と見落としやすいので注意。

マガジンは裏側に肉抜き穴があるね。
ここは目立つからパテで埋めちゃおう。
使用したのはタミヤのエポパテ。

エポパテはポリパテとは違って硬化後かなり硬くなるので切削がしにくい。
盛り過ぎないように・・・・・・。

ポリパテ使ったほうが良かったかな?

硬化時間がそれなりにかかるのが最近気になってね。
それと気泡が出来やすいんだ。
何より臭いが・・・・・・。

この前IV号駆逐戦車でそれなりにパテの乾燥待ちしましたからね。


昔はそんなに乾燥時間が気にならなかったみたいだけど・・・・・・
筆者の作業速度がそれだけ上がっているのかな?

ちなみに画像では予備マガジンも写っていますが、こちらは今回組み立てていないのでご了承を。

乾燥後は切削してツライチに。
微妙に凹んで足りない分はラッカーパテで埋めている。

最初からこれ使ったほうがよかったかな?

ラッカーパテは溶剤成分を含んでいるので、大量に盛るとプラパーツに侵食して凹んだりするんですよ。
今回の戦果

接着剤が乾いたら各部整形。
対艦ライフルのバイポッド(二脚)基部はリベットモールドの上を横切るようにパーティングラインが通っている。
気になる人は一度リベットを削り落とし、上から別パーツを貼り付けてもいいかもね。

対艦ライフルがやはり大迫力ですな。

コミック版に登場するエンマ・ライヒ中尉が搭乗するヅダ予備機やゲム・カモフが装備している武器だ。
ヅダの手首規格が他のキットとほぼ同じなので、ザクを始め様々なキットに流用可能となっている。
今回はここまで。
次回は残りの部分を組み立てていこう。

続きは次回!
この記事で作っているキット