
ガンプラのHGUCシリーズより、MS IGLOOに登場したヅダを作っていきます。

前回は胴体を組み立てた。
今回は残る四肢のうち、腕を作っていこう。

11月もようやく折り返し地点。
今月の進捗具合は・・・・・・。

まだ九七艦攻一機のみです。

あらら。

飛燕と疾風は先月の時点で完成していたので今月完成には含まない。
今月は全体的に手のかかるキットが多くなって、その分完成品が少なくなりそうだね。
腕部の組み立て

ヅダの腕部はこんな感じ。
ザクとは異なり、左側にシールドが装備されている。
このシールドはジョイントパーツが肩ブロックのレールに沿って移動することにより、機体の前後へスムーズに移動できる。

右手で武器を持つことが多いから、ヅダの左側にシールドがあるほうが合理的に見えるね。

ザクがシールドを右側に装備しているのは・・・・・・
どうも左側に装備してしまうと、設定画などで機体を左側から見た際にシールドが影になってしまい、全体像が見えにくくなってしまうからという説があるのだとか。
ヅダはこの点を前述の可動ギミックで解決しているのですな。

ただしシールドや腕の伸縮構造などの可動ギミックを搭載した影響か、色違いの部品を外装で単純に挟み込む構造になっている。
ここはPart2の記事冒頭でも紹介したガンダムウェポンズの記事も参考にしつつ、後ハメ加工を施してみよう。


10数年前の本がようやく・・・・・・。
肩ブロックの後ハメ加工を行う

肩部分の構造はこんな感じ。
シリンダーパーツを中に組み込み、それを外装で挟み込む。
シールドの装備された左肩は更にジョイントパーツをシリンダーに通してから外装を挟み込む。

そのまま組んで合わせ目を消しちゃうとシリンダーの塗り分けが大変そうな。

まずは外装から。
画像で赤色に着色したパーツ下部を削り取る。

キットでは3本に束ねられたシリンダーに合わせた形になっていますが、これを削って四角い口にしてやる感じですな。

加工後はこんな感じ。
デザインナイフ等で切削してこの形にしてやろう。

続いてシリンダー本体のA42パーツ。
これは画像でグレーに着色した部分を薄く削ってやる。

削っているとシリンダー本体に傷がつくことがあるけど、シリンダー上部は伸ばしても外から見えなくなるから大丈夫。

削るとこんな感じ。
大体シリンダー部分とのツライチを目安に・・・・・・。

この辺りは現物合わせでも大丈夫そうですな。

これでシリンダーを外装下部から差し込むことが出来るようになる。
ただ接着前に仮組みして組み込めるか確認しよう。

右肩はシールドがないからここの加工だけで完了だね。
シールドジョイントの後ハメ加工

右肩のシールドジョイント、A41パーツ。
ここも先に組み込んで挟みこむ構造になっている。
これを外から入れられるようにしよう。

画像でグレーに着色した部分を削って、パーツを薄くするというやつですな。
ヤスリでひたすら削るよりは、ニッパーやノコ類で大まかに切り取ってから削るのがよいかと。

少しずつ削っていく・・・・・・サラミ戦術かな?

凌遅刑でしょう。

なにそれ。

検索してはいけない言葉です。

パーツを薄く整形することで、組み立てた後の外装にスライド挿入できるようになる。

レールジョイントをスライド組み込みして、シリンダーを下部から差し込み。
仮組みして問題がなかったら、これで後ハメ完了ですな。

外すときはシリンダーを引っ張って取り外す。
肩上部のピストンは上に引っ張るか竹串などの細長いもので下から突っついてやれば外れる。

その後は合わせ目消しのため接着作業。
前腕部は後ハメの必要が無いのでそのまま接着だ。

合わせ目消しのやり方は過去記事参照だよ。

シールドの組み立て

シールドはこんな感じに。
白兵戦用の可動式ピックと、それを使うための持ち手があるのが特徴的ですな。
裏側にシュツルム・ファウストがマウントできるようになっていますが、三番機は装備していないようなので今回は何も取り付けません。

ここはピック上部を角度をつけるように削り、少しピックが鋭くなるようにしている。
幅を削って狭くすると、塗り分けとかに支障が出るので先端上部を削るだけに留めている。

というか細長くすると実際に使っていて折れそうな気が。

参考にした本では設定画に合わせてシールド裏表を合わせた際に出来る合わせ目を消していた。
筆者はそこにはこだわらなかったのと保守や塗装のしやすさを考えて、接着せずにシールド裏表を組み立てている。
今回の戦果

後は接着面の整形やその他ゲート部分の整形ですな。
手首パーツは画像の3種類のみです。
ヅダの出首は補強板のディティールがあるので、他のキットのものを流用する場合は改造が必要になりますな。

こうなると開いた手とか欲しくなるよね。

ヅダの発売は2006年。
この後の2000年代後半のHGUCは基本的に手首パーツのバリエーションが極端に少なくなる傾向があるね。

ザクII改なんかは右手が銃持ち手のみなので、ヒートホークが上手く持てなかった思い出が。

そう考えるとまだヅダはマシな感じだ。
今回はここまで。
次回は残る脚部を組み立てていこう。

続きは次回!
この記事で作っているキット